【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】   作:風人雷震

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雄英受験

 

 

「………」ズーン……

 

(この世の終わりみたいな雰囲気出てる…)

(始まっても無いのに不合格が確定したみたいな顔してる…)

(可愛い)

(死んだ魚のような目だ…)

(隣の男子がオロオロしてる)

(同中かな?)

 

「………帰りたい

「まだ始まっても無いのに?!!」

「始まって無いから帰りたいんだよ。無理だよ。兄さんたちが合格したからといっても私が合格できるかなんて分からないだろう!?」

「お前のそういう現実主義(リアリズム)なところ良いと思うぜ!」

「ありがとう、帰るわ」

「血染さんたちに笑顔で送り出されたのに帰れんのか?」

「………………………頑張る

「おう!!」

 

 

雄英受験当日、私の顔は死んでいる。雰囲気も何もかも「あれ?この人不合格になったの??」というレベルで死んでいる。

考えて見てほしい。兄さんたちは雄英卒業生だ。血染兄さんはヒーロー科、秀兄さんは経営科だ。秀兄さんはサポート科と迷ったらしいが、血染兄さんが事務所持ってるから経営の方が良いと考えたらしい。話が逸れたが、血染兄さん、秀兄さんは今は有名人。その兄を持つ私に降りかかる期待。はっきり言おう。辛い

優秀な兄さんたちは確かに誇りであり、憧れだ。しかし、そんな兄たちが卒業した雄英に入る?普通科ならまだ良い!まだ良いんだ!!!しかし、受けるのはヒーロー科…血染兄さんが卒業したヒーロー科だ!!無理!!血染兄さんに鍛えられたけど!それとこれとは違う!!私は…私は!!!!

 

 

「私は兄さんたちと違って凡才なんだよ!!!」

「何言ってんだお前」

「力道もそう思うだろ?!」

「確かに血染さんたちはヤベェと思うけどよ…お前も変わんねぇからな?」

「はぁ?!!!」

「敵遭遇率の高さは異常だろ」

「あ、うん……そうだな」

「血染さんたちと比べるのがダメなんだよ。俺らは普通だ」*1

「力道…!」*2

 

 

そうだ、力道の言う通りだ。兄さんたちと比べるな。同年代の人と比べれば、頭が少し抜き出てるくらいだろう。落ち着いてやれば大丈夫だ。

 

 

「少し落ち着いた。ありがとう、力道」

「合格目指して頑張ろうぜ!」

「勿論!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は俺のライヴにようこそー!!! エヴァバディセイヘイ!!!」

 

シーン………

 

 

実技試験が始まる。血染兄さんの後輩、山田ひざし…ヒーロー名プレゼント・マイク

兄さんが相手にしたく無いと言う程のヒーロー*3*4

原作を知る限りは仮想敵ロボだったが…血染兄さんがいるからな。試験内容が変わっている可能性がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変わってなかった。血染兄さんなら何か言いそうだと思ったんだが……

 

 

「会場別れたな」

「同中だと協力しやすいからな。臨機応変に対応する事を求めているのかもしれん」

「なるほどなぁ」

「頑張れよ」

「血塗もな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ………」

 

 

血液パック二つに木刀、トンファー、三節棍……使える物は持ってきた。地形や人の有無を考えんと使えん物があるしな。

 

 

「よしっ!」

「ハイ!スタート!!!!」

 

 

すぐさま飛び出し、木刀を手にする。

 

 

標的発見!ブッコロ

「邪魔だ!!」

 

バキャアァ…!!

 

「1P!」

 

 

もう少し開けた場所に移動をした方が良いな。後ろから他の受験者が来てる。

だが…1P程度で満足するとでも?

血液パックを取り出し上に投げる。

 

 

「仮想敵であるロボを串刺しにしろ、メタリカ!」

 

 

そう言うと、血液パックから槍が飛び出し、仮想敵を刺していく。

私の個性である金属変換(メタリカ)は、私が指示を出せばその通りに動く。生きてるかのように動くのだ。便利ではあるが、指示を間違えてしまえば危険な事には変わりない。だから鍛えたのだ。

 

 

「私は合格する…兄さんたちが誇れるようなヒーローになる為にだ!!」

 

 

それから15分…血液パックは残り一つ、木刀は折れたので2P仮想敵の両足にブッ刺して来た。今はトンファーと三節棍で応戦してるが……

 

 

「チッ…体力が無くなってきたな」

 

 

倒壊などの恐れがある場所での戦闘を避けて、開けた場所に仮想敵を連れて移動していたからな…クソッ!!0P仮想敵が今来たらパーツ一つ捥ぐ事しかできない!!*5

 

 

ドーーーーーーーン!!

 

 

「!0Pッ!!」

 

 

最短距離で行けば間に合う!!

仮想敵の残骸を足場にしてビルへ上り、別のビルに飛び移る。

 

 

「あれは……」

 

 

マスクを付けて、通常の腕と二対の触手のような腕を持った男を見つけた。障子目蔵だ。個性は複製腕。握力は540kgだったはず…ならば!

 

 

「そこの!マスクを付けた複数腕の!!」

「!俺か?」

三節棍(コレ)を使って0Pの足を潰せ!!」

「ど…どうやれば?!」

「ぶん回して叩きつけろ!!それは素の力によって威力が左右される!私は頭をやる!三節棍の届く範囲は潰せ!!」

「分かった!」

 

 

トンファーを持ち、0P敵に近づく。私に気づいた0P敵が腕を振り下ろしてきた。それを避け、駆け上がる。

 

 

「ハアァァァァァ!!!!」

 

バキイィ…ッ!

 

 

多少凹んだ場所を連打する。揺れているため少々別の場所も凹んだりはしたが、穴が開けばそれで良い。

 

 

「よし、完了した」

「倒れるぞっ!!」

「できる限り離れて、体勢を低くしろ!!頭を守れ!!!!」

 

 

頼むぞ…!!

 

 

「コードを全て斬れ!!メタリカッ!!!!」

 

 

小さく、ブゥン……と音が聞こえた気がした。0P敵が倒れ、その衝撃が地面を揺らし、ビルの窓を割る…

私が声をかけた障子以外の受験者は避難していたし、障子も無事。一か八かの賭けだったが…被害が無くて良かった……

 

 

「大丈夫か?」

「嗚呼。その…すまない」

「?」

「コレを…壊してしまった」

「構わん」

「え…」

「お前は壊したと言ったが、物はいつかは壊れる。コレはその時が来たという事だ。お下がりだしな。長く持った方だ。ところで、壊れた時に怪我はしなかったか?」

「あ、ああ…してない」

「そうか。無事なら良い」

「……なあ、名前…教えてくれないか?」

「赤黒血塗だ。お前は?」

「障子…目蔵」

「障子、合格したら教室で会おう」

「ああ!!」

 

 

にしても、三節棍壊れたのか〜。まぁ、結構古かったからなー。そういや…なんか障子と会った時懐かしさを感じたな……どっかで会ったっけ?

 

 

「…………好きだ」

 

 

 

 

*1
家庭科・体育の成績トップ

*2
数学、生物学の成績トップ

*3
個性を封じるには喉を潰すしか方法が無いから

*4
「後輩の喉を潰すのは遠慮したいからな」

*5
十分だろ





戦闘描写マジで難しい!!!!訳分からん!!無理!!
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