【ポケモンエメラルド】失ったポケモンは二度と戻らない。【ポケモン視点】 作:null cedar
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大きな街はポケモンに対する施設なども整っているようで、飼い主が登録したポケモンだったら街の中に限って離しておいて良いそうです。
なので私はココさんと一緒にポケモン用のカフェに来ていた。私はオボンの実の皮を干したハーブティー、ココさんは温めのミルクを頼みました。
「ところでしょうぐんから聞いたんだけどさぁ、ゆるくんがエネコのドール見ながら、ココのドール欲しいって言ってたのってマジ?」
「ええ、本当ですよ。ずっと買おうかどうか悩んでましたよね」
「マジかー。うわぁマジかー。ドールって……確か人間の雄ってドールってのを買って交尾の練習するんでしょ?ゆるくんって私にそんな感情持ってるわけ?」
「いや、そう言う感情じゃなかったですよ。その手の性欲的な感情の時はもっとドロドロしたピンクと黒をマーブルにしたような色なんです。夜の団長さんからは時々そういう感情の色が見えますけど、でも朝にはすっかり無くなってますから大丈夫ですよ。で、買うかどうか悩んでいた時の色は黄色に近い色でした。興味、とか関心とかに近い色ですね」
「あんたのその感情を感じ取る能力?便利よねぇ」
「ふふ、でも良いことばかりでもないですよぉ。私に向けられた悪意も感じ取ってしまうから」
「……なるほどねぇ。隠された感情も感じ取ってしまうのかい、そりゃあ良し悪しだ。あ、このクッキー美味しいよ。ほら、食べてみな」
ココさんは自分の頼んだクッキーを一枚分けてくれた。
そこに見えるのは、少しの後悔と純粋な喜び、美味しさをを分け合いたい色。
ちょっと気を使わせてしまいましたか?
「あ、本当だ。美味しい」
ココ姉ぇとは舌が合うのかもしれない。今までもだいたいの好みは一致している。
ウチのチームは雌が少ないから、そんな数少ない同性が同じ好みなのは少し安心します。
「そういえば、この前博物館に行ってたんだっけ?どうだった?楽しかった?」
「そうですねぇ、アクア団って半グレ?みたいな集団に絡まれたのはちょっと嫌でしたけど、でも楽しかったですよ。意外とはすべえさんが博識でビックリしちゃいました」
「へぇ、あいつが?どんな感じだったの?」
「え、とですね。はすべえさんは普段は水に潜って頭のハスの葉の部分で擬態したりしてるじゃないですか?それで、博物館の浮力の話について詳しくてですね……マネしますね。
船が浮くのは浮力って力のおかげなんだげども、一般的に浮力言うのはρVg、つまり水の密度と体積と重力加速度の掛け算の数値になるんだ。もちっと簡単に言うとどかした水の重さだけ下から押されるんだども、それだけだと船みたいな重いものは浮きにくいんだ。ここで重要になるのは、船の形状と密度なんだ。船の底って尖っだ形になってるだろ?あれはだな……
って感じでずっと説明が続いたんですよ。くりのすけさんは興味津々に聞いてましたね。水で受けるならそれをうまく応用したらもしかして空を飛ぶのもできるのか?とか聞いてましたよ」
「あんた、地味にモノマネ上手いわね。それにしてもくりのすけって空飛びたいの?空か……アイツラを思い出しちまうね」
ココ姉ぇの感情の色、これは…悲しみ?いえ、悲しみに近いけど少し違う、いろんな感情が絡み合った不思議な……。
「あんた達は、死ぬな……とは言えないわね。こんな生活だし。だからまぁ、あんたらは後悔なく生きなよ」
「ふふ、ありがとうございます。でも私は、大丈夫です。今の生活は大好きです。皆嘘偽り無く私に接してくれますし。あ、でもジャックさんだけは少し不思議な感じですね。口調はすごくかっこいいですのに、心の色は幼く純粋な感じで、ふふ、でも悪意は無いですし嫌いじゃないですよ」
「あんた……あれかっこいいの……?」
半ば呆れた感じでミルクを飲んでいる。私は何か変なこと言ったのかな?
舌は合うけど、ココ姉ぇとはかっこいいとかかわいいのセンスは少し違うのかもしれない。