【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】 作:風人雷震
第一次試験のステージが爆発した。なぜ?
「なんで爆発…?」
「第二次試験だろう」
「真壁先輩」
「つまり…」
「演習のシナリオ。救助が採点されるかもね」
「あ、投擲先輩」
疑問を口にしたら真壁先輩と投擲先輩が答えてくれたが、挟まれた。私、雄英生徒なんですけど…
「わ、暗っ」
「赤黒」
「なんだ。障子か」
急に暗くなったと思ったら障子の複製腕で覆われただけだった。ビックリした。
「どうしたんだ?」
「………なんとなくだ」
「なんだ嫉妬か」
「違っ!………くはない」
「2人って付き合ってるの?」
「付き合ってませんよ。それに今は恋人を作る気はありませんし」
「?!」
「哀れだな」
「ははは」
なんてことが5分前…現在は第二次試験真っ最中である。
救助の場合は3人1組となって行動または、現場に駆けつけ近くの人と協力し合うことが重要。なんだけど……
「怖いよぉぉ!ママァァ!!!」
「えっと…」
「うえぇぇぇん!!」
「あの……」
子供の対応ってどうやれば良いの?!!兄さんたちの対応を思い出せ!えっと…えーーっと…
「……コホン。お母さんも安全な場所にいる。キミも行こう?」
「ホント?」
「いなくても探してキミのところへ連れて来る。大丈夫、目を瞑って10数えてる間に着くよ」
「……うん」
これで…良かった、のかな?
「対応が遅い。減点」
「はい…すみません……」
やっぱり減点された…
「移動中の揺れは少なかった。パルクールでもやってた?」
「はい。兄さんに習ってました」
「兄さん…ああ、ステインか。子供の扱いが意外と上手かったのはキミがいたからか」
「ははは…」
安全な場所まで連れて行って怪我の有無を言う。この人は軽傷者のようだ。周りを確認しても死者をやってる人はいない…ってことは、
「追撃が来るな」
「どうしたの?」
「救助者を連れてきた人たちに敵の追撃の警戒を呼びかけてください」
「え?!」
「この爆発が起きた後に死者が出てないんです」
「それは試験だからじゃ…」
「だとしてもです。救助の妨害として敵の追撃が来ると考えられます。何もしないよりはマシです」
「……それもそうね。分かったわ」
「他の人たちにもお願いします。私も救助中の者たちに知らせます」
「お願い」
「はい」
パルクールの要領で探していると八百万を見つけた。
「クリエティ!」
「!スミールドさん。どうされました?」
「妨害として、敵の追撃が来る可能性がある。念の為に警戒してくれ」
「かしこまりました。皆さんにも伝えておきます」
「頼む」
その場を離れ、他の者たちにも敵の追撃への警戒を呼びかける。
かれこれ5分経過している。試験時間的にそろそろか?
ドオォォォォォン!!
来た!追撃!
「鎖で縛れ!メタリカ!!」
「なっ?!」
「はやっ!?」
「敵を確認。ここからは立ち入り禁止だ」
用意していた血液パックを全て破り、個性を使って血液を敵の周りに張り巡らせる。警察が使うトラテープのように。
「無理に来ようとすると刺されるぞ」
「っ……!」
必殺技をではないが、敵から市民を守るための技。
「