序章
トールズ士官学院
違和感。
──“「建前とか抜きでぶっちゃけると。面白そうだから、です」”
回想〜目覚め、すべてを失って
違和感。
──“「ナギト、ですか。……どことなく東方風の響きですが……うん、気に入りました。ではそれでお願いします」”
回想〜八葉一刀流とナギト・シュバルツァー〜
違和感。
──“ 「おかしな性格ってそのまま受け取ると悪口なんだけど。もしかしていじめ?」”
回想〜エリザとナギト〜
違和感。
──“ 「この馬鹿。久しぶりに会ったんなら家族サービス優先してやれ」”
回想〜運命の時は未だ遠く〜
違和感。
──“ 「自分の大切な人たちを守るために」”
第一部 記憶の淵から
ナギトの立ち位置
違和感。
──“ 「あらかじめ手品って聞いてましたからね。足元の袋もわざとらし過ぎますよ」”
夢
違和感。
──“ 「大切なのは剣を振るう理由だ」”
自失無我
違和感。
──“ 「これが俺の真の実力……普段は発揮できない本気ってやつだよ」”
敗北の記憶
違和感。
──“ 「ただひとつ、推理をするなら」”
ナギト・シュバルツァーの不細工なやり方
違和感。
──“ 「知らないからな、お前が話さないから。だから知ったふうな口しかきけない」”
確信と変えられる事
違和感。
──“ 「ま、俺が言いたいのはつまり、立場だとか肩書きとかじゃなくて、その人を見ろよってこと」”
一員であるという幸福
違和感。
──“ 「ったく、総スカンだな。わかったよ、降参降参! 事情は共有する」”
未だ知らぬ──故に
違和感。
──“ 「おっと。僕ったら脚が長いもんでして。あ、これひっかけた時の言い訳だったわ。あとアッパーはオマケね」”
これまでとこれからと
違和感。
──“ 「なっ、ななな何すんですかサラ教官!?」”
リアル
違和感。
──“ 「手のひらの上でサンバ踊ってた気分だろ?」”
雪辱戦・鬼と狼
違和感。
──“ 「“仲間”ではいられなくなっても。“友達”としてなら、また会えると思う」”
近似=相違
違和感。
──“ 「兄は妹を助けるもんだからな」”
夢中
違和感。
──“ 「気ぃ張れよ。お前に何があろうが、この場には関係ない」”
《剣鬼》再臨
違和感。
──“ 「どういう…事だ!? 《剣鬼》とは…俺なんじゃないのか!?」”
セルリアンブルーの
違和感。
──“ 「──確かに。きついの一発いただいた」”
剣の頂き──その一端
違和感。
──“ 「かーっ!まんまと挑発成功したと思ったんですがね!」”
はじまりの一太刀
違和感。
──“ 「これなる一太刀は、八つに分かれた極意をひとつにする事を目的としたもの。……つまり八葉が八葉となる以前の……“始まり”の太刀」”
絶不調の始まり
違和感。
──“ 「おうよ、お前もな、リィン」”
カイエン公のお膝元
違和感。
──“ 「わかってるけどさぁ…それでも万が一って事が……」”
羅刹の教え
違和感。
──“ 「そうですね、少なくとも“剣”に関しては」”
本物と偽物
違和感。
──“ 「いい啖呵じゃんかよ!じゃあいくぜ──偽物!」”
“通じない”こと
違和感。
──“ 「言っとくけど俺、社交性低いからね。リィンみたいに恐れ知らずでもないし」”
帰郷〜決意の果てに〜
違和感。
──“ 「だけど俺がナギト・シュバルツァーとして過ごした日々は本物だ! その本物がある限り、俺はナギト・シュバルツァーを張り通せる──張り通す!そう決めた!」”
幸福を
違和感。
──“ 「そうだね。ただアレだ。全部が無事に終わってから、俺の方から正式に言わせてほしい」”
偽・夢幻界廊
違和感。
──“ 「特異点……?」”
風雲急告
違和感。
──“ 「さあ、ハッピーエンドは目の前だ! 俺たちの唄で!演奏で!!学院祭を締めてやろうぜ!!!行くぞⅦ組!!!!」”
未来への軌跡
違和感。
──“ 「リィン……強くなったよ、お前は。トールズに入学してから、Ⅶ組の皆んなと出会ってから、力だけじゃなく、精神的な意味でも。だからもう、俺のお守りは必要ないよな」”
断章
トールズ士官学院
違和感。
──“ 「お前は、俺を仲間だとでも思ってたのか?」”
追憶 〜《剣鬼》誕生の時〜
違和感。
──“ 「ええ、遊撃士協会の者です」”
追憶 〜今はただ〜
違和感。
──“ 「いえ、大丈夫です。先輩」”
追憶 〜煌都、暗殺者2人〜
違和感。
──“ 「末恐ろしいな……」”
追憶 〜鬼とBとCatと〜
違和感。
──“ 「隠れているのはわかってる。さっさと出て来る事だ、怪盗B。……いや、その模倣犯かな?」”
追憶 〜鬼と狼〜
違和感。
──“ 「期待外れだったろ…?予想より上という意味で」”
追憶 〜鬼と修羅〜
違和感。
──“ 「じゃあお前は! 至ってるって言うのか!?」”
追憶 〜斯くして、《剣鬼》は〜
違和感。
──“ 「くっそおお!ぬかった!マジぬかった!!」”
第二部 蝶の羽ばたき、荒野の嵐
其は閃光の如く
違和感。
──“ 「つっても大した事はない、かな」”
羅刹、聖女、騎士、神速、───
違和感。
──“ 「そうですね……ぼちぼち取り戻しつつはあるんですが」”
《灰の騎神》と《閃嵐の騎士》
違和感。
──“ 「学院祭……、後夜祭で発破かけてくれた時の礼がまだだったと思いましてね」”
湧き上がったもの
違和感。
──“ 「連戦で悪いが──、あの時の続きだ。やろうや、灰色の」”
幕間。離反の時
違和感。
──“ 「ま、カッコよく言えば、勝てる勝てないの話じゃない。俺は今ここでお前に立ち向かわなきゃいけないんだよ、未来のためにな」”
再会 / 再開
違和感。
──“ 「ああ、それでⅦ組全員集合だ。ハッピーエンドに向けて動き出すとするか!」”
正義の在処
違和感。
──“ 「さて、後はあれをどこまで誘導するかだが──と」”
ケルディック寄港日
違和感。
──“ 「語彙力だと?チンチクリンなんて今どき──」”
「強くなった」
違和感。
──“ 「……やっぱ強いよ、お前は。さすがは俺のお兄様だ」”
覚悟を問う
違和感。
──“ 「正義の味方になるために、悪を為す」”
確信は知識。知識は経験。経験は過去。
違和感。
──“ 「…どデカい花火だな」”
続く言葉は終わったあとで。
違和感。
──“ 「はっはっは。そう取り乱すでない。いや悪いな、他愛ない話をしたいってのに、愛の話をしてよ」”
巧言令色多し仁
違和感。
──“ 「……ああ、そうだ。先延ばしにする。その方がきっと、俺たち全員のためになる」”
後の楔
違和感。
──“ 「とりあえずこれで、楔は打った。………あとは本番だけだ」”
剣鬼覚醒
違和感。
──“ 「……ごめんな………ラウラ……」”
ナギトという人格
違和感。
──“ 「……ようやく人間になれた気分です」”
ラウラ・S・アルゼイド
違和感。
──“ 「おかえり」”
バリアハート寄港日
違和感。
──“ 「目を覚ましたラウラにも言われたよ、それ。良く見てんな…お前ら、俺のこと大好きかよ」”
ナギト・シュバルツァー
違和感。
──“ 「まあ、そういうことだ」”
碧く澄んでる泉に深く、そっと隠した願いひとつ
違和感。
──“ 「ありがとう、ラウラ」”
リヴァル・アルヴァンス
違和感。
──“ 「ハッタリかますなよリヴァル。……お前のぜんぶ───余す事なく振るってみせろ!」”
終章 願いの果て
トールズ士官学院
違和感。
──“ 「ラウラ、好きだ。俺と付き合ってほしい」”
同志
違和感。
──“ 「行け。ここから先は誰も通さん。ここから前にも誰も出さんがな」”
明日を掴むために
違和感。
──“ 「運命様、上等だ!こんなクソッタレな御伽噺の結末は俺が変えてやる!」”
違和感は募る。集積する。
たったひとりの存在が欠けただけの、ほんのちょっぴりの違和感が。
それは世界に影響を与えるに値せず。
“閃の軌跡”は“閃の軌跡”のまま、運命の刻に至ろうとしていた。