【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
___インゲニウム事務所___
「ここがトレーニングルーム」
「はい」
「ここは重要書類とかあるからあまり立ち入らないようにね」
「はい」
「えっと……何か質問はある?」
「今後の予定をお聞きしても良いですか?」
「パトロールも兼ねて散策でもする?」
「分かりました」
「他に質問は…」
「ありません」
「そっか……」
___ステイン事務所___
「ここがトレーニングルームね」
「質問宜しいでしょうか!?」
「良いよー」
「万が一壊してしまった場合はどのように報告すれば良いでしょう?」
「使った時間とか、どんなふうに使ったとかかな?まあ、監視カメラ置いてあるから壊した時は簡単に報告すれば大丈夫だよ」
「ここは書類とかが置いてある。たまに整理頼むかもしれねぇな」
「俺たちが整理しても良いんですか…?」
「重要なヤツはステインが持ってるからな。見られても問題無いヤツがここに溜まってんだ」
「他に質問ある?」
「なんでも良いぜ!」
「では、今日の予定をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「良いよー。と言っても、案内が終わったから後は自由だよ」
「「え?」」
「トレーニングとか散策とかしてきたらどうだ?あ、18時までには帰ってこいよ?」
「あ、お昼まだだったよね?おじさんたちが奢ってあげよう!」
「おーい!秀一、ステイン!飯行こうぜ!!」
インゲニウムの説明は十分メモした。後15分ぐらいでパトロールに行くから武器の確認も一応して、血液パックは……2つ持って行こう。
「準備できました」
「早くない!?」
「武器は常に保持していますから、万が一の為に血液パックを持って行くだけです」
「何と言うか……さすがステインの妹だな…」
「……褒めてますか?」
「褒めてるよ」
「そうですか」
「……」
「……?」
「…………」
「……何か?」
「ん?ああ、いや…黙ってる時ってステインに似てないなぁ…って思って」
マジか。逆は良く言われてるんだけど…長く兄さんと仕事してるとそう思うんだ。兄さんのことよく見てるんだなぁ…
「これからも私の兄をよろしくお願いします」
「ん?うん!もちろんだよ!!」
兄さんの数少ない友人…いや、これはもしや噂に聞く親友なのでは?!とうとう兄さんに親友と呼べる人が出来たなんて…これは母に報告しなくては!
「………」
(なんかジッと見られてる…俺、何かしたかな…?)
「そ、それじゃあ、パトロールに行こうか!」
「はい。よろしくお願いします」
ヒーローの中で最も長く兄さんと過ごしているインゲニウム。彼を参考にすることで戦闘パターンが増える!些細なことでも見逃さないように観察しなければ!!