【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】   作:風人雷震

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雄英体育祭! その6

 

 

トーナメントは順調に進んだ。

 

緑谷 VS 轟

私 VS 飯田

常闇 VS 芦戸

爆豪 VS 切島

 

緑谷と轟の対戦は凄まじいものだった。いつも氷ばかり使う轟が炎を使ったのだからな。まぁ、そのせいでステージが崩壊してしまったが……そんなのは些細な事だ。何故なら…

 

 

「飯田、この戦いで白黒はっきりつけよう」

「ああ、望むところだ!」

 

バチバチバチバチ…!

 

 

負けられない戦いがここにあるのだからな!!

 

 

「あの2人、何で睨み合ってんの??」

「仲は悪くない…よね?」

「むしろ良く話し合ってる」

「砂藤、何か知ってる?」

「俺も良く分かんねぇよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『お互いヒーローの兄を持つ末っ子対決!!赤黒血塗VS(バーサス)飯田天哉!レディ…ファイト!!』

 

「パイプ メタリカ」

 

 

私は鉄パイプを作った。これで血液パックは全て使い切ったな。

 

 

「飯田、お前とは何度も話し合った。あの有意義な時間は楽しかった」

「俺もだ。君との会話で視野が広がったと言っても良い」

「「しかし」」

「私にも譲れないものがあるのでな」

「それは俺も同じだ。君の言っている事も分かる。だが、コレだけは言わせてもらうぞ!!俺の兄さんが1番かっこいい!!」

"私の兄さんが"の間違いだろ?」

 

 

エンジンで距離を詰めてきた飯田。予想はできていたので、顔に向かって鉄パイプを振るう。が、飯田は頭を下げて避けた。鉄パイプが避けられた為、私は数歩後ろに下がる。

 

 

「兄さんは敵を見つければ即粛清をする!その迅速な対応はまるでオールマイトのようだ!さらに気絶した敵の対応も素晴らしい!!つまり、私の兄さんは1番かっこいいということだ!!」

 

 

今度は私が飯田に近づき、鉄パイプで足を狙うが、ジャンプで避けられてしまった。

 

 

「確かにステイン先生のあの迅速さは素晴らしいものだ!だが、俺の兄さんの老若男女問わず平等に接する優しさは安心感を与える!!それは誰でも真似することのできる、ヒーローへの一歩となる!!つまり、俺の兄さんは1番かっこいいということだ!!」

 

 

エンジンを蒸し、距離を詰めてくる飯田。重心から見て蹴りを放つつまりなのだろう。わたしは重心のかかってる足を払うため鉄パイプを振るう。

 

 

「くっ……!」

 

 

うまく体制が崩れた飯田。そのまま蹴りを叩き込もうとしたら、腕で足を払われてしまった。

 

 

「チッ……!」

「はぁ…はぁ……受け身の取り方が上手いな」

「私のかっこいい兄さんが指導してくれてるから…ねっ!」

「なっ?!」

 

 

一気に距離を詰め、足を払う。そして鉄パイプで胴を突き、背後に回り込んで…

 

 

「そー…れっ!!」

 

ガツンッ!!

 

「ミッドナイト」

「………飯田くん気絶!よって勝者、赤黒血塗!」

 

 

『き、決まったぁぁ!!まさかのジャーマン・スープレックスで決めるとは思わなかったぜ!!!!凄えな!』

『試合中の会話は意味あったのか?』

 

 

さて、念の為に飯田をリカバリーガールに診せた方が良いだろう。でも、おんぶ抱っこは飯田も嫌だろうし……引きずるか。

 

 

 





「ステイン、大丈夫か?」
「俺の妹があんなにも可愛い……!」
「大丈夫そうだな」
「兄ちゃんズリィ!俺も血塗に自慢されてぇ!!」
(……インゲニウムとステインの末っ子自慢がマスコミに変に書かれてたが、血は争えんってこの事を言うんだなぁ…おじさん、胃が痛えよ…)
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