【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
結局…私と兄さんの1対1は変わらなかった。
「どうせならブラドキングが相手なら良かったのに…」
それぞれの対戦相手を見た感じ、自分たちの弱点を突く教師を選んでるようだったから仕方ないけど。
血液VS血液、面白いと思うんだけどなぁ…
「さて、兄さんは始まりと同時にコチラに向かってくる。その裏をかくために罠を仕掛けても引っ掛かりはしない」
ならばどうするか。答えは簡単
「真っ向勝負あるのみ!!」
さて、合図があるまで準備しよー
『試験開始!!』
「血塗ぃぃぃぃ!!!」
「わー、もしかして近くでずっとスタンバッてた?」
来るのがとても速ーい。ちょっとキモーイ。
「やはり奇襲は無意味か」
「全然奇襲じゃなかったよね???兄さん、奇襲って意味知ってる?」
「敵の不意をつくことだろ」
「知ってんのかよ」
「博識じゃないとお前らの兄を名乗れないだろ?」
「博識じゃなくても兄を名乗れるから安心しな??」
「血塗…」キュン
ちなみにこの会話、実際は……
キィィィン!!
「やはり奇襲は無意味か」
「全然奇襲じゃなかったよね???兄さん、奇襲って意味知ってる?」
ヒュンッ!!
カカカカンッ!
「敵の不意をつくことだろ」
「知ってんのかよ」
バキャァァ…!!
「博識じゃないとお前らの兄を名乗れないだろ?」
「博識じゃなくても兄を名乗れるから安心しな??」
「血塗…」キュン
こんな感じである。
あーあ、木刀折れた。結構気に入ってたのに…サポート科に頼めば良いのかな?
「隙ありだ」
「隙なし、の間違いでしょ?」
ギギギ……!!
なるべく血を流さないように動いてるけど…ソレも時間の問題。制限時間だってあるからさっさと終わらせたい。だからって焦るのはダメ。ソレこそ兄さんの思う壺…さて、どうするか……
「個性は使わんのか?」
「言わない」
そういえば、兄さんの舌と私の舌は同じ。兄さんの個性は、その舌で相手の血を舐めることで発動する。私も似たようなことができるかもしれない。それを確かめるために兄さんに血を流させる!
「メタリ…」
「遅い」
手に持ってた血液パックを斬られた。手は…斬られてない。なら
「クソッ…」
「8分間、そのままで個性を使えるか?」
「……」
「血液パックも武器も取り出すことができないこの状況で、お前は
「遠回しに…ヒーローになるのを諦めろって言ってんの?」
「……そうだな。お前の個性である
知ってるよ、私が個性を使うと苦しそうな顔をしてるの。
USJでボルターと戦った時や雄英体育祭を見て、その考えに至ったんでしょ?
分かってるよ血染兄…でもね、
「ごめんね兄さん」
「血塗…なぜ、何故分かってくれないんだ!!!」
「それでも私はヒーローになりたいんだ!!」
「メタリカァ!!!」
腕から生成された刃…
「何故動ける?!お前は俺と同じB型だろ!?」
「私、常にダミーの血液パックを持ってるの」
「は」
「敵を油断させる為に、大怪我を負わせたと錯覚させるために」
そして今回は兄さんを油断させるため…それは成功した。
兄さんの血をゲットできた。
「土壇場だけど、許してよね?」
血を舐める。
途端に目の前の兄さんは私の支配下にあると理解した。そして、その時間は最大8分。
おそらく兄さんの個性と同じ。血液型で時間が決まる。
「何を」
「これが私の覚悟だよ。兄さんを傷つけてでも、私は進む!!私が進むべき道だと判断したから!」
腕と脚…重要な血管は傷つけないように。殺さず、捕えろ!
「メタリカ!!!」