【ポケモンエメラルド】失ったポケモンは二度と戻らない。【ポケモン視点】 作:null cedar
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先日ゆるすぎによって釣り上げられた俺だが、今は水上の移動手段として働いている。
俺も自慢の顎を使って戦いたいところだが、どうやら俺が居なくなると水上の移動手段がなくなるということなので今は戦うことはせずに移動に徹している。
こんな感じで大事にされるというのも悪くはない。
なにせ今の扱いだと死ぬこと無く悠々自適に生きていくことができるからな。
そして今、ゆるすぎの操縦により人間の雌に向かって突撃させられている。
どうやらポケモン勝負をすることになったようだ。
こうして戦うことによる求愛行動なのだろうか?
ゆるすぎはよくこうして人間の雌と戦っている気がする。
雄とも戦うのだが、その時と明らかにテンションが違う。
実際今もテンションが凄い。海で戦うときは特にテンションが高い気がする。
人間は海で行動するときは特殊な服を着るらしく、布地面積が少ない。
ゆるすぎはどうやらこの布地面積が少ない格好が好みのようだ。
夏毛になっているポケモンとかも好きなのだろう。
俺達のような水生生物は季節によって変わることはあまりない。
なので見た目が変わることで欲情するということをあまり理解できない。
それはともかくとして、その布地面積の少ない女はトサキントを出して来た。
こちらは対水生生物へのポケモンとしてビリリダマのババボバボが出ていた。
ババボバボはその体をスパークさせることで電気属性の攻撃を放つことができる。
今までも海から突然出てきたメノクラゲなんかはだいたいこのスパークの一撃で退けていた。
今回もそのスパークを使おうとしているのが背中越しに伝わってくる。発電時のピリピリとした感触は割と嫌いではない。背中の血行が良くなる感じがする。
そして溜まった電気は相手のトサキントに向かって走り、見事に命中した。
いつもならこの一撃で勝負がついていたのだろうが、今回は少し当たりどころがが悪かったようだ。
トサキントは気絶せずに耐えていた。が、ギリギリで耐えたようであまりの痛みにピョンピョンと跳ね回っている。その勢いは凄まじく、もしこれに当たったらそれだけで結構なダメージになるのではないだろうか?
そしてそのトサキントの体がババボバボに命中した。
体の丸いババボバボはこういった体当たり系の攻撃を食らうと踏ん張ることができず転がってしまう。大体の場合はある程度転がったら止まる。……だが、今は俺の背中の上という狭い場所だった。
ババボバボは当たった勢いで転がり、そのまま海に落ちていった。
そしてそのまま動かなくなった。
体当たりの衝撃で体にヒビが入ったようで、そこから浸水し体中がショートしたようだ。
一度「ボン」と大きな音をたて、黒い煙をあげてそのまま海に沈んでいった。
まるでトイレや風呂に沈んでいく携帯電話みた~い。と相手の布地面積の少ない雌は笑っていたが……こちとら死んでんだぞ。笑い事じゃねぇぞ!?
後日になって知ったのだが、どうやら戦闘不能=死亡というのは珍しいらしい。
大抵のポケモントレーナーは戦闘不能になってもポケセンで治療してもらえるらしい。科学の力ってやつはスゲーな。
ま、俺達は大自然の掟に従って、戦えなくなったら死ぬだけみたいだけど。
自然の掟ってコエー。