Blue Archive ─To raven.Welcome to the kivotos.─ 作:タロ芋
怒涛のコジマは不味いが来てみんなやっぱ好きなんすね。私ももちろん好きです。ネクスト機体で皆さんはどれが好きですか?私はもちろんホワイトグリントですね。faのOPで脳をコジマに汚染されたので。
次点はシュープリスですかね。もちろんこれも4のOPでの活躍で、です。次にアレサですかねー。コトブキヤさん、あの高いフィギュアで出してくれませんかね?シュープリスだけってのは悲しいですよ?
あと、一応個人設定でコジマににた別物の何かって感じにしてますね。某GでNな粒子ではありませんが。なんか神秘とガッチャンコして汚染物質を撒き散らさないすげーヤツです。
ソルディオスオービット、出してぇな
「ほらもっと足掻いて見せなよ! じゃないとぶっ壊すぞぞガラクタァ!!」
シロナの叫びに返すよう4脚MTは榴弾を放つ。が、
「意味ないんだよ!」
その榴弾は直撃はした……だが、緑の輝きを放つ粒子が形成した円形のフィールドによって阻まれその下にいるシロナにはダメージを与えることが出来ない。
黒煙を引き裂き、両手の指先は鋭い爪状の形状となってるソレをMTの装甲へと突き立て、勢いよく振り下ろせば耳障りな音と共に難なく装甲を引き裂く。
「アハッ、アハハハ!!」
笑い声を上げ、シロナは引き裂いた傷口へと手を突っ込み内部を掻き回し、引きちぎる。その度になにかの部品やオイルが吹き出して返り血のように黒い装甲を濡らした。
更に追撃を加えようとしたところで……
「おおぅ!?」
MTのアームがシロナの小さな体を掴んだ。凄まじい勢いで剥がされ、遠心力に引っ張られるシロナは声を上げるがMTはそのまま握り潰そうとアームの力を強め───
『バカタレ、夢中になりすぎだぞ』
再びの雷鳴。遠方からの狙撃によりシロナを保持していたアームの関節を撃ち抜かれ、肘から先が分かたれた。
「ハハッ! ありがとスミカ!」
掴む力が弱くなると同時に背中の尾がアームを破壊し、脱出したシロナがアームを蹴って体勢を整える為に近くのビルの壁面へと着地する。
どういう原理かわからないが、シロナの足裏はしっかりとベルの壁面を踏みしめ直立すると呟く。
「つまんね。ただの木偶の坊だなコイツ」
確かにその巨体や堅牢さ、攻撃力は脅威だ。けれど、シロナからすればそれだけだ。これならばつい最近鎮圧した
壁面から離れると同時に榴弾が突き刺さり、ミサイルが発射されシロナを撃墜しようと殺到するが。
「これならあの鴉さんのほうが楽しめそうだなー」
無数の弾幕を空中で不自然な軌道を描いて躱し、ミサイルは大腿部から引き抜いた大型ショットガンの引き金を引いて迎撃。
それでも捌ききれないものはフィールドで防ぎつつシロナはすれ違いざまに4脚MTを傷を与えていきながら呟く。
小さいが、その目は戦場を渡り歩いてきた素晴らしい輝きを持っていたもの特有のもの。
加えて、あの目はきちんと命のやり取り行い、殺してきた特有の目だ。
独立傭兵レイヴン、その名は知っている。あのゴミ溜めにいた頃に何時も殺してやろうと思っていたゲスが時折口にしていた存在。
まさかこうして出会うことになることなるとは思わず、加えてあの目をしているとは嬉しい誤算だ。
今回は戦うことは出来なさそうだが、何時かは相見えるだろう。その時は────
「ふふっ、ふふふふふふふふふ…………!!!」
想像して下腹部が熱くなり、股の間が湿り熱の孕んだ笑いが響く。
あぁ、楽しみだ。貴方はどんな
愛しい存在が響かせた雷鳴が敵を貫き、動力炉に致命的なダメージを与え各所が爆発するさまを見送りながら獣は想う。
〇
「なんか寒気が……」
『風邪ですかレイヴン?』
「わかんない……」
二の腕をさすると服越しに鳥肌が立っており、レイヴンは訳の分からない悪寒に首を傾げる。とりあえず近くには敵はいないらしくいつの間にか戦闘音も止んでいた。
「ふひぃ、ここまで来れば巻き込まれる心配はありませんね!」
「ヤバいわアレ。ミレニアムってなに? 怪獣大戦争でもやってんの?」
「ネクストを持ち出すほどの騒ぎは流石にそこまでありませんよ! 今回が珍しいだけです! まったく、ブラックマーケットに遊びに来たと思ったらとんだ目にあいましたよ。今日は厄日ってやつですね!」
プリプリとコユキが怒りを露わにするが、レイヴンが辛辣に突っ込む。
「そもそもお前がセミナーの予算横領しなければ良かっただけだろ? 自分が撒いた種みたいなものだろ」
「はぁ!? あんなザルなロックなんて逆に使ってくださいって言ってるようなものです! 寧ろ有効活用してあげてると言ってください!
あるお金は活用すべきなんですよ! それがわかってない人が多すぎます」
「……こいつノーザークと同レベルのカスか」
『リオの愚痴の意味がわかりましたね……』
レイヴンとエアがこの少女の性根がルビコンで遭遇したブルートゥとか別の方向でのカスと同じことを察する。
なんだろう、キヴォトスはカスの見本市なのだろうか? ゲヘナは治安がカスだし、トリニティは性根がカスだし、ミレニアムは倫理観がカスである。
うん、カスのジェットストリームアタックは本当にやめて欲しいのだが?
ほら見てみろ、対策委員会の面々がドン引きてるじゃないか。
そんなことを思っていると、
『うん? どうやら人が近づいてきますね……』
「追っ手?」
『いいえ。どうやら1人だけのようです。それに、この人は……』
エアが自分たちに近づいてくる反応を検知したらしく、交信でレイヴンの視界に画像を表示させる。レイヴンはその人物を見て名を言おうとするが。
「えっと、たしか……り、り……」
『陸八魔アル、ですよレイヴン』
「そう、それだ」
人の顔と名前を覚えるのが苦手なレイヴンにエアが助け舟を出し、画像の人物のことを思い出したレイヴンが頷いた。
「みんな、ちょっといい?」
「はい、どうしましたワタリさん?」
アヤネがレイヴンへと聞く。
「陸八魔アルがなんでか知らないけど1人で追ってきてるよ」
「えぇ! なんで?」
「さぁ?」
とりあえず顔を隠そうということで一同はもう一度覆面を被り、それが無いコユキは先生のグラサンを掛けさせられた。
程なくして、
「ぜぇ、ぜぇ……ま、待って!!」
息を切らした様子のあちこちをすすだらけにした便利屋68の社長陸八魔アルが声を掛ける。
覆面を被ったシロコが一応銃を構えようとするが、アルは両手を掲げて敵意がないことを示した。
「お、落ち着いて。私は敵じゃないから!」
「(どうする?)」
「(どうって言われても……)」
「(うへ、戦う気のない子を痛めつけるのはねぇ……)」
『……なんだかV.Ⅶスウィンバーンのことやいつかのカイザーインダストリーの社長のことを思い出しますねレイヴン』
『……キノセイダヨ』
一応なにかしようと来てもその前に制圧できるようレイヴンは懐のダケットのグリップを握って見守る。
「(あの、お知り合いですか?)」
「(いろいろとねー。なんかワタリのファンみたいだけど)」
「(そうなんですかワタリちゃん?)」
「(らしいね。変わってる人なんだ)」
ヒフミに聞かれ、一応答えるレイヴン。
小声で会話をしていると、アルがおずおずとだが興奮を隠せない様子で切り出した。
「あ、あの……た、大したことじゃないんだけど……銀行の襲撃、見せてもらったわ。
ブラックマーケットの銀行をものの五分で攻略して見事な手際で逃げおおせた……貴方たち、稀に見るアウトローっぷりだったわ」
「正直、すごく衝撃的だったというか、このご時世にあんな大胆なことをできるなんて……感動的って言うか。
その、私も頑張るわ! 法律や規律に縛られない、本当の意味での自由な魂! そんなアウトローになりたいから!」
「(ねぇ、一体何の話? アンタのファンなんでしょ、なんか知らないの?)」
「(……私に言われても困る。なんか勝手にファンって名乗ってるだけだし。昔助けて、要らないコートをおしつ……譲っただけなのに)」
「(絶対ソレが原因じゃないですか!)」
んな事言われたって、とレイヴンは顔をしょぼしょぼさせる。別に偶然助けたことになって、お茶して、お話聞いてあげて(なんか勝手に聞かされた)、要らないモノをあげて適当に激励してあげたくらいである。
『レイヴンって無自覚な人たらしですもんね』
『……エア怒ってる?』
『別に怒ってませんよ!』
『…………』
エアは気難しい、と友人の複雑な心にレイヴンは頭頂部の耳をペシャリと倒した。
「そ、そういうことだから……な、名前を教えて!」
「な、名前……?」
アルに聞かれ、シロコが狼狽える。突発的な行動だったため、そんなもん考えてないのだ。というか必要ないし、
「そうよ! その、組織っていうかチーム名ってあるでしょ?
正式なものじゃなくてもいいから……私が今日の貴方たちの勇姿を心に深く刻んでおけるように!!」
キラキラした目でそう叫ぶアルに対して、どうすんだよこれという空気が流れる。
そんな空気を引き裂くのはノノミであった。
「……はいっ! 仰ることは、よーくわかりました!」
こういう時のノノミはハッチャケるのが短い付き合いでレイヴンは分かっており、当然長い付き合いのほかの面々も知っている。(コユキは除く)
「(のっ、ノノミ先輩!?)」
「(まさかあの名前を!?)」
「(え、何言う気ですか?)」
そして、止めるまもなくノノミは大不評だったとある名称を口にするのだった。
「私たちは人呼んで…………そう、覆面水着団!!」
「……覆面水着団!?」
「(ほらぁぁぁあ!! 絶対ドン引きしてるじゃん!)」
「(だ、だっせぇぇえ!! リオ会長とどっこいどっこいのネーミングセンス!)」
「(……水着着てないのに覆面"水着"団ってどうなの?)」
『(レイヴンレイヴン、今度この白いスクール水着着ませんか?)』
「(……今度ね)」
『シャオラ!! 我世の春が来ました!』
エアが姿が見えないのにガッツポーズをした姿を幻視したレイヴンと、ノノミの言った名前にアルが満面の笑みで口を開く。
「や、ヤバい! 超クール!! カッコよすぎるわ!!」
「ウッソだろお前……!? あ、ヤバ。なんでもない」
「(隠さなくていいわよ。私も同じ気持ちだから)」
思わずレイヴンが叫んで口元を抑えるが、セリカは同意せざるを得ない。
「うへ〜、本来スクール水着に覆面が正装なんだけどね、ちょっと緊急だったもんで、今日は覆面だけなんだー」
「(何言ってんだこいつという目)」
「(なんか変な設定付け足してる!?)」
「(えぇ、皆さんスク水に覆面とか変態なんですか……?)」
「(ご、誤解ですよ!! 先輩方が勝手に言ってるだけです!)」
「そうなんです! 普段はアイドルとして活動してて、夜になると悪人を倒す正義の怪盗に変身するんです!
そして私はクリスティーナだお♣️」
「「だ、だお♣️」……!? きゃ、キャラも立ってる!!」
「(私は一体何を見せられてるんだコレは?)」
『うーん、出来の悪いコメディ映画ですかね?』
エアが辛辣なコメントを残す。
「うへ、目には目を、歯には歯を。無慈悲に、孤高に、我が道のごとく魔境を行く。これが私らのモットーだよ!!」
「な、なんですってー!!」
ホシノの決め台詞にアルが白目を向いて叫び、反比例して顔が死んでいくほかの面々。なんともカオスな光景を遠くから見つめる残りの便利屋たち。訳が分からない。
「(ねぇ、もういいでしょ? 早く適当に逃げようよ!)」
「(激しく同意しますね! 早くしないとシロちゃん来ちゃいますよ!)」
「(そういえば戦闘音も止んでますね……)」
あまり時間をかけたくないため、早く終わらせろと急かす。
「それじゃあこの辺で。アディオス〜☆」
「行こう! 夕日に向かって!」
「夕日、まだですけど……」
「んな事よりこれ重いんだけど…………」
『必要なのは書類だけですし抜いといて放置でいいでしょう。幸いここはブラックマーケット、適当な誰かが勝手に処分してくれますでしょうし』
「そうしよっか」
一同はそそくさとその場を立ち去る。
「今度こそ終わったわね!」
ブラックマーケットから離れ、開けた場所でセリカが心底疲れたように呟いた。
無駄に濃い出来事が連続して起こったので、最早全員の精神力は底を突いていたが、どうやら神というのは性格が悪いらしい。
ヘリのローター音が響き、何事かと全員は上を見上げると。
『コ〜ユ〜キ〜!!!』
怒髪天を衝くといった様子のミレニアムの『冷酷な算術使い』の2つ名を持つ早瀬ユウカがメガホン片手に自分たちを見下ろしていた。
「げぇ! ユウカ先輩!! に、逃げないと!!」
『逃がさせるわけないでしょおバカ! セミナー命令です! あの子を捕まえてください!』
「はいはーい、了解〜っと」
「ぬわー!?」
ユウカが叫ぶと、逃げようとしたコユキをどこからともかく空から降ってきた強化外骨格を装着したシロナがコユキを捕まえる。
脇の下から鋭い爪のついた両手が生え、コユキを掲げると地面から足が離れてコユキがジタバタともがくが微動だにしない。
「話してくださいシロちゃん! このままじゃあの鬼が来ちゃいますよ!!」
「ほう、鬼……か。面白いことを言うなお前は? なぁ、コユキ」
「ヒュッ……」
低い女の声が聞こえ、コユキが引き攣った悲鳴にも呼吸にも似つかない音を口から出した。
壊れたブリキ人形の如く、軋んだように首だけを声のして方向に向けるとそこにはシロナと似たように四肢を装甲で包み顔全体をのっぺりとしたバイザーで覆った人物が唯一露出している口元を歪めた状態で立っている。
「か、霞先輩……い、いやーただの冗談ですよ! ね? 可愛い後輩からの可愛いジョークですよ〜。やだなー、本気にしちゃダメですって!」
「脈拍及び体温の反応から嘘だねユキちゃん」
「シロちゃんんんんんんっ!!?」
「ハハハハハ、クソガキが。シロナ、そのままそのバカを捕まえておけ。説教はユウカに任せろ。お前も後でたっぷりとしてやる」
「はーい!」
「はぁ、元気よく返事をするなバカタレ」
女は重々しくため息を零すと、なにか操作をしたのか徐に装備から音を響かせる。
膝を折り、接地すると次は胴体部の装甲が展開し四肢を覆う装甲も外れ、シロナと似たデザインのボディスーツが露出し女は跳ねるように地面へと着地した。
「ふぅ、やはりコレは肩が凝るな」
バイザーへと手を添えて外すと、隠れていた顔が顕となる。
背中まで伸ばされた茶髪、切れ長の目には芯の通った光が宿り、バランスよく絞られた肉体は彼女が戦う者であることを示していた。
「さて、私のところの馬鹿どもがお前たちに随分と世話になったようだな」
真っ直ぐとその目は対策委員会たちを見つめており、知らずのうちに背筋が伸びるような感覚がした。
「君は……誰?」
「そういえば名乗っていなかった。先の通信も声だけだったか……」
「隊長、これを」
「あぁ、助かる」
先生が尋ねると女は髪をかきあげ、すぐ側にいつの間に立っていたガスマスクの少女からジャケットを渡され受けとったそれの袖を通し、改めてむきなおる。
「私はミレニアム学園所属の『霞スミカ』だ。学年は3年で治安維持部隊MSGの部長兼Links小隊の隊長で、そこの
……ユウカから話を聞かせてもらっているぞ、連邦捜査部S.C.H.A.L.Eの先生とやら」
「うん、よろしくねスミカ。私は知っての通りシャーレの先生だよ」
「そしてお前が……その補佐のワタリか。リオやヒマリ、ウタハのお気に入りの」
何処か値踏みするようにスミカの視線が先生からレイヴン向けられるが、レイヴンはそれに対して真っ直ぐに見つめ返すと彼女は何処か感心したように口元を緩めた。
「ふむ、いい目をしてるな。お前、
「やだ」
『お断りさせていただきます。この人は現在、連邦生徒会との契約で先生の補佐業務をしていますので』
「そうか、それは残念だ。それで他の連中は……アビドスだったか?」
「うへ、君んところもう少し後輩の手綱握った方がいいんじゃない?」
ホシノが責めるような声を上げるが、皮肉げにスミカは口角を上げて答える。
「フッ、強盗のような行為を働かざるを得ないほど困窮している奴が言うとなにかの冗談のように聞こえるな」
「……」
両者の間に険悪な空気が流れるが、直ぐにその空気は霧散することになる。
「コーユーキー!!」
「ぎにゃー!!!」
ユウカが着地したヘリから降りるとコユキの元へ駆け寄りシロナからひったくるよう受け取り、両のこめかみに拳を当ててグリグリとし始めたのだ。
汚い悲鳴をあげて暴れるが、ユウカの手は微動だにせず寧ろ余計に力が込められてしまう。
何ともいない空気感にシラケたのかスミカは鼻を鳴らすと踵を返してヘリへと向かい、無人の強化外骨格がそれに追従した。
「……ふん、目的は完了したみたいだな。シロナ、帰るぞ。早瀬、説教はあとにしろ」
「はーい! またねーみんなー」
「コユキ! 残りは学園でやるわよ! それと先生にシロナちゃん! なんでこんな所にいたのか時間が空いたらきっちり話してもらいますからね! ほら行くわよコユキ!」
「うわぁーん! 誰か助けて!」
コユキが助けを求めるが、無慈悲に襟を捕まれ引きずられていくのを見送っていると不意にシロナがヘリへと乗り込む直前に立ち止まる。
「……あ、忘れてた」
何かを思い出したかのようにシロナは振り返ると、強化外骨格を脱ぎ捨ててレイヴンの元へと駆け寄ってきた。
「……なに?」
「忘れもの!」
シロナが満面の笑みで言った瞬間、周りが絶句しレイヴンも一瞬何が起きたか理解出来ずに固まることしかできない。
「は?」
「え!?」
「なっ……ァ……!?」
「!?」
『はぁ!?』
「!? ッ!」
反射的に押しのけるとシロナは離れ、妖しく微笑みながらレイヴンに向けて言い残す。
「アハッ、また会おうね鴉さん?」
離陸したヘリにシロナは素の跳躍だけで乗り込み、中へと消えた。
「チッ」
唾を吐き捨て、乱雑に唇を拭う。
「クソが……アイツ、やっぱり嫌いだ」
レイヴンは珍しく感情を露わにしてミレニアムの方向へと飛んでいくヘリを睨みつけるのだった。
「すきゃ〜り〜すきゃ〜り〜♪ そーあいむすきゃ〜り〜♪ すきゃ〜り〜すきゃ〜り〜♪ ふんふふ〜ん♪」
ヘリの窓際の席で楽しげに謳うシロナ。その歌は楽しげなのに何処か不穏なものだった。
「随分と嬉しそうだなシロ。そんなにあの鴉が気に入ったのか?」
不意にタブレットに目を落としていたスミカが顔を上げ、シロナへと問いかける。
「お〜あいむすきゃ〜り〜……うん! あの鴉さんのことボク好きになっちゃった! あの子ってばとっても面白いんだよスミカ! あ、もちろんボクにとっても1番は君だよ?」
恋する乙女のように両の頬を染め上げ、熱に浮かされたようにいうシロナに対して呆れたようにスミカは肩を竦めた。
「一応アレは連邦生徒会の所属だ。下手な事をして手を出せば面倒なことになる」
「んふふ、それくらいボクも分かってるよ! でもねでもね!」
スミカの腕に己の腕を絡ませ、彼女の首筋に顔を埋めながらシロナは続ける。
「近いうちにあの子と
待ち遠しい。あぁ、なんて待ち遠しいんだ。
「はぁ、度し難いヤツだなお前は……そんなお前の事を見捨てられない私も同罪か……なぁ、シロ」
足に跨るシロナが体を動かし、スミカを見下ろす形となって両者は見つめ合う。
「なぁにぃ〜?」
「あの地獄から抜け出してお前は今幸せか?」
「もちろん! スミカと一緒にいられるだけでボクはどこでも楽園だよ? でもアイツはいつかこの手で殺したいかな」
「…………そうか」
スミカは短く言うと、徐にシロナが顔を落として彼女の唇へと己の唇を重ねた。数秒の間だけ目を閉ざすが直ぐに離れ、スミカの体へとシロナは己の体を重ねた。
「スミカは後悔してる?」
「まさか。既に私もお前もそんなことを考えるところは通り過ぎたさ。好きに生き、理不尽に死ぬ……あそこから逃げ出した時から私たちには味方はいない。敵も……どこにも、なににもな……」
「ふふっ、愛してるよ……スミカ」
「あぁ、私もだ」
抱きしめるシロナにスミカも片腕を回して抱きしめる。お互いに存在することを確かめ合うように。
続きません。
本作では首輪付きなガチレズのドMでドSな性癖にしております。もちろん、両刀です。受けも攻めも男も女もどっちも行けます。でもやっぱりスミカが大好きです。
・・・・共依存っていいですよね。大切だけど壊したくて殺したくて傷つけたくて。壊されたくて殺されたくて傷つけられたい。素敵だァ・・・・♡
( ゚∀゚)o彡°ゥア゛ァーィ↑シテルンダァーキミタチヲォー↓ア゛ッハッハッ-ッ↓
と思った方は感想評価待ってます!そう、とても(迫真)