星渡りの少女~TS転生したポンコツ美少女天使は故郷と地球の架け橋となる~ 作:イワシロ&マリモ
全ての魂に絶頂をもたらす享楽と幸せを!異星人対策室のジャッキー=ニシムラ(謙虚さの塊)だ!
私は正式に編成された外交団の一員として、再びアードの地へと足を踏み入れる幸運に恵まれた。神に感謝だな。
日頃の行いを正当に評価してくれた結果だろう。やはり人間は謙虚さが大切だな。
さて、私の主任務は当然ながらケラー室長のサポートなのだが、それとは別に密命として外交団参加者、特に中華関係者の監視が含まれている。
最悪の場合は、私の判断で拘束或いは殺害を含めた実力行使が許可されている。
もちろんこれは私が願い出たことだ。当然万が一にも室長へ責任が及ばないよう細心の注意を払うが、予測し得ない事態が発生したとしても法的に室長を護るための措置だ。
ハリソン大統領から確約も貰っている。実力行使を実行した場合、私の首を手土産に手打ちとするように手筈を整えている。
国家権力を利用できる立場にあるならば存分に利用しなければならない。納税者の権利だな。
まあ、戯言だが。
これまでのところ、外交団に不審な動きは無い。
逆にアードへ辿り着いた我々は表面上穏やかに歓迎されて過ごしているが、水面下では大きな政争が発生しているようだ。
あくまでも私の推測に過ぎないが、ティリス殿の笑みに少し陰りを感じた。
リーフ上層部、彼女の言葉を借りるならばミドリムシか。地球との交流が本格化する前に、アード内部の不穏分子を一掃しておく考えなのだろう。
政治的に考えることは、地球とアードでも変わらないな。ある種の安心感すら覚える。
とは言え、アードの政争に地球人である我々が関与するべきではない。他国への内政干渉など、ロクでもない結果を招くのは歴史が証明している。我々は使命の達成を最優先として、職務に邁進する他無い。
来訪二日目、昨日は早速我等がティナ嬢が活躍したらしいとの話が聞こえた。
具体的な内容は不明だが、彼女は常に問題の渦中に居る。
退屈とは縁遠い生き方だな。本人からすれば堪ったものでは無いだろうが。
ティリス殿からは、落ち着いたらある程度の結果を開示すると通達があった。巻き込んでしまうことへの丁重な謝罪も添えてな。
ケラー室長は中立の立場を表明された。うむ、悪くない。下手に加担しては、我々も狙われる。
狙われるだけならば良いが、我々を相手側に利用されてしまう可能性がある。ティナ嬢達の足枷となる事態だけは避けねばならん。
さて、二日目となると皆の興味は異世界、またつまりドルワの里そのものへと向く。
我々は滞在した経験があるし、周囲のサポートもあるのでケラー室長が外交団の対応を買って出た。今の情勢を詳しくは分からないが、ティナ嬢を自由にさせるのが正解だろう。
彼女はトラブルメーカーであると同時に、問題を解決してきた実績もある。
彼女を自由にさせてあげるのが、我々の出来る最善だろうな。
「ジャッキー、少し身体をやすめたらどうかな?皆さんの対応は、私がやっておくから」
「何を仰有るか。室長こそ身体を休めるべきであると愚考しますが」
「ふむ……そう言えば、アードでは君の父祖の国の文化が普及したらしい。そちらの視察をお願いできるかな?」
この方は全く上手い。我が父祖の国の文化、まあつまり温泉文化がアードで広まりつつあり、ここドルワの里にも浴場があるとの話だ。
そちらを視察……体験せよと指示されれば、断る理由もない。
だがな。
「承知致しました。先ずは私が試してみますが、やはりデータは豊富な方が本国も喜ぶでしょう。
室長も是非データ収集へご協力ください」
私だけ休むわけにはいかん。仕事となればケラー室長も休めるだろう。
私の真意を察したようだ。困ったような笑みを浮かべた。
「ああ、分かった。私も体験させて貰うよ」
早速ドルワの里に建設された温泉へ赴いたわけだが、その外見は父祖の国にある旅館のそれだ。
アードの建物は基本的に木材を利用しているし、木造建築が多い日本の家屋は親和性も高かったのだろう。
中へ足を踏み入れると、先ず男性、女性、家族、紳士と書かれた暖簾……だったか。父祖の国の布が掛けられていた。
私は当然ながら紳士であるので、意気揚々と紳士の暖簾を潜った。そこは脱衣所になっており、個人的には温泉と言うよりは銭湯のような印象を受けた。
まあ良い、異文化交流において誤解が生じるのは地球でもよくあることだ。
重要なのは、互いに不快な思いをしないこと。押し付けなど論外だ。彼等の誤解には不愉快さはない。ならば微笑ましく見守るのも度量の一つだろう。
さて、私に着衣脱衣の労はない。この不思議な力を得てから、脳裏に念じるだけで自由に服装を変えられる。
当然ながら私は紳士らしく堂々と衣類をパージし、生まれたままの姿を晒した。
無論、見苦しくないよう腰に用意されていた布を巻くのを忘れてはならない。
「いざっ!御免!」
私は父祖の国の掛け声と共に浴場へ至る扉をスライドさせた。そこはまさに桃源郷だった。
檜を模したのだろうか。木製の大きな浴槽には暖かな湯が張られて湯煙が独特な雰囲気を醸し出す。
そしてそこには先客達がいらっしゃった。
「これはニシムラ卿、昨日以来ですな。汗を流しに参られたか」
「これはパトラウス殿!それに皆様お揃いの様子ですな!末席にお邪魔しますぞ!」
浴場にはパトラウス政務局長と、見覚えのある方々が文字通り羽を、いや翼を伸ばして寛いでいた。
見事に鍛え上げられた肉体……近衛兵の皆様だな、間違いない。
皆様が頭に木桶を被っているのは些か謎の文化ではあるが、父祖の国には郷に入っては郷に従えとの言葉がある。
私は手早く身体を清め、彼等に習って木桶を被り湯に裸体を沈めた。
「湯に浸かるとはどんなものかと思いましたが、これは良いものですな」
「地球の文化を楽しんでいただけている様子で安堵しましたぞ」
「猿真似に過ぎぬ。誤りがあるのではと戦々恐々としているよ」
「なに、それもまた異文化交流と言うものです。共に模範し、些細な間違いがあれば笑い合って擦り合わせていけば良いのです」
単純な論理だ。残念ながら地球にはこの論理を理解しない者が多いのだが。
「笑い合って、か。貴公は達観しているように思える」
しかし政務局長とは思えぬ引き締まった美しい身体だ。全体的に無駄がなく、厚みを持ちながらも艶がある大胸筋には官能的なものを感じるな。
「ひねくれ者なだけですよ。それ故に物事を俯瞰して見てしまう」
二の腕も丸太のような厚みはないが、それでいて美しいラインだ。あの滑らかな曲線に魅了されぬ者は居ないだろう。
「なるほど、俯瞰して……ごく労されているようだ」
背中など見惚れるほどだ。特に脊柱起立筋のラインはもはやエロスだな。
翼がある分、地球人より背中の筋肉が発達しているのだろう。
「最近はその苦労も報われておりますよ。ご安心くだされ」
なんだあの引き締まった見事なヒップラインは!最早冒涜的だ!
「貴公とも友誼を交わせたことを女王陛下に感謝せねば」
ばっ馬鹿な!シックスパックだと!?それも理想的な均等を保っている!?
……私の稚拙な語彙力でこの美を表現できないのが悔やまれるな。
とは言え、眼福だ。心身共にリフレッシュしたぞ!
余談だが、隣の女湯ではティルに無理矢理連れ込まれたマコがアードやリーフのお姉様方に囲まれて、顔を真っ赤にする珍事が発生していた。
ちょっとシリアスが続いています。故に皆様へ今後についてご質問です
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このままミドリムシを滅ぼすまで駆けよ!
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たまには癒しがほしい
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出でよ!!!ジャッキー!!!