俺の名前は天宮 寿刀、どこにでもいないごく特殊でありふれない生活をしている高校中退したアルビノにかかった青年である、うわっ、これ自分で言ってて泣ける…今は元いた高校の同級生(そいつも中退)とルームシェアしててそいつと仲良く暮らしてるが。いかんせんこの病気(アルビノ)のせいでイジメられてきた俺は半ば人間不信に陥っている、辛うじて信頼できるのはルームシェアしてる友人ともう一人の友人だけだ。
さて、今俺は何をしているでしょうか、え?わからん?そりゃそうだろう、俺だって目の前の現象について理解できん、だって、目の前に化物がいるからな!
「う、うわぁ」
SANが放物線を描いて減っていく、俺だってクトゥルフ神話TRPGのハードプレイヤーだけどSANだって未だ残っていると思う、アイデアだって成功したはずだ……発狂して…いいよな?
「イヤァァァァァ!!」
我ながらひどい叫びだ…そう思っても化物は追いかけてくる、逃げなくちゃ、本能ではわかっていても体が動かない……俺はここで死ぬのか?俺はとにかく絶望した、そして神を呪った、それしか今の俺にはできなかったからだ。
だが、その時
「とぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!」
女性の叫び声と共に怪物は呻き声をあげる、そしてそこには
「・・・・バール?」
うんバール、どごぞのニャ○子さん?俺は呆気に取られていたら奥から声の主が現れた
「いつもニコニk」
「おい馬鹿やめろぉぉぉぉ!!」
女性がどこかアニメで見覚えのある登場の仕方をしようとしたところにまた奥から男性がその女性にむけて飛び蹴りをぶちかました
「ちょっと!?なんばしよっとですかぁ!?」
「お前がまた変なことしてるからだ!」
「なんでってアニメじゃこうするんらしいですよ?」
「知るか!」
男性と女性はなにやら揉めているようだ、あれ?俺空気?
「…と、バカ相手してたら夜が明けるな」
「なんですと!?」
「大丈夫か?君?」
男性が喋りかけてきた、見た目20代前半であり顔立ちがよく体もスーツの上からでもわかるそこそこいい、俗に言う爽やか系イケメンと言う奴だ、悲しくなんかないからな!女性の方はニャ○子さんを彷彿とさせるがロングヘアではあるが赤髪で服装も学生服ではなく白の半袖ワンピースである。寒くないのか?(現在11月)
「あ・・えっと、はい大丈夫です、ありがとうございます」
「いやー間に合ってよ・・・か」
女性は顔は青くなっていく、後ろに何か・・・/(^o^)\ナンテコッタイ
目の前というよりレンガの一角から姿を現したのは犬のような姿をしている化物であった。
「おい!?お前あれ駆除したんじゃなかったのか!?」
「いやしたさ!?あの病院の一角だけじゃなかったの!?」
「とりあえずあんた!早く逃げるぞ!おいニャル!後は頼んだぞ」
「了解!」
男性は俺を引っ張って女性が足止めをするようにそのまま化物の前へと立ちはばかる
「えぇ!?ちょっと!?あの女性は逃げなくていいんですか!?」
まぁ当然の反応だ、普通逆だろ
「え?あぁ、大丈夫だろ、とりあえず…ってあんた怪我してるじゃん」
あ、気付かなかった、本当だ右肩がえぐれて、てか今更痛み出したんですけど!?
「痛ってええぇぇぇえ!!!」
「ハァッ、ついてこい手当してやる」
男性は面倒くさそうに寿刀を自分が住んでいるというより借りていると言ってたっけ、まぁ仲間と共存してる家に招待された
「うお、そこそこ大きい」
そこは普通に住宅街でというより寿刀が住んでいるアパートの横だった
「え?お前ん家あのアパート?」
「は、はい」
偶然ってあるもんだな、とりあえず家の中に入った、
「そう言えば名前まだ言ってなかったな、俺の名はよ…米本 静留、しずるでいい」
「えっと、天宮 寿刀です、しずるさんありがとうございます」
気にすんなとニッコリ笑ってくれた、やばいよ静留さん輝いてるよ
「あら、お帰りなさい、貴方」
あなた…だと?
「あの?静留さん?この方は?」
「あぁ、俺の嫁、」
「米本楓です、楓で結構よ?」
そういったのはもう何と言うか文句のつけようのない大和撫子であった、綺麗な顔立ちに黒のロングストレート、エプロンがよくにあってらっしゃる、何だこの美男美女
「とりあえず怪我の手当を」
「あらあら、こっちにおいで」
なすがままに楓さんに傷の手当てをしてもらった
「あの」
俺は言葉をつまらせる、というかこれ言った方がいいのか?
「どうした?」
「さっきの怪物って『ティンダロスの猟犬』ですよね?」
「「!!??」」
(アカン)地雷踏んだっぽい
「「「・・・・」」」
何だこの状況、誰かヘルプ!ヘルプ!
「ふぁぁ、ねみぃ、あれ?よ…静留と楓じゃん、その人間は?」
え?
「・・・言っても大丈夫か?」
「大丈夫じゃない?」
「あの?なんのことで」
俺は悪寒が走った、そしてそれは現実となる、どうしてこうなった
「君はクトゥルフ神話を知っているのかい?」
「え?あっはい」
「なら話が早い、俺らもそれだ」
何言ってんのこの人、話が本当なら人じゃないけど
「俺は『副王 ヨグ=ソトース』、そしてかえでは」
「『千匹の仔を孕みし森の黒山羊 ショブ=ニグラス』ですか?」
「そこまでわかるのか?」
「結構有名ですからね、副王と山羊が夫婦なの」
「そうか…後さっきの少女が『這い寄る混沌 ニャルラトテップ』」
「うわぁ・・・」
ガチの神勢揃いじゃないですかヤダー、・・・?
「あれ?古き神(エルダーゴット)と外なる神(アウターゴット)だけですね?グレートオールドワンは?」
「あんた…どこまでわかってんだ」
「ルルブに書かれてあることは?」
あぁ、あのゲームのねと言った感じに納得して奥にいたもう二人呼び出した
「残りも紹介しておこう」
「あ、やっと俺の紹介ある?」
「すまん忘れてた」
「/(^o^)\ナンテコッタイ」
そう呟いたのは先ほど俺を人間と呼んでいた人物(?)であり、白髪ロングが目立つ青年だ、同い年くらいかな?てかこいつ制服みたいなの着て寝てたっぽいんだが(汗)
そして奥からの2人は片方は右目に眼帯をかけた根暗臭のするメガネをかけた黒髪の女性と結構な長身でスーツをビシッと着こなしいているイケメン、なにここイケメンだらけ(涙)
「えーっと白髪頭が菜々瀬 誠、マコちゃんって呼んどけ」
「その呼び方やめろ」
「右の女は安藤 香 かおりでいい、左の男性は俺らのリーダーの近藤 佳祐、リーダーって呼んでたらいいと思う」
「リーダーって…まさかアザトース?」
「あたり」
「まじですか(絶望)、残り二人は?」
「さぁなんでしょう、ヒントは二人ともグレートオールドワンだ」
この人のキャラがわかんねぇ、わかった、ここの全員キャラ濃い、これでよし
「だったらクトゥルフとか?ハスターって線もあるしわかんないです」
「正解はかおりがイオド、マコちゃんが人魚だ」
「へ〜イオd人魚!!??」
は?人魚って神話生物?(困惑)
「滅多に人間の目の前に現れないからな」
「うるせぇ、人間なんてちょっと力つけただけで図に乗る下等生物なのに我らを狩ろうとするんだぞ!」
人魚…たしかその肉は強靭な肉体を育みその血は永久の命を得るという、少しコイツの言ってることがわかる気がする
「すまない、あいつは極度の人嫌いだからな」
「あ、いえ、ちょっと思う所あっただけで」
「・・・・あんたは・・・・いや、なんでもない」
誠が喋りかけてきた
「?」
あれ?なんでだろう、なんか打ち解けそう・・・打ち解けて大丈夫か?
「なぁ、皆、コイツ入れないか?」
静留が一言声をかけた
「「「「「は?」」」」」
「あんた正気か?」
誠が静留に突っ込む、当然、人間じゃない集団に人間が入ろうとしているんだし
「俺に正気なんてないがな(汗)いや、表面での情報収集係が欲しかったからな」
「・・・いいんじゃないか?」
リーダーが真っ先に賛成の声をあげた、それに続いて皆も何やら話をしてから納得した様子で俺の勧誘を勧めてきた
「どうだ?嫌ならそれでも構わないが」
どうしよう、丁重にお断りしたい、でもなんでだろう、なんか。
懐 か し い?
根拠はない、でも何故か懐かしさを感じた、いいかもな・・・そう思った俺はもう手遅れか?
「えーっと、しばらく考えさせてもらえますか?」
「あぁ、そうか、すまない、ゆっくり考えてきてくれ、それであんたの答えを聞かせてくれ」
俺はそういい傷の手当てをしてもらったお礼をしてこの家を去った
(・・・もう10時か・・あいつは寝たかな)
あまり深く考えず自分の部屋の番号である『102』に入った
「ただいま〜」
「あ、お帰り〜遅かったじゃ・・・なぜお主は怪我をしとるのじゃ」
「言葉おかしいwww
なんか襲われた、それで助けてもらって手当してくれた」
こいつの名前は風間 栞、女みたいな名前だが男だ、決して男の娘でもない、見た目も中身も完全な男だ、まぁこいつが一緒にいる理由はお互い両親がいないこと(俺は虐待で抜け出した、こいつは事故)と高校を中退したということでルームシェアしてる
「あ、そうだ明後日暇?」
「日曜か?予定はないが」
「あいつが暇だから遊べるってきたぞ」
「あぁ、最近あってなかったもんな、お前は?」
「行く予定だが」
「じゃ俺も行こう」
ー明後日ー
「待ち合わせわっと、いたいたおーい!」
栞が声をかけるそこにいたのは
「お前またその服装かよ」
どこからどう見ても中年サラリーマンが着ているシャツに七分位まで荒く折っている、容姿こそそれなりにいいんだが、宝の持ち腐れとは彼女が適任だろう。
「相変わらずだな」
目立つことと言えば身長が少し一般の女性より高いという事と茶色を薄めたような色をしている
「なによ、何か文句ある?」
そう、彼女こそのbゲフンゲフン
相川 雫現役女子高生(?)である
「うるせぇ野武士」
「野武士いうな!」
姿こそ野武士だが声はそこそこ可愛かったりする、フェ○リーテ○ルのル○シーみたいな
「まぁまぁお二人とも落ち着いて」
栞が仲裁に入る
「「あんたはどっちの味方!!??」」
「俺?俺は少女の味方さ」
((駄目だこいつ早くなんとかしないと))
栞の駄目さ加減に二人は呆れて喧嘩していたことですら忘れてそのまま人混みに溶け込んでいったのであった
「そう言えば今寿刀は家庭教師しているんだっけ?」
雫が唐突に質問してくる
「あぁ、家庭教師はいいぜ、親御さんは外見よりも成績を見てくれるからな」
「でもよくなれたよな、高校中退って厳しいんじゃないか?」
「1回門前払いされた、悔しかったから漢検、英検、数検の1級とってもう一回行ったら採用試験受けさしてもらって満点たたき出した」
「「えげつ!!」」
もうなんでこの人高校中退したのと疑うほどの頭脳を持っている寿刀だがそれでも
「ねぇねぇあの人」
「染めてるの?うけるー」
「ダサくない?」
まぁ、ご覧のざまだ、ちょっと変ってだけで人はこう変わるもんだ、最初は寿刀も周りに溶け込んでいた、いやむしろ白髪でテストを常に満点をとれる寿刀はヒーローだった、しかし、徐々に周りからの『尊敬』は『軽蔑』となる。同じクラスの人から先生まで、邪魔者扱いして中にはいじめるやつですらいた、その時どうしたかよく覚えてないがどうせロクな事になってないはずだ。
「あいつら」
栞がさっき悪口を言ったギャル達に近づこうとしたが寿刀に阻まれる。
「いいんだよ、言わせといたらいいさ、もうなれた」
二人は寿刀を心配する、これも必然だ、常に世間に絶望したような目をしている寿刀は今にも自殺をしそうだからだ、大切な仲間を失いたくないと思うのは当然のことだ
「それよりも腹へったな、どっかで飯に行こうぜ」
寿刀が二人にそう微笑む、しかし
「寿刀!後ろ!」
栞が声をかけた時はもう遅かった
「痛ぇな!?どこ目をつけて歩いてんだ!?てめぇ!」
ぶつかったのは寿刀達と同い年くらいだろう、見た目からして不良と呼べる集団が四、五人後ろにもいた
「あぁ、すまなかった、」
軽く流そうと寿刀は謝る、しかしそれがいけなかった。それは不良たちの機嫌を一気に悪くするには充分の発言だった
「てめぇどこの高校だ?」
「ん?学校はもうやめたけど?」
「おいお前ら聞いたか?こいつニートだぜ?」
周りのやつが先頭の男性がいった発言に同意して嘲笑っている、その発言でこっち側にも火がついた
「社会に貢献してないクズたちに言われたくないね」
寿刀がさらに突っかかる、さらにそれでさらに火がつきギャラリーまでできるようなっていた、先頭の男性が寿刀の胸倉を掴む。
「なんだとてめぇ・・・」
その時周りに異変が発生する、今までギャラリーが発生していたのにそれが綺麗さっぱり居なくなっていた
「おいどうなってるんだ?」
「構わねぇさ、むしろ好都合だよ」
寿刀の胸倉を掴んでいた男性は寿刀を殴る、そしてそのまま寿刀は膝をついたら
「誰も見てねぇんだ、いっぺん死んどきな」
男性は拳銃を取り出し寿刀の頭に突き立てる、そして
バン
と銃声が響きわたる
「寿刀ォォ!!!」
「イヤァァァァァ!!」
二人は悲鳴を上げる、しかしその時寿刀に異変が生じる、撃たれた筈なのに倒れず今の状態をキープしていた。そしてそれはゆっくりゆっくりと起き上がる、しかし、起き上がったのは寿刀ではなかった
「あは?」
そこにいたのはただの化物だった
「お、俺の腕がぁぁ!!!」
拳銃を撃った男性は右肩を抑えてうずくまる。
「ば、化け物・・」
「逃げろ!!」
集団は一斉に逃げ出す、しかし逃げた先はまた同じところだった
「な・・・・・ん・・・・・・」
なんでと言いたかった男性だったが化け物に頭をねじ切られていた。そしてあるものは四肢をもがれまたあるものは胴体に穴をあけ臓器という臓器を取り出したりした。その完全に地獄と化したその場を目撃している栞と雫は状況を受け入れられずにへなぁと地面に座り込む。さらにその化け物は一掃したあと、標的を二人に変えた、二人は本能で逃げなければいけないと察するも体が動こうとしない。完全に絶望した状態で1つの光がやってくる。
「やっぱり、おかしいと思ったよ、リーダーが普通の人間を誘うわけないもんな」
二人が目の前に現れたのは白髪の男性であった。
「あ・・・・」
何かを言いたそうにする栞であったがうまく言葉が出ない
「そこのお二人さん、この化け物の友達か?」
二人にその男性は話しかけた、こんなものが、こんな化け物がこの二人の友達なのか、否、普通は否と答えるだろう、しかし二人は無意識のうちに縦に首を振っていた
「へぇーそうかい、じゃ助けないとな、人間とはつくづく面白い物が多い、さて、相手は神格クラス、こっちは動けない人2名を庇いながらの戦闘、勝ち目はどうだ?静留?」
男性が質問を投げかけた所には別の男性が立っていた
「やっぱり神格クラスか・・・普通なら勝ち目は無いけどこっちだって神格クラスだ、勝算は無いことはない」
「下手こいてこの辺腐食させんように」
「そっちこそ、住民発狂させるなよ?自慢の喉で」
不気味な笑を作り出した二人は寿刀だったものに向かって走り出した。二人の息のあった連携はじわりとではあるが化物の体力を削る
「もらった!!」
白髪の男性が背後をつく、しかしその時ほんのコンマ一秒単位のスキができた。それが二人の命取りとなった。
「!?」
見えない力によって二人は吹き飛ばされたのであった
「おいおい!?なんであんたの専売特許使ってるんだあいつは!?」
「やはり・・・人間の体は不便だ・・・・」
白髪の男性の方はなんとか立つことがやっとだったがもう一人の男性の方はむしろ意識を保てている方が奇跡に近い状態であった。
「全く、油断するなとあれほど」
さらに奥から白衣を着た男性が淡々と歩いてきた、しかしその表情はこの世のものとは遠くかけ離れた、異質なものだった。
「コイツは俺がやる、お前らはもう休んどけ」
「面目ない」
そういい白髪の男性はもう一人の男性を抱えてこの場をさったのであった
「さて・・・・・・【解読不能】」
白衣の男性は何かを黙々と呟き始めた、しかしその言語はどの言語ともとれないまたまた異質な物でありそれを唱え終えると
「はぁっ、こういうのはニャルの方が得意なんだがな・・・まああいつはあいつで別の依頼をしてもらってるし仕方がないか」
さっきまで暴れていた化物は急に大人しくなりなんと元の寿刀の姿に戻ったのであった。
「さて、お二人さん」
白衣の男性は栞と雫に話しかけた、二人は途方もない顔で話を聞いていた
「繰り返し言ってくれ、
『斜め77度の並びで泣く泣く嘶くナナハン7台難なく並べて長眺め』」
「斜め77度の並びで泣く泣く嘶くナナハン7台難なく並べて長眺め」
これほど言いにくい単語を並べられしかも唐突に突きつけられても二人は不思議なことにスラスラと話すことができた、それと同時に二人は気を失う
「毎回思うけどそれを呪文にするのはどうかと思う」
「俺に聞かれても知らん、人間の学者がこう訳したからな」
男性の後ろに女性がひっそりと立っていた
「とにかく、運ぶぞ」
「了解」
二人は街中に消えていった。
閲覧ありがとうございます!!
これの他にもシリーズを作ろうかと思っているので楽しみに待っててくれると主は喜びます