【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
「……ただいま」
「あら〜秀くんおかえり………?!!」
「にー………?!」
伊口秀一改め、赤黒秀一が家族になり一ヶ月…帰ってきた我が兄を母と共にお出迎えすると泥だらけになった兄が玄関に立っていた。
「秀くんどうしたの?」
「っ……ごめ、ごめんなさいっ…!」ぐすっ…
「怒ってないわ。何があったの?お母さんにお話しできる?」
「ゔん…」
「ゆっくりで良いからね?」
「あのね、」
秀一兄さんの話によると…下校の途中、同じクラスの生徒数人に石を投げられたり、川に向かって押されたりされたようだ。
は?私の家族になんて事してくれてんの?殺すぞ????
「……その子たちの名前、分かるかしら?」
「うん……」
「教えて?」
「えっと…」
母が名前をメモし、スマホを手に取った。学校に電話するのか。………母のスマホ、粉砕されなきゃ良いんだけど…
「秀くん、血塗ちゃんと遊んでてちょうだい。お母さんは学校にお電話するから」
「うん。血塗、おいで」
「にー」とてとて
「可愛い」
「きゃ〜〜」
「マジ無理尊い」
「いい加減にしねぇとテメェの
ビクッ
「今のって……」
「まー……?」
「……あらあら、ごめんなさい。秀くん、血塗ちゃんとお庭で遊んでてちょうだい」
「う、うん。行くぞ、血塗」
「ん!」
母が本気で怒るとあんな口調になるのか……怖っ。
「血塗」
「ん?」
「兄ちゃんのこと好きか?」
「ん!」
「……弱くてもか?」
あー成る程、秀一兄さんは弱い自分が嫌。そして、血の繋がっていない自分を愛してくれている強い
「にー」
「ん?」
「ぎゅーー」
「……ありがとな。血塗」
私は兄が弱くても強くても好きだ。家族であることには変わらないのだから。私は家族が大好きだ。大好きな家族を守るために強くなりたい。だから、
「血塗はあったかいな〜」
「血塗ちゃ〜ん、秀く〜ん」
「?何?母さん」
「まー?」
「今から学校に行きましょ〜?お母さんも一緒に行くわ〜」
「?何で???」
「謝罪があるらしいのよ〜学校からじゃ無くてガキどもからの謝罪を求めてんだけど」
ボソッと言ったな。だが、同意だ。学校の者からでは無く、虐めを行った子供とその親からの謝罪が欲しい。虐めを行った奴らからは尚更な。そうでなければ、秀一兄さんはまた被害者になる。見えない傷ほど治らないのだ。
私は、兄達に
「さ、準備をして行きましょ〜」
「はーい」
「ん!」