ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜   作:エルドラス

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第9話 死んだ筈の親友が生きてたんですが?

親友のイッセーが夕麻に殺され、夕麻と矛を交えた次の日、俺は学校へと向かっていたのだが……

 

イッセー「まさか遺体すらないなんてな」

 

あの後、先輩達の元から一端逃げた俺は、先輩達がいなくなったのを確認した後イッセーの遺体があるであろう場所に向かったのだが、何故かその場に遺体はなかった。

 

恐らく先輩達が持ち去ったのだろう、しかし何のために?これは調べる必要があるな。

 

俺はそう心の中で思いながら学校へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

一誠「だーかーらー、本当にいたんだってば!!俺の彼女!夕麻ちゃんが!」

 

元浜「イッセー、お前まーた妄想拗らせて…」

 

松田「そうそう、お前に彼女なんてできやしねーての」

 

……何故、イッセーがここにいるんだ。いや、そもそもどうして生きてるんだ。あの怪我、どう考えても致命傷だった筈だ。

 

一誠「ナイン!ちょうど良かった、お前昨日あそこいたよな!」

 

松田「あーナイン、イッセーに無理に付き合わなくていいぜ?こいつなんか彼女がいるー、とか言い出してきたんだよ、可哀想に」

 

一誠「ほら、夕麻ちゃんだよナイン!覚えてないか!」

 

ナイン「あっ、あぁ、そのーだな」

 

松田「ほらイッセー、ナインも混乱してるだろ?」

 

元浜「これ以上悲しい妄想を語るなイッセー…それより、紳士の嗜みといこうじゃあないか」

 

松田と元浜はそう言うが、間違いなく妄想ではなかった筈だ。

 

一誠「だーかーらー本当に…メルアドも消えてるしさー…はぁ、ナイン、お前も来るか?」

 

ナイン「……いや、俺はいい、今日は生徒会に呼ばれてるからな」

 

一誠「生徒会?…あぁ、いつものか」

 

ナイン「そうそう、いつものだ」

 

まぁ用事がなくても行かないが。

 

……それにしても、『鬱陶しい奴』がいるなぁ。

 

 

 

 

 

 

放課後、俺は生徒会に来ていた。別に問題を起こしたわけでない。

 

???「いやー悪りぃなナイン、いつも手伝ってもらっちまってよ」

 

金髪の男が俺に話しかけてきた。こいつの名は匙元士郎、生徒会の一員だ。

 

ナイン「いや、問題ない。どうせ暇だったからな。それにこの量の資料を1人で運ぶのは骨が折れるだろう?」

 

匙「いやほんと助かるわぁ。お前のこと、最初はイケメンでいけすかない奴だと思ってたけどよ、めっちゃいい奴だな!」

 

ナイン「そんなふうに思われてたのか、軽くショックだよ」

 

そんな雑談をしながら、俺達はなんとか資料を職員室まで運び終えた。

 

ナイン「じゃあ俺はこれで、生徒会長達によろしくな」

 

匙「おう!じゃあな、また明日!」

 

…窓を見ればすっかり夕暮れになっていた。

 

 

 

 

 

 

帰宅路、途中で人を見つける…知り合いだなあれは。

 

 

ナイン「…イッセー?紳士の嗜みとやらに行ってたんじゃ…」

 

一誠「な、ナイン!…俺の体おかしくなってるんだ!そのな、なんて言うかな…」

 

ナイン「…頭がか?」

 

一誠「ちーがーうー!!暗い所が明るく見えたり、遠くの声が聞こえたり…お前にはそう言うの無いのか!」

 

ナイン「……すまん。何を言ってるのかわからん」

 

一誠「だから本当だって!…見ればわかるよな!」

 

そう言ってイッセーは突然走り出す……なんか、いつもより速くないか?

 

ナイン「って!ちょっとまて!!」

 

そんなイッセーを追いかけ、走り出すが…やっぱ速い!今の俺じゃあ追いつけないくらい早い!

 

 

 

 

 

一誠「どうだ?…俺の体がなんか変だろ」

 

ナイン「ぜー、ぜー、ぜー、ぜー、…だからと、言って、いきなり、走り出す、奴が、いるか、キツイ、ゲホッゲホッ!」

 

???「ほう、これは数奇なものだ…悪魔に、人間か?」

 

突如、見知らぬ男の声が聞こえて来る…

 

一誠「っ…!」

 

その男の声を聞くと、イッセーの顔が突然強張る。

 

ナイン「ど、どう、した、イッセー?」

 

一誠「ナイン!逃げるぞぉ!!」

 

そう言い放つと同時にイッセーが俺の手を掴み走り出す…いや、なんか力強くなってないか!何があったんだよ!

 

ナイン「ぜー、ぜー、ぜー、ぜー、ぜー、ぜー、いき、なり、引っ張る、なよ、マジで!」

 

一誠「て、悪い…ここまで逃げれば大丈夫「ほう、逃げ腰か」ッ!」

 

さっきの声の主…黒い翼を生やした男が既に先回りをしていた。あの翼、夕麻にも生えていたな。

 

一誠「っ!?…その翼、夕麻ちゃんの…」

 

???「夕麻?…ああ、レイナーレか…仕留め損ないおって」

 

あの口振り、どうやらあの女の事を知ってるようだな。

 

???「まぁよい、貴様の命…」

 

イッセーが動揺している隙を見て、夕麻と同じ光の槍を作ると…

 

ナイン「ッチ!避けろ!」

 

一誠「ぬぉ!?」

 

???「貰い受ける!」

 

男が槍を投げると同時に、これはイッセーを突き飛ばし、寸のところで回避する。

 

???「チッ、外したか」

 

一誠「た、助かった…でも、逃げきれねぇよこれ…」

 

イッセーの言う通り、このまま逃げ切るのは不可能だ。……この状況なら仕方がないか。

 

ナイン「イッセー、下がっていろ」

 

一誠「はぁ!何言ってんだよナイン!」

 

ナイン「良いから、下がってろ。奴は……」

 

俺は懐からドライバーとゾンビレイズバックルを取り出し、ドライバーを腰に巻き付け、バックルをドライバーにセットする。

 

 

SET

 

 

ナイン「俺が倒す…変身!」

 

 

GRAB! CLASHOUT!

 

ZOMBIE

 

READY FIGHT

 

 

???「ッ!?貴様…!」

 

一誠「…ナイン、なんだよその姿はぁ!?」




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