八葉を継ぐ者──A2──   作:クラウンドッグ

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八葉をつ

 

 

序章

 

 

トールズ士官学院

 

 

違和感。

 

──“「建前とか抜きでぶっちゃけると。面白そうだから、です」

 

 

 

 

回想〜目覚め、すべてを失って

 

 

違和感。

 

──“「ナギト、ですか。……どことなく東方風の響きですが……うん、気に入りました。ではそれでお願いします」

 

 

 

 

回想〜八葉一刀流とナギト・シュバルツァー〜

 

 

違和感。

 

──“ 「おかしな性格ってそのまま受け取ると悪口なんだけど。もしかしていじめ?」

 

 

 

 

回想〜エリザとナギト〜

 

 

違和感。

 

──“ 「この馬鹿。久しぶりに会ったんなら家族サービス優先してやれ」

 

 

 

 

回想〜運命の時は未だ遠く〜

 

 

違和感。

 

──“ 「自分の大切な人たちを守るために」

 

 

 

 

 

第一部 記憶の淵から

 

 

 

ナギトの立ち位置

 

 

違和感。

 

──“ 「あらかじめ手品って聞いてましたからね。足元の袋もわざとらし過ぎますよ」

 

 

 

 

 

 

違和感。

 

──“ 「大切なのは剣を振るう理由だ」

 

 

 

 

自失無我

 

 

違和感。

 

──“ 「これが俺の真の実力……普段は発揮できない本気ってやつだよ」

 

 

 

 

敗北の記憶

 

 

違和感。

 

──“ 「ただひとつ、推理をするなら」

 

 

 

 

ナギト・シュバルツァーの不細工なやり方

 

 

違和感。

 

──“ 「知らないからな、お前が話さないから。だから知ったふうな口しかきけない」

 

 

 

確信と変えられる事

 

 

違和感。

 

──“ 「ま、俺が言いたいのはつまり、立場だとか肩書きとかじゃなくて、その人を見ろよってこと」

 

 

 

 

一員であるという幸福

 

 

違和感。

 

──“ 「ったく、総スカンだな。わかったよ、降参降参! 事情は共有する」

 

 

 

 

未だ知らぬ──故に

 

 

違和感。

 

──“ 「おっと。僕ったら脚が長いもんでして。あ、これひっかけた時の言い訳だったわ。あとアッパーはオマケね」

 

 

 

 

これまでとこれからと

 

 

違和感。

 

──“ 「なっ、ななな何すんですかサラ教官!?」

 

 

 

 

リアル

 

 

違和感。

 

──“ 「手のひらの上でサンバ踊ってた気分だろ?」

 

 

 

 

雪辱戦・鬼と狼

 

 

違和感。

 

──“ 「“仲間”ではいられなくなっても。“友達”としてなら、また会えると思う」

 

 

 

近似=相違

 

違和感。

 

──“ 「兄は妹を助けるもんだからな」

 

 

 

 

夢中

 

 

違和感。

 

──“ 「気ぃ張れよ。お前に何があろうが、この場には関係ない」

 

 

 

 

《剣鬼》再臨

 

 

違和感。

 

──“ 「どういう…事だ!? 《剣鬼》とは…俺なんじゃないのか!?」

 

 

 

セルリアンブルーの

 

 

違和感。

 

──“ 「──確かに。きついの一発いただいた」

 

 

 

 

剣の頂き──その一端

 

 

違和感。

 

──“ 「かーっ!まんまと挑発成功したと思ったんですがね!」

 

 

 

 

はじまりの一太刀

 

 

違和感。

 

──“ 「これなる一太刀は、八つに分かれた極意をひとつにする事を目的としたもの。……つまり八葉が八葉となる以前の……“始まり”の太刀」

 

 

 

 

絶不調の始まり

 

 

違和感。

 

──“ 「おうよ、お前もな、リィン」

 

 

 

 

カイエン公のお膝元

 

 

違和感。

 

──“ 「わかってるけどさぁ…それでも万が一って事が……」

 

 

 

 

羅刹の教え

 

 

違和感。

 

──“ 「そうですね、少なくとも“剣”に関しては」

 

 

 

 

本物と偽物

 

違和感。

 

──“ 「いい啖呵じゃんかよ!じゃあいくぜ──偽物!」

 

 

 

 

 

“通じない”こと

 

違和感。

 

──“ 「言っとくけど俺、社交性低いからね。リィンみたいに恐れ知らずでもないし」

 

 

 

 

帰郷〜決意の果てに〜

 

違和感。

 

──“ 「だけど俺がナギト・シュバルツァーとして過ごした日々は本物だ! その本物がある限り、俺はナギト・シュバルツァーを張り通せる──張り通す!そう決めた!」

 

 

 

 

幸福を

 

 

違和感。

 

──“ 「そうだね。ただアレだ。全部が無事に終わってから、俺の方から正式に言わせてほしい」

 

 

 

偽・夢幻界廊

 

 

違和感。

 

──“ 「特異点……?」

 

 

 

 

風雲急告

 

 

違和感。

 

──“ 「さあ、ハッピーエンドは目の前だ! 俺たちの唄で!演奏で!!学院祭を締めてやろうぜ!!!行くぞⅦ組!!!!」

 

 

 

 

 

未来への軌跡

 

 

違和感。

 

──“ 「リィン……強くなったよ、お前は。トールズに入学してから、Ⅶ組の皆んなと出会ってから、力だけじゃなく、精神的な意味でも。だからもう、俺のお守りは必要ないよな」

 

 

 

 

 

断章

 

 

 

トールズ士官学院

 

 

違和感。

 

──“ 「お前は、俺を仲間だとでも思ってたのか?」

 

 

 

 

追憶 〜《剣鬼》誕生の時〜

 

 

違和感。

 

──“ 「ええ、遊撃士協会の者です」

 

 

 

 

追憶 〜今はただ〜

 

 

違和感。

 

──“ 「いえ、大丈夫です。先輩」

 

 

 

 

追憶 〜煌都、暗殺者2人〜

 

 

違和感。

 

──“ 「末恐ろしいな……」

 

 

 

 

追憶 〜鬼とBとCatと〜

 

 

違和感。

 

──“ 「隠れているのはわかってる。さっさと出て来る事だ、怪盗B。……いや、その模倣犯かな?」

 

 

 

 

追憶 〜鬼と狼〜

 

 

違和感。

 

──“ 
「期待外れだったろ…?予想より上という意味で」

 

 

 

 

追憶 〜鬼と修羅〜

 

 

違和感。

 

──“ 「じゃあお前は! 至ってるって言うのか!?」

 

 

 

 

追憶 〜斯くして、《剣鬼》は〜

 

 

違和感。

 

──“ 「くっそおお!ぬかった!マジぬかった!!」

 

 

 

 

 

第二部 蝶の羽ばたき、荒野の嵐

 

 

 

其は閃光の如く

 

 

違和感。

 

──“ 「つっても大した事はない、かな」

 

 

 

 

羅刹、聖女、騎士、神速、───

 

 

違和感。

 

──“ 「そうですね……ぼちぼち取り戻しつつはあるんですが」

 

 

 

 

 

《灰の騎神》と《閃嵐の騎士》

 

 

違和感。

 

──“ 「学院祭……、後夜祭で発破かけてくれた時の礼がまだだったと思いましてね」

 

 

 

 

湧き上がったもの

 

 

違和感。

 

──“ 「連戦で悪いが──、あの時の続きだ。やろうや、灰色の」

 

 

 

 

幕間。離反の時

 

 

違和感。

 

──“ 「ま、カッコよく言えば、勝てる勝てないの話じゃない。俺は今ここでお前に立ち向かわなきゃいけないんだよ、未来のためにな」

 

 

 

 

再会 / 再開

 

 

違和感。

 

──“ 「ああ、それでⅦ組全員集合だ。ハッピーエンドに向けて動き出すとするか!」

 

 

 

 

正義の在処

 

 

違和感。

 

──“ 「さて、後はあれをどこまで誘導するかだが──と」

 

 

 

 

ケルディック寄港日

 

 

違和感。

 

──“ 「語彙力だと?チンチクリンなんて今どき──」

 

 

 

 

「強くなった」

 

 

違和感。

 

──“ 「……やっぱ強いよ、お前は。さすがは俺のお兄様だ」

 

 

 

 

覚悟を問う

 

 

違和感。

 

──“ 「正義の味方になるために、悪を為す」

 

 

 

 

確信は知識。知識は経験。経験は過去。

 

 

違和感。

 

──“ 「…どデカい花火だな」

 

 

 

 

続く言葉は終わったあとで。

 

 

違和感。

 

──“ 「はっはっは。そう取り乱すでない。いや悪いな、他愛ない話をしたいってのに、愛の話をしてよ」

 

 

 

 

巧言令色多し仁

 

 

違和感。

 

──“ 「……ああ、そうだ。先延ばしにする。その方がきっと、俺たち全員のためになる」

 

 

 

 

後の楔

 

 

違和感。

 

──“ 「とりあえずこれで、楔は打った。………あとは本番だけだ」

 

 

 

 

剣鬼覚醒

 

 

違和感。

 

──“ 「……ごめんな………ラウラ……」

 

 

 

 

ナギトという人格

 

 

違和感。

 

──“ 「……ようやく人間になれた気分です」

 

 

 

ラウラ・S・アルゼイド

 

 

違和感。

 

──“ 「おかえり」

 

 

 

 

バリアハート寄港日

 

 

違和感。

 

──“ 「目を覚ましたラウラにも言われたよ、それ。良く見てんな…お前ら、俺のこと大好きかよ」

 

 

 

 

ナギト・シュバルツァー

 

 

違和感。

 

──“ 「まあ、そういうことだ」

 

 

 

 

碧く澄んでる泉に深く、そっと隠した願いひとつ

 

 

違和感。

 

──“ 「ありがとう、ラウラ」

 

 

 

リヴァル・アルヴァンス

 

 

違和感。

 

──“ 「ハッタリかますなよリヴァル。……お前のぜんぶ───余す事なく振るってみせろ!」

 

 

 

 

 

終章 願いの果て

 

 

トールズ士官学院

 

 

違和感。

 

──“ 「ラウラ、好きだ。俺と付き合ってほしい」

 

 

 

 

同志

 

 

違和感。

 

──“ 「行け。ここから先は誰も通さん。ここから前にも誰も出さんがな」

 

 

 

 

明日を掴むために

 

 

違和感。

 

──“ 「運命様、上等だ!こんなクソッタレな御伽噺の結末は俺が変えてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

違和感は募る。集積する。

 

たったひとりの存在が欠けただけの、ほんのちょっぴりの違和感が。

 

 

それは世界に影響を与えるに値せず。

 

 

 

“閃の軌跡”は“閃の軌跡”のまま、運命の刻に至ろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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