【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】   作:風人雷震

60 / 131
職場体験! その8

 

 

「嘘だろ……」

 

 

夕方からはインゲニウムと共に保須市をパトロールしていた。ドッポ?兄さんに連れて行かれたけど?

で、敵が現れたって連絡を受けて向かった。そしたら脳無が数体いるじゃねぇか。

 

 

「脳無とかふざけんなよ…オールマイトがぶっ飛ばすの精一杯だったヤツだぞ…」

「あの敵そんなヤバイの?!」

「ショック吸収と超再生を持っていたらですけどね。パワーはオールマイト並だと思ってください」

「それなんて怪物?」

「脳無って言う改造敵」

 

 

マジでクソ!もうコレいっそのこと殺した方が良くね?!って感じ!!

ヒーローは敵を殺すのダメって言うけどさー…どーせ秘密裏に殺してるヒーローいるんだろうし、あの規則ってあって無いようなもんだろ。

つーか、AFO(パンドラ)が何処かで見てる可能性があるってのが気に食わねぇ!!

 

 

がゥゥぁぁぁァァァァ!

「うるせぇんだよ!クソ野郎が!!!縛れ、メタリカ!!」

「ロッソネロちゃん、大丈夫かい?」

「まだ血液パックはあります。自分の血を使わなくてもギリいけそうです」

「そうか。良かった…」

「応援来るまで持ち堪えるしかないですよね?」

「そうだね…エンデヴァーが保須に来てるらしいよ?」

「ここまで来れますかね?逃げ遅れた人の救助もあるんですけど」

「ステインたちも手伝ってくれてるし来れるでしょ」

「兄さんがエンデヴァーに道を開けるわけ無いでしょ?何言ってるんですか」

「そうだった。ステインはエンデヴァーアンチだった」

 

 

さーて…ホントどうすっかな……

1人でやるには限界あるし、2人でやるにも私が足手纏いになる。

 

 

「っらぁ!!!」

 

 

個性を使わずに三節棍や木刀で戦うのも辛くなってきた。

 

 

「ロッソネロちゃん!!」

「?!」

グギャアァァァ!!!

 

 

しまった…後ろ取られ……

 

 

BZZZZZZZZZT!!

 

「ア゛ァァァァァ!!!!」

「……は、」

 

 

電…撃?

倒れていく黒焦げになった脳無の背後に人がいた。片手を突き出していることから個性を使用したのだろう。

 

 

「…………」

「ま、待て!」

 

 

立ち去ろうとするソイツを引き止めると、ソイツは振り返る。

顔は面で隠されて見えない。何も言うことができない私に痺れを切らしたのか、再びソイツは立ち去ろうとする。

 

 

「ロッソネロちゃん!!」

「!…インゲニウム」

 

 

インゲニウムに呼ばれてソイツから目を離してしまった。目線を戻した時にはソイツはもういなかった。

 

 

「ロッソネロちゃん、さっきの人は?」

「……助け、られました」

「…だとしても、あの人は敵として扱われる。さ、ステインが近くまで来てる。急いで合流しよう」

「はい」

 

 

おそらくアイツがここにいたのはパンドラ関係だろう。それでも、私を助けてくれたことには変わらない。もし…次、会えたのなら言わなくてはならない。

 

ありがとう。と…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また勝手に出歩いたのか」

「………っせぇ」

「助けてやったのになんちゅう態度じゃ」

「死ね」

「崩れた顔も治りきってないんじゃから大人しくしとけ。まったく……」

「………」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。