【急募】兄を敵(ヴィラン)にしない方法【リメイク】   作:風人雷震

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仮免試験 その六

 

 

「できれば救助が終わるまで大人しくしてほしいんだが…」

 

 

背後から何か来るな。トンファーにしとくか。

 

 

「ほぉ…誰かと思えばステインの妹ではないか」

「ギャ…ギャングオルカ?!」

「足止めとしては合格ラインだが…強敵との戦闘はどう対処する?」

 

 

か…カッコいい〜〜♡♡♡その敵顔マジで好き〜!!!さすが私の推し!!

……って今は試験!集中集中…

 

 

「どうした?かかってこんのか」

「言われずとも!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、私は撤退した。理由?簡単だ。プロにヒヨッコが敵うわけない。撤退して他の奴らに情報を共有した方が良い。

 

 

「赤黒さん!」

「ヒーロー名!!」

「ご、ごめん!スミールド、状況は?!」

「敵はギャングオルカ!私じゃ分が悪い。デクはそのまま向かって時間稼ぎをお願い」

「スミールドは?」

「他にも呼んでくる」

「了解!」

 

 

ギャングオルカは乾燥に弱い。だから爆豪や轟辺りが良いんだけど…

 

 

「あ、ショート!」

「?何だスミールド」

「敵の足止めに向かってくれ。相手はギャングオルカ。今、デクが足止めしてる」

「分かった」

 

 

轟が向かったと同時に突風がきた。おそらく夜嵐イナサだろうが、轟を目の敵にしてたので戻った方が良さそう。戻ろ。

 

 

「何で炎だ!!アンタの炎で軌道がズレる!!」

「俺の炎だってお前の風で逸れた!」

 

 

何で言い争ってんだコイツら…関わらんどこ。

 

 

「デク、状況は?」

「めちゃくちゃ」

「……爆豪を連れてくれば良かった…」

「今はこっちに集中だよ」

「分かってる」

 

 

トンファーを取り出して構える。が…

 

 

ゴオォォォ!

 

 

「は?!」

 

 

轟の炎がこっちに来た。範囲が広いから避けるのが間に合わない。

 

 

「チッ!」

 

 

足を焼かれる覚悟でその場から飛び退く。

 

 

「アッツッ!!」

「赤黒さん!!」

「一応無事!敵に集中しろ!」

「でも…!」

「私は足手纏いになるから一旦退く。すまん」

「…分かった」

 

 

ナイフを取り出して腕に傷をつける。個性を使用し、火傷部分に纏わせれば…

 

 

「…違和感はあるが、動ける。痛みもない」

 

 

いける。

 

 

「デク!」

「赤黒さん?!足は?!」

「応急処置はした!問題ない。状況は?」

「轟くんと士搩の…」

「夜嵐イナサ?」

「そう!身動きが取れないみたいで…」

「ハァァァァァ!?クソッ!!!」

 

 

頼んだ私が馬鹿だったわ!!

 

 

「血液パックは?」

赤い境界線(アレ)に全部使った!」

「武器は?」

「色々あるよ。今はトンファーを使ってるけど」

「三節棍は?」

「こっちがぶん投げられる可能性があるから却下」

「ならできる限り足止めして!」

「了解!」

「絶対無理しないでね?!!」

「分かったよ!……多分」

「多分!?!!」

 

 

緑谷を無視して、足に纏わせた金属の硬度を上げる。硬く固く堅く!!コレは私の足!金属が纏ってようと私の足には変わりない!

 

 

鋼鉄の長靴(スティバリ・ダ・チャイ)!!」

「フルカウル・シュートスタイル!!」

 

 

 

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