金の桃を食べた東家の長男   作:フォーミラー

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久しぶりの投稿です。

戦闘描写を描くのが難しい~

上手く描けてないかもしれません。

そこは温かい目で見守ってください




第三話 覚醒

 

 

 

 「うっ...(ここは......知らない天井)」

 

 『あら、起きた?』

 

 

少し意識が朦朧としていると、女が俺の顔を覗き込み声をかけていた。

 

 

 「...お前、誰だ?」

 

 『ちょっと~第一声がお前って酷くない。折角、君を助けてあげたのに...』

 

 「助けた?俺を?......ここはあの世なのか?」

 

 『んぅ~、ちょっと違うかなぁ。ここは私の精神世界よ。』 

 

 「...精神世界」

 

 『そっ、それに君はまだ死んでいないよ。死の一歩手前ってところかな。』

 

 「...」

 

 『あぁ~、君 状況がうまく吞み込めていないみたいだね。』

 

 『まぁ、こんな味気ない場所でお話しもアレだし...』パチッ

 

 「!!」

 

  

俺は現在の状況が吞み込めず少し黙って思考していると、女は俺の状況を察し、場所を変えるため指を鳴らした。

すると、景色が中国の水庭園のような風景に変わり、周りに睡蓮の花が池に浮いており、その中央に俺と彼女が座っている。

 

 

 『それじゃぁ、お話ししましょう。』

 

 

 

 

 

    *

 

 

 

 

そして、彼女は今の状況を話そうする。

 

 

 「それじゃ今の状況を話すね」 

 

 「いや、まず自己紹介だろ。」

 

 「あ、それもそうね。じゃぁ『桃』って呼んでちょうだい」

 

 「...わかった。桃、俺は...」

 

 「東 悟でしょう」

 

 「...何故、俺の名を知っている?」

 

 「ん~見てたから(・・・・・)

 

 「...桃越しからこっちを見ていたか?」

 

 「ん~まぁそんな感じかな?」

 

 「何故、疑問形?」

 

 「まぁまぁ、今は置いといて...君の今の状況を教えるね。」

 

 「...わかった。」

 

 

彼女...桃は軽く自己紹介をし、俺も自己紹介をしようとするが彼女はどうやら俺の名前を知っていた。

 

俺がなぜ知っているのか聞くが、桃はそれをはぐらかし、今の状況を俺の説明する。

 

 

 「まず、君が金の桃を食べたことで体の内側はかなり滅茶苦茶よ。」

 

 「具体的にはどれほどなの重症だ?」

 

 「重症ってもんじゃないわ。普通なら死亡確定よ。」

 

 「脳は幾つかの神経が焼き切れてるし、目は失明、心臓は破裂、内蔵も幾つか破裂......」

 

 「言ってたらキリがないよ。」

 

 「...マジかよ」

 

 「マジよ。けど、君は桃を全部食べてくれた(・・・・・・・・・・)。」

 

 「これがある意味幸福だったね」

 

 「いや、どこがだよ。」

 

 

彼女が俺の身体の状況を教えてもらい、思ってた以上の状態に驚愕した。

 

そして、彼女は金の桃を全部食べたことが幸福だと言い、俺はそれにツッコンだ。

 

彼女は更に話を進める 

 

 

 「まぁまぁ、話は聞いて...」

 

 「今、話しのは君の身体の状態で、外の状況を今、君の身体の処遇で君の祖母と懲罰部隊で揉めているわ。」

 

 「...どんな内容なんだ?」

 

 「んぅ~、簡単に説明すると...」

 

 「君の祖母と懲罰部隊の間で結ばれていた契約を、懲罰部隊が一方的に破棄したって感じかなぁ」

 

 「それにババアがキレているって感じか」

 

 「うん、そんな感じ」

 

 「...そうか」

 

 「あら、反応が薄いね。嫌いなの?」

 

 「...そんなことはどうでもいい、それにさっき話した『ある意味幸福だった』どういう意味だ。」

 

 

桃は外でババアと懲罰部隊の状況を説明し、俺は納得した。

 

彼女は少しからかってきたが、俺は話を変えて、さっき話に戻す。

 

 

 「ふふふ、そうね。じゃぁ話すね」 

 

 

桃が話すには...

 

金の桃の力を得るには金の桃を全て食べるのと、心身が金の桃に適応しないといけないようだ。

 

まず、最初に身体を破壊し、金の桃に適した身体に創り変える

 

次に精神は、金の桃が俺の精神は浸食しようとするが、俺は元々の精神力が強かったため浸食されずに済んだ。

 

だから、彼女の精神世界に来ることができたみたい。

 

そして...

 

 

 「...で、後は少しで体が完成するわ。ふふふ」

 

 「...何が可笑しい」

 

 「ふふ、いや楽しみなの」

 

 「楽しみ?」

 

 「ええ、君が復活し、これからの先の時代、君を中心に様々な出来事が起こるわ。」

 

 「現世、魔都、二つの世界を巻き込むほど大きなうねりを起こしてね。」

 

 「私はその時代の変化を見るのが楽しみなの」

 

 「だから、せいぜい私を楽しませてね。東悟」

 

 「おい待て俺は......うっ、な、何だ!?急に、ね、眠気が...」

 

 

桃が今後、俺が起こすであろう様々な出来事を楽しむ素振りを見せ、それに反論しようとした瞬間

 

急激な眠気が襲い、薄れていく意識の中、桃が更に......

 

 

 「あ、もう時間だねぇ~」

 

 「この能力は結構複雑だけど......まぁ君だったうまく扱えるさ。」

 

 「君が手に入れたその『力』今は酔いしれるといいよ~」

 

 「お...い...待て...」

 

 

 

桃は気楽に言いそれを最後に俺は意識を失った。

  

 

 

 

     *

 

 

 

 

時は少しは戻して、悟が海桐花に遺言を言い、血を吐き倒れる。

 

 

 「彼は死んだ?舞」 

 

 「ちょっと待って......」 

 

 

舞は十華に言われ彼の容体を確認し...少しして

 

 

 「...彼は確実に死んだよ。心臓が完全に破裂していてて、即死よ。」

 

 「そう、結果彼ほどの男でもダメだったのね。」

 

 「...彼の遺体を回収しなさい。今後の研究に役立てなさい。舞」

 

 「...それはいいけど...」

 

 「待て、貴様らこれ以上、孫を愚弄するな」

 

 「悟の遺体は此方が引き取る」

 

 

十華は死亡した東悟の遺体を回収するように命令を出すが、舞はその命令に少し迷った。

 

何故なら...彼の祖母、東 海桐花が待ったをかけたからである。

 

海桐花の言葉には怒りがにじみ出ていた。

 

それに対して十華は反論する。

 

 

 「聞けない相談です。総組長」

 

 「...なんじゃと?」

 

 

十華の帰ってきた言葉に海桐花は更に怒る。

 

 

 「確かにあなたとの結んだ契約内容では彼が死んだ場合、遺体はそちらにお返しする契約でしたが...」

 

 「彼が希少な金の桃を全て食べたせいで、今度の研究ができなくなりました。」

 

 「なら、最後に彼の遺体を徹底解剖して、少しでも役に立たせなければなりません。」

 

 「よって、あなたとの契約は破棄させてもらいます。」

 

 

本来、海桐花と陰陽寮の間で交わされた契約内容に、悟が死んだ場合遺体を返すと契約も有ったのだが...

 

悟が希少な金の桃を全て食べてしまったせいで、今後の金の桃に関する研究ができなくなってしまった。

 

十華は、少しでも悟の遺体を解剖して、国益にするつもりであるが...

 

当然、そんな一方的な契約破棄に海桐花は納得などしない。 

 

 

 「調子に乗るなよ?小娘ども?」

 

 

海桐花は今までにない程のドスの効いた殺気を彼女たちにぶつけた。

 

彼女達は冷や汗を流し、理解させられたこれが魔防隊の総組長なのだと

 

 

 「貴様、陰陽寮が我が孫を金の桃の人体実験にすることを勝手決め、剰えその契約を破棄するだと?」

 

 「おぬしら、此方を舐めるのも大概にしろよ?」

 

 「悟の遺体を持ち帰り、東家で丁重に葬儀をする。」

 

 「邪魔をするのであれば駄々では済ませぬぞ。小娘ども」

 

 

懲罰部隊の隊長たちに緊張が走る。

 

相手は現役の魔防隊 総組長、彼女達が今まで戦い始末してきた者たちより、格も実力も段違いであり...

 

先ほどまでの戦いで油断したとはいえ、その孫で尚且つ男の東悟に全滅させかけられたのだ。

 

その祖母で魔防隊のトップとなれば、どれ程の実力なのか未知数であり、彼女達は冷や汗を流すが...

 

一人だけその殺気にも怯まず、平然としている者がいる。

 

懲罰部隊 総隊長 時崎十華であった。 

 

 

 「いいえ、そうはいきません。海桐花殿」

 

 「彼の遺体を我々、陰陽寮が回収し、少しでも国のため有益に利用します。」

 

 「......そうか。ならもうよい悟は力尽くでも連れて帰るとしようかの。」

 

 

海桐花と十華は睨み合い、各隊長たちは十華の後ろで待機しいつでも動けるように構える。

 

しばらく、静寂が流れ、海桐花と懲罰部隊がぶつかろうとした... 

 

 

その時、四番隊の隊長 黒花 舞が異変に気づく。

 

 

 「あれ?...東悟の遺体が...無くなっている?」

 

 「なんじゃと!?」

 

 「何ですって!?」

 

 

舞の言葉に2人は驚き、悟が倒れている場所を見るが、そこには血だまりだけががあり、悟の遺体が消えておった。

 

全員、辺りを確認し、最初に気づいたのが...

 

  

 「...上に...『何か』...いる。」

 

 

六番隊の隊長 剣崎 葵だった。 

 

彼女は盲目で目は見えないが、視覚以外の感覚器官が鋭く、周りの異変も一早く気づくことができた。

 

そして、全員が上を見上げる。

 

そこには東悟が仰向けまま白く光り浮遊している姿だった。

 

 

 「え?な、何で浮いていますの?」

 

 「おいおい、どうゆうことだ!!死んだんじゃぁないのか!!舞!!」

 

 「そ、そんな......し、心臓は破裂していたはず...」

 

 「悟?お主...生きて...」

 

 「何が起きているの?」

 

 

全員が驚愕していると、悟が空中で起き上がり、目を開き周りを見渡す 

 

髪は黒髪からみるみるうちに白く変色し、目は碧眼へと変わり、失った左腕(・・・・・)も再生していった。

 

 

悟が下にいる懲罰部隊と海桐花を見た瞬間...

 

 

 『!!?』ゾッ

 

 

全員に戦慄が走る。まるで蛇に睨まれた蛙の様に体が動かなくなってしまった。

 

悟は空中からゆっくりと降り、笑みを浮かべて彼女に話しかける。

 

 

 「よお、さっきぶりだなぁ、お前らぁ」

 

 「...マジかよ」

 

 「大マジ!!元気ピンピンだよ!!」

 

 「まさか!!君、金の桃の力を得たの!?」

 

 「正っ解っ!!」

 

 

悟は気分よく自分のことについて話し出した。

 

 

 「金の桃の力を全て得るには、金の桃を全て食べたいといけなかった。だが勿論それだけじゃぁ意味がねぇ」

 

 「心身が金の桃の力に耐えないといけない!!」

 

 「言うは易し!!金の桃は一度、俺の身体を破壊し、その後に体を創り変え!!」

 

 「精神は金の桃に浸食されるのだが俺は元々の精神力が強かっため浸食されずに済んだ!!」

 

 「(この子......ハイになっているわね。)」

 

 「結果!!俺は金の桃の力を得た!!」

 

 「(...桃が言った通り気分がいい!!これが金の桃の力...いいね!!)」 

 

 

悟は金の桃に適応したことで復活し、桃が言った通り、悟は今、自分の手に入れた力に酔いしれていた。

 

 

 「じゃぁ、お前らさっきのお礼参りと行こうかぁ。」

 

 「各隊長たち!!気を引き締め直しなさい!!」

 

 『!!』

 

 

総隊長の十華は各隊長たちに気を引き締め直すように言い、各隊長たちもより真剣に東悟を見る  

 

そして、

 

 

 「せいぜい足搔けよ。てめぇら」

 

 「勝負はこれからよ!!東悟、君こそ覚悟なさい!!」

 

 「あ‟—ーーそうか?そうだな!?そーかもなぁ!!」

 

 

最初に仕掛けたのは六番隊 隊長 剣崎 葵であった。

 

彼女は素早く彼の懐に入り、技を繰り出す。

 

 

 「重力刀...猛虎高!!」

 

 

先ほどの悟はこの技の威力に耐えきれず、吹き飛んだが...

 

だが、今は逆に受け止めるかの様に両手を広げて無防備で立っていた。

 

後ろの地面は抉れ、壁はさっきより凹んでいる。

 

何より驚くことに彼女の刀はまるで見えない壁に阻まれ、身体に届いていなかった。

 

  

 「...っ!!何故...届か...ない!!?」

 

 「あぁ~お前は俺を磔にした重力女...まずはお前からやるか?」

 

 「!!」

 

 「下がれ!!剣崎!!炎円業火!!」

  

 「薔薇の太陽光線(ローズ・ソーラレイ)!!」

 

 

剣崎は蘭の指示に直ぐに従い下がり、蘭の炎チャクラムで攻撃し、薔薇のエネルギーチャージを済ませ赤坂の攻撃が同時ぶつかるが...

 

 

 「ケホ、ケホ、煙いなぁ」

 

 「っ!!...うそだろ!!」

 

 「ちょっと...効いててほしかったわぁ」

 

 

煙の中から煙たそうに悟が現れ、2人は全く攻撃が効いていないことに驚愕した。

 

 

 「んじゃぁ、行くぞ。」

 

 

そして、今度こっちの番と言わんばかりに悟が動く。

 

悟は頭の中でフッと浮かんだ詞を口にする。 

 

 

 

 位相(いそう) 

 

 

 

 黄昏(たそがれ) 

 

 

 

 知彗(ちえ)(ひとみ)

 

 

 

 順転『

 

 

 

 「くっ!!」

  

 「なっ!?」

 

 「きゃぁ!!」

 

 

詞を口にした瞬間、3人は同時に空中に引き寄せられぶつかる。

 

 

 「くそっ!!離れられない!?」 

 

 「...私...と...同じ...能力...なの!?」 

 

 「能力の考察は後!!早く離れないと!?......って!!やば!!」

 

 

3人は空中で引っ付た状態で急いで離れようとするが離れられずもたつく、

 

更には地面や壁の大量の瓦礫が彼女に吸い寄せられていき、空中に巨大な岩の球体が出来上がった。

 

 

 「はっはっは!!こりゃぁすげぇ!!」

 

 

ピシッ!!

 

 

 「お?......流石に生き埋めは無理か。」

 

 

バッゴォオオオオ!!

 

 

 「じゃぁ次を試すか」

 

 

岩の球体に亀裂が走り、一部を破壊して出てきたのは蘭だった。 

 

 

 「え~い!!こなクソ!!東悟!!」

 

 「そんな大声で言わんでも聞こえているよ。」

 

 「っ!!そこかぁ!!」

 

 

 

悪態をつきながら悟を探し呼び、悟は呼びかけに答えると、

 

蘭は氷のチャクラム武器で反撃しようとしたが...

 

反撃する前に、指鉄砲の構えをし、さっきとは違う詞を言い始めた。

 

 

 

 位相(いそう) 

 

 

 

 波羅蜜(はらみつ) 

 

 

 

 (ひかり)(はしら)

 

 

 

 反転『

 

 

 

ドッッゴォオオオオオオオオ!!!

 

 

悟の放った途轍もない衝撃波に蘭はおろか巨大な岩の球体ごと3人とも飲み込まれ、地面には大穴ができる程の威力であった。 

 

 

 「はは、こっちの『』はさっきの『』よりも威力が高いなぁ。」

 

 「さて次は、誰で試そうかな。ん?」

 

 

悟が別の隊長たちに目標を定めようと振り向き見た光景が...

 

炎、水、風、雷、大地、それぞれ特大の属性の球体が浮いており、

 

 

 「融合+圧縮+指向性」

 

 

それを九番隊 隊長 長野 夢が手のひらサイズの球体にして、悟の方向に向け...

 

 

 超絶融合属性砲(エーテリオン)!!発射!!」 

 

 

彼女の放った砲撃の威力は悟が放った『赫』よりも強力で、途轍もなく大きい金庫の壁をぶち破り、

 

更には大きな空洞ができ、先が見えなかった。

 

だが、かなりの威力だったのか夢は息が上がり、地面に座り込んでいた。

 

 

 「ハァ...ハァ...これでやれた?」 

 

 

彼女は悟の立っていたところ見て仕留めたのかを確認するが...

 

 

 

 

結果は......現実が残酷であることが分かっただけだった。 

 

 

 「おいおい、ちょっとやりすぎだぞ。」

 

 「う...うそ...」

 

 「こ...こんなの...ゆ...夢に...決まって...いるわ。」

 

 「残念、これは現実だよ」

 

 「ひぃ!!」ガタガタ

 

 

悟は現実逃避している夢に接近し、現実であることを言うが、夢は悟に恐怖した。

 

自分が撃てる全身全霊で最高の攻撃を放ってそれを何もなかったように話しかけられ、悟に恐怖と絶望を受けた。 

 

そんな恐怖と絶望に染まった彼女が次にとった行動は...

 

 

 「お...お願いします。あ...東...悟様」

 

 「い...命だけは...た...助...助けて...ください。」

 

 

頭を地に付けて土下座をし、悟に涙ながらに命乞いをし始めた長野 夢 

 

懲罰部隊 隊長の威厳、地位、果ては自分のプライドをも捨てての必死の命乞いだった。

 

そんな命乞いをして悟の反応は...

 

 

 「......はぁ~、別に命までは取らねぇよ。」

 

 「これじゃぁ、弱い者イジメだなぁ」

 

 「ほ...本当ですか!?」

 

 「あぁ...だが...これ以降の戦いに割り込んできたら...」

 

 「言わなくても...わかるよなぁ?」 

 

 「っ!!」ブンブンブン

 

 

夢は顔を上げ喜ぶが、悟が念押しするように顔を近づき目と目を見て警告し、

 

彼女は全力で首を縦に振り頷いた。

 

 

 「さて......おい、こいつと同じ戦意喪失してる奴。」

 

 「誰が戦意喪失してるのかわからんから、こいつと同じく土下座しとけ」

 

 

そう言って土下座したのが、四番隊、五番隊、七番隊、この3人の隊長達が直ぐに土下座をした。

 

 

 「わ......私も...戦わないです。」

 

 「い...いや...死になくない」

 

 「わ......私もです。」

 

 

3人とも完全に戦意喪失おり、一人泣き出す始末であり、

 

当然、それに反発する者がいた。 

 

 

 「あ、あなた達!?なに男なんかに土下座をしてますの!?」

 

 「懲罰部隊の...いや、女としてのプライドを捨てるのですの!?」

 

 「見損ないましたわ!!情けない!!」

 

 

反発した者は三番隊 隊長 アリシアであった。 

 

彼女は、3人に失望と軽蔑の眼で言い捨てるが... 

 

 

 「いやいやいやいや!?無理だよ!?」

 

 「あ、あなたこそプライド捨てなさい!?死にたいの!?」

 

 「うぅ...いやだ...死にたくない。」

 

 

彼女たちはアリシア対してプライドを捨てて命乞いするべきと言われ、アリシアは嫌そうな顔を浮かべて、彼女たちには更に軽蔑の言葉を言おうとするが...

 

 

 「あなた達...」

 

 「なるほどなぁ、俺の1番嫌いな性格だ。くそアマ」

 

 「何ですって?」

 

 「お前みたいな『女はルール』って言う奴が死ぬほど嫌いっていたの?」

 

 「あら事実じゃなくて、男は桃の恩恵を受けられなず、醜鬼から身も守れず、労働力ですら女性に劣る存在じゃなくて?」

 

 「だから、男は黙って女の言いなりに......なれと?」

 

 「当然ですわ。」

 

 

アリシアの発言は完全に女性至上主義の考え方であった。

 

悟がもっと嫌いな性格であり、彼女の発言はまさに火に油を注ぐ行為であった。  

 

 

 「...そうか、安心したぜ。てめぇが俺の思っていた以上のクズだったことに...」

 

 「何ですって」

 

 「まぁ......だからこそ、そういう奴は俺は何の躊躇せずに痛めつけれる。」

 

 「!!(来ますわね!!先ほどのようにはいきませんわよ!!)」 

 

 

アリシアは盾を構えて悟からの攻撃を注視する。 

 

悟が殴る構えを取り、一瞬で距離を詰めて彼女のを殴り飛ばし、壁に叩きつけられる。 

 

 

 「がはっ!!(な...何ですの!?今の!?)」

  

 

彼女が疑問になるのも無理もない。

 

彼女と悟の距離はかなり開いており、アリシアは悟が殴る構えをした時、盾を構えてカウンターを狙おうとしたが...

 

まさか、この距離を詰められるとは思わなかった。

 

 

 「ゴッホゴッホ(衝撃が中にまで!?何ですの!?さっきとはまるで違う!?)」

 

 「どうだ俺の今のパンチは?さっきとは比べもんにならないだろ」

 

 「くっ!!調子に...」

 

 「おら!!」ドゴ!!

  

 「おえっ!!」

 

 

悟はアリシアがエクスカリバーで攻撃しようとするが、先に悟が彼女の腹を蹴飛ばした。

 

余程、堪えたのかアリシアは腹を抱えて悶絶しだした。

 

 

 「かはっ!!はぁ...はぁ...ぅうう」

 

 「どうした?さっさと立てよ」

 

 「ぐぅ(な...何ですの?伝説の鎧(アイギス)で防ぎきれてない?)」

 

 「自分では無理か?じゃぁ立たせてやるよ。」

 

 

悟は倒れ悶絶しているアリシアの首を掴み上げる。

 

アリシアは自分の鎧が全く攻撃を防ぎきれていないことに疑問を感じてた。 

 

 

 「何だもう終わりか?」 

 

 「っ...ここ!!」

 

 「あぁん?」  

 

 

アリシアは悟に首を掴み上げられながらも、伝説の剣で悟の首を跳ねる勢いで剣を振るが...

 

 

しかし、結果は最初の剣崎と寸で攻撃が止まった。 

  

 

 「そ、そんな...何故、私の攻撃が...寸で止まりますの」

 

 「ん?あぁこのバリアか?」

 

 「厳密には寸で止まるんじゃなくて、俺に近づく度に遅くなっているの」

 

 「......遅くなっている」

 

 「まぁ、そんな感じがするだけで、俺自身もまだ能力の全てを把握しきれてない。」

 

 「だから、お前たちに試しているの。お礼参りも兼ねてね。」

 

 「くっ......本当、野蛮ですわ。」

 

 「言いたいことはそれだか?じゃぁ......もう一度、死ね」

 

 「あぐぅ...ぅうう...い...いやぁ」

 

 

悟はそのままアリシアは首をへし折ろうと手に力を入れる。

 

アリシアは剣と盾を捨て、抵抗しようとするが見えないバリアに阻まれて抵抗ができず、徐々に首を絞められる。 

 

 

 「それ以上は看過できないわよ。東悟」

 

 「!!...おっと」

 

 ドサッ

 

 「ゴホゴホ、はぁはぁ......総隊長」

 

 

悟は時崎の攻撃を躱し、アリシアは首を離され息づきをする。

 

時崎は東悟の得た力が強大なのは理解しているつもりでいたが...

 

まさか、各隊長たちがこうも一方的にやられるのは予想外であった。

  

 

 「......これほどの力を手に入れていたとは」

 

 「予想外過ぎたか?」

 

 「そうね...私達は心のどこかで貴方のことまだ舐めていたわ。」

 

 「だから......もう貴方の捕獲は諦めるわ。ここで貴方を......」

 

 「確実に殺すわ。」

 

 「!!」

 

 

時崎は手のひらに球体を出現させ、一瞬の内に距離を詰めて、悟の顔に球体をぶつけ様とするが...

 

さっきのアリシアや剣崎と同様、寸で止まった。

 

 

 「やはり、駄目ね...届かないわ」

 

 「...流石に今のは驚いた・ぜ!!

 

 

悟は彼女の顔の前に指でっぽうの構えをし『赫』で攻撃するが、

 

時崎はノーモーションで回避し、距離を取った。

 

 

 「(ノーモーションで避けた?時間を止めたのか?)」

 

 「まぁ、もっと試せばいいか」

 

 「(自己時間加速(タイム・アクセラレーター))」

 

 

悟は『赫』の広範囲の威力はを抑えて、連続で攻撃をするが、彼女は立ったまま横にズレる様に避け続ける。

 

 

 「なるほど(時間を止めての移動ではなく、自分の時間を加速して避けているのか)」

 

 「(時間停止(タイム・ストップ))」

 

 

十華は無詠唱で周りの時間を止めた。

 

 

 「さて、これで時間は完全に止めたわ」

 

 

十華はわざわざ時間を止めずに、自分の時間を加速させて避けさせたのは、悟にわざと自分の力を分析させて理解させてそのスキに時間を止めて仕留める事を考えていた。 

 

結果、東悟は『赫』を放った構えのまま止まっている。 

 

 

 「あなたの桃の能力は未知数...」

 

 「だから能力を完全コントロールする前に君を殺す」

 

 

そう言い十華は右手が光りそこから剣を召喚した。 

 

 

 「『時の剣』...これで確実に首を跳ねるわ」

 

 

『時の剣』この剣の攻撃を受けたあらゆるものの時間が巻き戻されて最初から存在しなかった事にすることができる剣

 

十華は悟に近づき『時の剣』で首を跳ねようとするが...

 

 

 「やっと近くまで来てくれたなぁ、総隊長さんよぉ」

 

 「っ!!......な、なぜ!!?動けるの!!?止められた時間の中で!!?」

 

 「さぁな、俺も知らん......うらぁ!!」ドゴッ!!

 

 「がはっ!!」

 

 

十華が悟の首を跳ねようとした瞬間、突然、悟が動き出し剣を受け止めるられた。

 

余りにも信じられない光景に十華は動揺しながらも悟に問うが、悟自身もなぜ止まった時間の中を動けるのかわからなかった。

 

悟は十華の右手に持っている剣ごと左手で掴み、右の手掌で十華の溝内に攻撃する。

 

 

 「まだまだ」

 

 「ごはっ!!ぐがっ!!......くっ!!調子に乗るなぁ!!」

 

 「そんな大振りの攻撃が当たるかよ。もう一丁!!」

 

 「...っ!!」

 

 

悟は更に畳みかけて溝内に連続で手掌の攻撃する。

 

十華は掴まれた手を振り解き、斬りかかるが、悟は大振りの攻撃を避け右足で十華の顔面を蹴飛ばした。

 

そして、止まっていた時間が動き出す。 

 

 

 「くっ......まさか、止められた時間の中を動けるとは...」

 

 「予想外にも限度があるでしょう。」

 

 「まぁ、俺もまさか止められた時間の中を動けるとは思わなかったよ」

 

 「(...これ以上彼に時間与えるのは危険ね。なら『切り札』を使うしないね。)」

 

 「ん?今度何をするんだ?」

 

 「......」

 

 

十華は悟はあまりの予想外の能力に悪態をつき、彼にこれ以上の時間を与える自分でも倒せないと考えて、切り札を斬ることにした。

 

十華は起き上がり悟も彼女が何かしてくると思い問うが、彼女は答えない

 

 

 「!!(明らかに空気が変わったな)」

 

 「現れろ!!時の神(クロノスタシス)!!」

 

 

十華の背後からまるで時間の神を連想させる巨大な化身が現れた。

 

 

 「スタンドにしちゃデカすぎないか?」

 

 「その余裕が......いつまで続くかしらね」

 

 

 キィイイイ!! 

 

 

そう言い『時の神』の右腕が上がり、悟に指先を向け、その先からエネルギー波を飛ばした。

 

 

 「!!......おっと」

 

 

 ズドォオオ!!

 

 

 「おや?何故避けるの?さっき見たいに受け止めないのかい?」

 

 「......ちょっと面倒だなぁ」

 

 

悟は最初、十華の言う通り受け止めようとしたが、エネルギー波が不可視のバリアに触れようとした瞬間、嫌な予感を感じ悟は避けるを選択した。

 

結果、避けて正解だった。

 

『時の神』が放ったエネルギー波の後を見るとその部分だけが砂化してた。

 

 

 「(恐らく時間を急激に加速させて放ったエネルギー波だな)」

 

 「これなら貴方を確実に殺すことができるわ」

 

 「殺す?俺にはやっと同じ土俵に立てたって感じがするなぁ」

 

 「そう......これならどうかしら?『時の神』」

 

 

『時の神』は両手を動かし、さっきは比べもんにならない程のエネルギーを溜め始めた。

 

 

 「へぇ~すげぇエネルギーだ。けど、お前のそれ......切り札だろ。」

 

 「それ程の力、何か制限があるな」

 

 「えぇ、あるわよ。この大技を放ったら私は100時間桃の能力が使えんくなるわ」

 

 「なら......俺も全力でいくか」

 

 

悟はさっき使っていた2つの技、『蒼』『赫』の詞と違った詞を唱えはじめるのと同時に掌印を結び始めた。

 

この技は『蒼』と『赫』を掛け合わせる事で生まれる大技であった。

 

 

 

 九綱(くこう) 

 

 

 

 偏光(へんこう) 

 

 

 

 (からす)声明(しょうみょう) 

 

 

 

 表裏(ひょうり)(はざま)

 

 

 

悟は詞と掌印が終わり、掌を返したデコピンの構えるのと同時に、十華の『時の神』はエネルギーが溜まり終わり悟に照準を定め......

 

そして、2人の大技が同時に放たれる。

 

 

 「時の波動!!」

 

 「虚式『』」

 

 

 

 






プロフィール:

東悟『覚醒』
能力:無下限、六眼、etc
無下限:無下限術式と同じ能力
六眼:無下限を使いこなす為に突然変異した目、また、他者の桃の能力を詳細に見ることもできる。


この上記の能力以外にも他にも複数の能力があるが......


今の状態の東悟は上記の2つも何となくでしか把握しておらず、ほぼ感で戦っているに過ぎない

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