【ポケモンエメラルド】失ったポケモンは二度と戻らない。【ポケモン視点】 作:null cedar
youtube:https://www.youtube.com/watch?v=TzyOwEegSC8
ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/watch/sm42893295
先日、このゆるすぎ海賊団に所属することになりました。
段々とこの海賊団のことも分かってきました。
船長はココさんのようです。とても明るく、ムードメーカーなのに団員への気配りもできるまさにこのチームの軸のような存在です。
戦闘隊長的な存在はしょうぐんさんです。確かに強いのですが、どれだけ話しかけても
「僕は君たちを守る。けどそれだけだ。僕とは仲良くしないでくれ」
と突っぱねます。そういう事言われると意地でも仲良くしたくなりますよね。
それに同じ団なんだから仲良くしないと駄目です!
それにしょうぐんさんは絶対心優しいはずです。お花を見た時にとても優しい顔をしていますから。
そして、乗員のたしろさん。私のちょっと前に入団したようですので、ちょっとだけ先輩です。よくココさんの水浴びを覗いたりして怒られてます。私の時は全然覗いて来ないので安心なのですが、それはそれで少し頭にきます。
それとドンメルのおむすびさんが仲間になりました。
おむすびさんは私達のカバーしていない属性を得意としているようで戦力としてとても頼もしいです。
……私はこの団で一体何ができるのでしょうか?どうにも他の面々と比べると戦うのはどうしても苦手なような気がします。
その事を船長のココさんに相談したこともあります。
「何言ってんだい。戦闘が得意なやつばっかだったらただのバーサーカーじゃないか。攻めるやつ、守るやつ、歌えるやつに癒せるやつ。色々できるから私らなんだよ。
それになんだい?戦闘の相談を私にしてどうすんだい!私も戦うの苦手だよ。だから私はあんたらの技を借りて戦ってるわけだしね」
「ですが私がいる必要って……?」
「ん~そうだねぇ。あんたはさ、回復できるじゃない。あれがあるとウチのお財布事情は助かるんだってさ。傷薬は高いからねぇ。んで、お財布に余裕ができると私らのご飯のグレードがあがる!それは大事だよ。
それだけじゃ不満なら、そうさねぇ。あんたの歌声は綺麗だから……私らの物語を歌い継いでくれないかい?私達はこんな生き方をしてるからいつ死んでしまうかも分かったもんじゃない。せめて生きていた証が欲しいのさ」
「それってこの団の為になるんですか?」
「当たり前じゃないか!あんたはまだ新人だから知らないだろうけど、私達はね……沢山背負ってるんだよ。それを知っておくことは力になる。そうだね、最近は色々合って話してなかったもんね……」
「背負ってる……?」
「そう、背負ってるのさ。だからあんたが歌にして継いでおくれ。
最初はね……人間に恋をした不器用なポケモンがいたのさ。バカな……いや、不器用なやつだったよ」
それからいろんなポケモンの話を聞かせてもらった。
そして、しょうぐんさんが私を避ける理由もなんとなく分かった気がする。
分かるけれど、だけど、納得するわけにはいかない。これを聞いたら私はやっぱり、しょうぐんさんと絆を深めたい。
私もこの団の一員だから。