【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】   作:風人雷震

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期末テスト 実技その3

 

 

「な…ァ"?!!」

「やった!成功した!!」

 

 

兄さんの血を使って兄さんの手脚を縛ることに成功。ただし、制限時間は最大8分。時間が過ぎれば兄さんが有利になるだけ!!

 

 

「ちゃんとリカバリーガールに診てもらってね?」

「……成長したな」

「兄さんの妹だもん!!」

 

カチャ…

 

『赤黒血塗!!試験合格!』

 

「個性解くよ〜」

「おう」

「痛かったら言ってね。止めるから」

「ん」

 

 

根本どうしよ…引っこ抜く?下手に引っこ抜いたら大変だよね?うーん……

 

 

「……兄さん、自分で引っこ抜ける?」

「分かった」

 

ブチッ!!

 

「ヨシ、リカバリーガールのとこ行くぞ」

「躊躇ねぇな。痛覚死んでんのか??」

「血は出てないから大丈夫だ」

「使ったこと少し後悔した」

 

 

他の人に使う場合にはマジで気を付けよ。あと、兄さんには2度と使わないようにしよう。躊躇なく抜いたの怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんの大馬鹿者!!!」

「すみません……」

「ステイン!!アンタまだ消化しきれてなかったのかい!?雄英に通ってんだから諦めなって何度も言っただろう?!!」

「だが…」

「だがも何も無いよ!!人の決めた道…ましてや、妹の目指した道を身内のアンタが否定してどうすんだい!!」

「……ハイ」

「まったく…」

 

「血塗ちゃん、大丈夫?」

「まぁ、いつかこうなるだろうなとは思ってたから…」

「でも…」

「私は兄さんにどれだけ否定されてもヒーローの道に進み続けるよ。私の個性で誰かを救えるなら救いたいもん」

「血塗ちゃんカッコイイ!!」

 

「アンタ妹にあんな事言わせて何も思わない…」

「血塗ぃ……!」

「なんて事は無いみたいだね。泣くくらいなら言うんじゃないよ」

 

 

あ、力道みっけ。切島担いでゴールしてんじゃん。

 

 

「砂藤くんが使ってる武器って、血塗ちゃんが使ってるやつに似てるね」

「三節棍のこと?貸したからね」

「え?!貸したの?!!」

「うん。武器の貸し借り禁止って言われてなかったから」

「ルールの抜け道探しや…」

「力道の個性と三節棍は相性が良いからね。力道や障子が時々羨ましくなる」

「血塗ちゃん…」

 

 

女である私の身体能力の限界…これ以上、力をつけることができないのは分かっている。個性が母と同じであれば、少しは違っていたかもしれない。私が男であれば…いろんな、たらればが頭に浮かぶ。

 

 

「これだけはどうしても気にしてしまう」

「……その差を埋めるように技術を磨け」

「兄さん…?」

「俺の個性はオールマイトやエンデヴァーのような戦闘向きの個性ではない。だからと言って諦めはしなかった。俺は技術を身につけ、磨いてきた。そして今の俺がいる。血塗、無理に力をつけようとするな。身に余る力はお前を殺しにくるぞ」

 

 

どうやらこれは兄さんなりの励ましらしい。分かりづらいなぁ…でも、とっても嬉しい。

 

 

「ヒーローになって兄さんたちと並びたいから無理はしないようにするよ」

 

 

赤いペチュニア

 

 

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