【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
「気持ちぃ……」
「生き返る〜」
ご飯の後、私たちは温泉に入ってる。極楽…
「峰田ぁぁ!!!」
「ギャァァァァ!!!」
「……峰田の奴、覗こうとしたのか…」
「油断も隙もないね」
「ステイン先生がいてくれて良かったね〜」
「隣に男子がいることに危機感持とうぜ?」
温泉からあがって、着替えて出たらロープで縛られた峰田がぶら下がってた。
「……そういうプレイか?」
「違う」
「兄さんがいるのに覗きを決行しようとするその度胸は尊敬するよ」
「へへ」
「嫌味だよ」
峰田にデコピンをして、部屋に戻って寝た。
「ふ…ぁ〜……」
朝早く起こされ、ジャージに着替えて外に出る。どうやら個性がどこまで成長しているかを確認するらしい。なるほど、地獄か。
「血塗ちゃん!」
名前を呼ばれて振り返ると、大量の血液パックの前に立つラグドール。
「血塗ちゃんは金属生成のスピードと正確性を鍛える!」
「はい」
「ステインから聞いたけど人の血を舐めると数分はその人の血も操れるのよね?」
「はい」
「虎の身体強化の両立頑張ってね!!」
「はい……え?虎さんのと両立???」
「はいドーン!」
「ちょっ待っ…!?!!」
つまりは、あの大量の血液パックを使って金属生成のスピード・正確性の上昇。しかし、あの血液パックは私以外の血。血の操作時間を伸ばすことも考えているのだろう。そして虎さんの訓練との両立は、動きながらの金属生成&操作、身体能力の向上を目的としたもの。殺す気か????
「ステインの妹だからといって容赦はせぬ!良いな?!」
「……はい」
自分の血を使わないだけ良いと思おう…
「この状態で飯は作れないぞ…私」
血液がベッタリとあちこちに付いてるので先に拭き取りたい。
「まずは皆んなお風呂だね!」
体洗ってさっぱりした。よし、カレー作ろ。
「血塗ちゃんって好き嫌いないの?」
「コレと言って特に……強いて言うなら、極端な味付けのモノだな」
「辛すぎたり、苦すぎたりってこと?」
「ああ。血管や血流が悪くなる」
「個性関係か〜」
「大事だぞ?バランスの良い食事って難しいから。あ、緑茶か水くれ」
「それも個性関係?」
「血栓になりにくくなる」
「超大事なヤツじゃん」
「赤黒ってどうやってそういうの確認してんだ?病院?」
「金属の出来」
光沢、強度、変化スピードで食事を見直したりしてる。
「だけど、ほどほどに健康な方が良い。生成した金属が良すぎると相手にいらん怪我までさせてしまう」
「すごく痛かったです…」
「ごめんな、緑谷」
「途中から三つ巴みたいになってたもんなー」
「あははは…」
明日のご飯なんだろ。