【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】   作:風人雷震

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閑談
新たな生活


 

 

「スゥー……朝だぞー!!」

「仁さんうるさい」

「ごめんね」

「今日は仁さんが残るの?」

「圧紘も残るぜ。俺ら2人しばらく休暇」

「そっか」

「だれぇ?叫んだの……」

「仁さん」

「ここ事務所じゃ無いんだから…やめてよぉ……血塗ちゃん、コーヒー入れて」

「圧紘さん、二日酔い?」

「ドッポと昨夜飲んだ……」

 

 

インスタントのしじみ汁を作って圧紘さんの前に置く。現在朝の6時。1階にいるのは私と仁さん、圧紘さんの3人。

 

 

「ぉはよ…」

「…はよぉ」

「秀兄さん、ドッポ。おはよう」

「仁の大声聞こえた?」

「?」

「聞こえてなかったぽいよ」

「と言うか、血塗ちゃんが早起きなだけで他の子もそうとは限らないんだからな?」

「悪かったよ……」

「血塗ちゃん、コーヒー入れて」

「コーヒーよりもそこのしじみ汁飲んでください」

「ハイ……」

「え、圧紘ちゃん二日酔いなの?」

「ドッポは大丈夫なのか?」

「俺酔っ払ったことねぇよ」

「ザルかよ」

「うらやましい……おじさんはもう肝臓がキツイ」

 

 

まだ圧紘さん32歳じゃん……そこまでおじさんじゃ無いと思うんだけどなぁ…

 

 

「圧紘ちゃんまだ若いんだからさ〜そうやって自分をおじさんって言うのやめなぁ?」

「そう言えば…ドッポ、歳いくつ?」

「俺?言って無かったっけ?43だよ」

「「「「………は?」」」」

「えっ、ちょっと待って…てことは私が会った時って……」

「30歳だな」

「嘘だろ?!」

「年齢聞かれるたびに正直に答えてんのに誰も信じてくれないんだよなぁ〜なんで?」

「言動」

「肌年齢」

「運動能力」

「だってさ」

「えー…」

「実際、秀兄さんと同い年って言われても納得できそうなんだよね」

「あ、お握り。おじさんも食べたーい」

「そこの大皿にラップかけて置いているのでどうぞ」

「俺も〜」

「具は?」

「昆布とシャケ、梅干し、おかか」

「わざわざ持ってきたの?」

「祖父母から貰ったので」

「期待大だ!」

「にしても多くね?」

「食べ盛りの男子高校生って凄いんですよ」

 

 

力道もよく食べるし、血染兄さんもよく食べてた。ヒーローは体が資本。よく食べ、よく運動して、よく寝る。コレが1番。

 

 

「血塗ちゃん、お湯ある?」

「そこのケトルに入ってますよ」

「おはようございます!」

「おはよう、飯田。そこにお握り置いてるから食べれる分だけ取ってね。味噌汁とかはインスタント」

「ありがとう、赤黒くん!」

 

 

それから続々と起きてきて、お握りを食べるクラスメイトたち……ん?

 

 

「障子、どうした?何か苦手な具でもあったか?」

「い、いや…そうじゃなくて……」

「?」

「す…素手で握ったのか?」

「いや、ビニール手袋付けて握ってる」

 

 

妙にしょんぼりしてお握りを選ぶ障子。分かりやすいなホント。

急に始まった寮生活…コレからどんな風になっていくのか、少しワクワクする。

 

 

 

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