【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】   作:風人雷震

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長兄は疲れている

 

 

「…………」

「なぁイレイザー」

「何だ」

「先輩、いつもより不機嫌じゃね?」

「……確かに、素顔晒してるの珍しいな」

「ちょっと話しかけてみようぜ」

「は?お前」

「センパーイ!」

「……何だ」

「あそこにいるエクトプラズム、何人に見えます?」

「…あー…?………4人?」

「………先輩…いま、何徹目?」

「あ?……今年で32になるな」

「年齢は聞いて無いぜ先輩」

「マイク、ミッドナイトを呼んできた」

「NICE!」

「なになに?」

「先輩」

「ん?」

「1+1は?」

「胡麻豆腐」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……あ?いつの間に寝てたんだ…?」

「おや、起きたかい」

 

 

婆さんがいるって事は……保健室か。何でココにいるんだ俺?

 

 

「今、何時だ?」

「もうすぐで14時だね」

「ベッド占領して悪かったな」

「どこに行くんだい?」

「タルタロスで面会。あと、エンデヴァーに話がある」

「ちょいと確認して良いかい?」

「何だ?」

「86+28は?」

「114」

「大丈夫そうだね」

 

 

何がだ?

 

 

「アンタ一体何日寝てなかったんだい」

「あー……7?」

「死にたいのかい」

「敵連合メンバーで身元判明してない奴らがいたからな。三日三晩、死亡者リストを漁った」

「それで?」

「死亡者リストで1名だけ特徴が合致。DNAが有ればすぐ特定できただろうが…神野区の捕縛で血液は全部使っちまったからな」

「残りの4日は?」

「事務員の確保に行った」

「休みな」

公安(クソども)に言えよ…俺は依頼をこなしてるだけだ」

 

 

ん?圧紘から電話か…アイツらは暫く休みのはずだが?

 

 

「もしもし?」

『あ、ステイン?!ちょっとヤバめの奴保護したんだけど!』

「………誰だ」

『死穢八斎會の入中常衣!血まみれで倒れてて今病院で検査中!!』

「貴様ら暫く休みだろうが」

『今日は秀一くんが残る日だから、仁と買い出しに出掛けて…』

「それで見つけた…と」

『1回意識が戻って、軽く話を聞こうとしたら…その、』

「?どうした」

『ち…血塗ちゃんと知り合いらしくて……』

「……フゥ……………」

 

 

そうだ、血塗。血塗は何故か敵の遭遇率が異常に高い。雄英に入学してからは昔ほど遭遇しなくなったが、危険度が上がった。最悪な量より質だ。

まず…いつ、どこで死穢八斎會の幹部と知り合った?俺らを知ってることから、血塗と話してる時にすれ違ってる可能性が出てきたな…

 

 

「とりあえず、俺は別件がある。特別手当を出すから報告書を作成しろ」

『了解』

 

 

アイツらが報告書を提出する前に全部終わらせて休もう。

 

 

「仮免終わってから血塗に話すか…」

 

 

今は仮免に向けての必殺技考案のはずだ。俺は持ってないので参考にはならんから担当しない。仮免の邪魔をするわけにはいかん。

 

 

「電話は終わったかい?」

「ああ…邪魔したな」

「気をつけるんだよ」

「おう」

 

 

公安どもには休業の連絡しとくか。

 

 

 

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