とはいえ社長本人だとアレなので社長と同等の知能を持つ少年を主人公にしました。なのでクロスオーバーといってもマーベルのキャラは出てきません。あくまで技術のみ出てきます。
一つ自己紹介と昔話をしようじゃないか。
僕の名前は神崎 明人。日本の帝丹高校に通っているいわゆる高校3年生というやつだ。
高校3年生というと普通は受験勉強に追われているものだろうが、僕はそれとは別にやらなければいけないことがある。
結論から言うと会社経営だ。悲しいことに僕には両親がいない。学費は全て自分の手で払っている、苦学生というものでもあるな。実際経営はうまく行っている、いきすぎて怖いぐらいだ。これは
じゃあ何故僕が会社経営なんてことをしなくちゃいけなくなったか、それはさっきも言った通り両親がいないからなのだがそれには一つ隠された事情がある。
そのことを説明するために昔話を聞いてはくれないだろうか。
これは僕が日本で言う小学生ぐらいの頃の年齢の出来事だ。
僕の両親は研究者だった。二人ともアメリカで研究していたので、当然僕もアメリカで過ごすことになるわけだ。
正直言って、当時は両親のことがそんなに好きではなかった。二人とも研究熱心で僕に関心がないと思っていたからだ。
そんな僕が唯一アメリカで好きだった場所が学校だった。自分の知らない知識を無制限に与えてくれる場所だったからだ。知識は良い、両親からの愛に飢えていた自分を満たしてくれる、愛に代わる存在こそが知識と言っても良かった。
そんなアメリカのスクールバスで子供らしいしょうもないイジメがあった。今となっては名前を覚えていないが、虐められていたのが日本人らしからぬブロンズ色の髪の少女だったこともありよく記憶に残っている。
どうやら僕がアメリカに引っ越す前にあった出来事らしいのだが、その少女がもう一人の日系人の少女のイジメから庇った結果、イジメの対象がそのブロンズ髪の少女に変わったという話らしい。
僕としては彼女を助ける特別な理由はなかったが、そのままにしているのも気持ちが悪かったのでイジメから庇ってやった。
結果として彼らは今度は僕を虐めようとしてきたが、暇な時間に得た知識で作ったちょっとした玩具をくれてやるとすぐに懐いてきた。子供なんてのはそんなもんだ。
その少女は僕に「ありがとう」と一言言ってきたがそれ以上の付き合いはなかった、その時はね。
ここまで僕の話を聞いて、「こいつは何を言いたいんだ?」と思った人もいるだろう。だがもう少しだけ聞いていてほしい、これは今から説明する状況を理解するのに必要なことだったからね。
さて、ここからが本題だ。
僕はこの一件で仲良くなった少年、ジョンの家に泊まりに行くことになった。
いやマイケルだったか?まぁそんなことはこの際どうでもいい。とにかくその日僕は自宅にいなかったんだ、それが重要なんだ。
僕がいなかったその日、自宅は強盗に襲われた。結果として両親は死亡、犯人はまだ逮捕されていない。
僕がこの時に覚えたのは無力感だ。不思議なことに僕は両親の死が悲しかった。その当時は僕を愛していたと思っていなかったのにもかかわらずだ。もし僕がその現場にいたとしてもただ何もできずに殺されていただけだろう。それが余計に悔しかった。
ちゃんと両親の死を実感する前に僕は日本に帰ることになった、両親がいなくなったから当然のことだ。
子供ながら周りの大人と遺品整理とでも言うのだろうか、とにかく、日本に戻るために必要なものをまとめていると、この家に一枚だけあった家族写真の裏に数枚のメモを見つけた。
この時僕は本能的に、「これは誰にも見せてはならない」そう思った。
そして、一人になった時にそのメモを見るとどうやら暗号のようであった。ほとんどのメモは何か全くわからなかったが、一枚だけほんの少し理解することができた。そっから長い時間をかけて解読し、解けたのはアメリカを去る2日前だった。
それこそがジャーヴィスの元となったプログラムだった。どうやら僕は他の子供よりも数段頭が良かったらしい。そのプログラムを起動して両親の他の資料を解析し、何か彼らを感じ取ろうとした。今でこそ彼らの資料なんて簡単に理解することができるが、仮にも当時小学生だった自分が理解できるはずもなく、資料からは彼らを感じ取ることができなかった。
しかし、そのAIプログラムはとあるものを見つけてきた。
それがある組織と両親とのつながりを示すデータであった。これがジャーヴィスであったのなら僕のことを思って見せることはなかったであろう。しかしまだ未熟なAIプログラムは僕にそのデータを見せてきた、そして僕もそれを理解できてしまうほど聡明な子であった。
両親はあるグループから研究の援助をさせてほしいとの誘いを受けていた、しかしそれを断り続けていたという。
他にもそのグループからの様々なやりとりが見つかった。中には脅しとさえ捉えられるものもあった。
極め付けにAIプログラムは僕にこう伝えてきた。
「あなたの両親の死についてですが、その日の監視カメラ映像に何かしらの干渉を受けていた痕跡が見受けられます。あなたの両親は、万が一のために研究に関するものがある部屋には秘密に監視カメラをつけていました。その映像は干渉を受けた痕跡がありません、再生しますか?」
僕はもちろんYESと言った。
そして流れてきたのは強盗などではなく黒い服を着た集団が、両親を冷徹に殺し、機材という機材を壊して去っていく映像。
聡明とは言っても小学生には耐えられる映像ではなかった。
僕はその場で少し吐いてしまった。
僕はもしやと思いプログラムにこう聞いた。
「変なグループと殺人事件は何か関係ある?」
プログラムは答えた。
「関係はあると思われます。」
僕は茫然とした。ほんとに繋がりがあるかもしれないとは思わなかったからだ。
プログラムは続けて言った。
「…あなたの両親はあなたにメッセージを残していました。音声ファイルの解析が完了しましたので、再生させていただきます。」
『やぁ明人、これをキミがみるのはいつになるだろう。もしかしたらすぐに見つけるかもしれないし、案外見つけないまま一生を過ごすかもしれないな。これを見ていると言うことは君はあの暗号を解読したと言うことだろう。素晴らしい、私としては20年先でも通用する暗号を書いたつもりなんだが、どうだっだろう。
まぁそれはいいとして、このビデオの意味だが、私は今ある組織から勧誘を受けている。いくらでも資金を援助するから我々に協力してほしいとのことだ。全く馬鹿な奴らだ、お前ら以外にも同様の条件で私のことを求めている企業はたくさんいる。そして何よりそんなことをしなくても私の発明した物だけで自分の研究範囲は賄え…、これ以上愚痴を話すと長くなりそうだからやめておくよ。
だがその組織が今まで勧誘されてきた企業と違ったのは、私がこれまでに聞いたことのない組織だったと言うことだ。私を誘ってきた企業は少なからず一度は聞いたことがあったり、何かしらで関わったことはあった。しかしその企業は今まで聞いたことがない、全くの無名。失礼だがそんなところに私を雇えるほどの金があるとは思えない。
だから私は少し調べたのだが、だが不自然なことに何も見つからない。悪い情報だけでない、良い情報もだ。何も見つからないんだ。こんな怪しいところに資金援助を受けるつもりはない。そう突っぱねてやったよ。でもあいつらは未だに私を誘い続ける。最近なんて脅しに近い文言の時もある。全く厄介な奴らに目をつけられたものだよ。
…正直言って命の危険を感じている。だからこうしてメッセージを残そうと思ったのさ、万が一のためにね。大丈夫さ、人間そう簡単には死なんよ。ただ、私とその組織のいざこざに息子を巻き込みたくない。だから私は明人とあまり関わらないようにしようと思う。明人には苦しい思いをさせるかもしれないが、いや、これを見てると言うことは'させたかもしれないが'かな。わかって欲しい。
ただ、息子に何もしないのも父親として違うだろう。そう思い数枚のメモを残した。一枚はAIプログラムの基礎となるもの、つまりこれだな。これが解けなければ他のメモも解けることはないだろう。他のメモは、私が昔から考えてきたアイデアと理論が書いてある。
私にはこれを実現することができていない、だがお前なら実現してくれるだろう。それができたのならお前は世界を変えることができる。そして他にも新たなアイデアを生み出し、私を超えていくのだろう。私が生み出したものの中で最も素晴らしいのは明人、お前だ。
まだ母さんのお腹の中にいるお前だが、私には断言できる。どうかお前が世界を変えるような人間になることを、私を超えるような科学者になってくれることを祈る。』
「再生を終了しました。」
この時の僕の気持ちを表すならそうだな、【愛】だな。今まで知識を愛の代わりにしていた子供が本当の愛を得るんだ、そりゃあ涙を流すさ。
それはそれとして僕にはもう一つ【憎悪】という感情も芽生えた。
両親を殺したやつらを殺してやりたいっていうね。実に子供らしい馬鹿で安直な考えだが、とにかく僕には二つの気持ちが芽生えた。
そんなこんなで次の日、アメリカでの最後の登校日を迎えた。ジョンやマイケル、クリス、最後に色んな奴らと話したよ。親からの愛とも違う、友情を感じることができた。全く、最後なのに色んなことを学ばせられる。そう当時の僕は思ったね。
ま、あいつらには僕が起業する時に株を買わせたぐらいには今でも親交は続いているのだがその話はまた今度でいいだろう。
そして楽しかった日も終わり、下校しようとするとまた考えてしまうんだ。両親の死について僕はどうするべきなのか。
復讐するのか、それとも科学者として世界を変えるのか。
そんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。
あのブロンズ色の髪の少女だ。…そうだ、名前を思い出したぞ、確か名前は
「宮野さん、だっけ?どうしたの」
「別に、あなたが日本に帰るって聞いたから挨拶しにきただけ。普段ならこんなことしないけどあなたには助けられたこともあるしね。」
僕が言うのも変な話だが、彼女は頭がよい。それこそ父の言う世界を変える人はこっちなんじゃないかと思うくらいにはね。だから僕は気になって聞いてみた。
「そうか、ありがとね。…一つ聞いてもいいかな、もし君が親から何かで期待されているとして、自分自身もそうあってもいいと思っている。その一方で親から期待されていることの真反対のことをしたいと思っている自分もいる、君ならどっちを選ぶ?」
この問いに彼女は困惑していた。当たり前だ、こんな質問をする小学生もどうかと思うが、これに答えられる小学生なんているのだろうか。当時の僕はそう言うところがアホなのさ。
「ごめん、変な質問をした」
そう言って私が立ち去ろうとすると彼女はなんと答えてくれた。
「私には両親はいないからあなたの悩みにうまく答えられないかもしれないけど、そんなの結局自分にしかわからないでしょ、単純にやりたい方をすれば良いじゃない。」
彼女にとって嫌な質問をしてしまったかもしれないな、そう反省した記憶が僕にはある。
「そうか、ありがとう。」
僕は今度こそ帰路へと就こうとし、彼女の方を振り返って最後の挨拶をした。
その時、彼女の後ろをついていた黒い服の男たちが一瞬、あの映像の黒服と重なって見えるほどに僕はあいつらを恨んでいることにも気づいた。
彼女が言ったごく当たり前のことが今の僕の生き方のひとつとなっている。
やりたいことをしよう。
子供の僕はヒーローに憧れた。ヒーローは悪を滅ぼすものだろう?だから僕はあいつらを潰すことにしたのさ。両親の研究は僕や人類の未来のために使わなければならない、仮にもそれを盗もうとした奴らを放って置くなんて無理な話だ。
大人だったら自分が殺されるのが怖くてやらなかったかもしれない、でも子供なんてそんなもんさ。
さて、長い昔話を聞いてくれてありがとう。その後僕は色々あって死にかけたり、高校生になって起業して2年ほどで世界有数の企業になったりするなど波瀾万丈と言ってもいい人生を過ごした。
あのプログラムを解読した日から今の今まで我慢し、準備し続けた。そろそろ攻勢に打って出るところだろう。
もし僕が何者かと聞かれたらどう答えるべきだろう?
天才?科学者?復讐者?
いーや違うね、少なくとも僕はあの日から子供心ながらに悪を滅ぼすヒーローに憧れた。なら、あいつらに対抗するために作ったこのスーツこそ、僕の名として名乗るべきだろう
私はアイアンマンだ
次のうちどれか教えて欲しいです。どの媒体か(原作やアニメなど)は問いません。
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MCUは見てる。コナンは見てない。
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MCUは見てない。コナンは見てる。
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MCUもコナンも見てる。
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MCUもコナンも見てない。