ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜 作:エルドラス
リアス「二度と教会に近づいてはダメよ」
一誠「だ、ダメですか…」
夜の本来のオカルト研究部の活動時間、俺とイッセーは早速叱られていた、理由はあのシスターと接触したことだ。
リアス「いい?イッセーにナイン、教会は私達悪魔にとって敵地、踏み込めばそれだけで光の槍が飛んでくるかもしれないわ?その上天界と冥界の関係にも問題が起きて最悪戦争、今回はシスターを送り届けただけだから良かったものの、大変な目にあってたかもしれないのよ」
部長が言うには、あの時のイッセーが教会に近づいて苦しんだのは悪魔が聖なる地、言わば教会や神社の様な神が祀られてる場所は悪魔が入ると影響される様だ、俺は悪魔ではないからそう言うのは無いと思いたいが…
「ナイン、貴方も悪魔じゃ無いから関係ありませんて顔をしているけれど、『
はいー、そんな上手い話あるわけなかったわー。
リアス「ナイン、もし貴方が光の槍に貫かれて死んだとしても魂は天に召されるか冥界へ堕ちる事になるけれども、イッセー、基悪魔は悪魔祓いを受けたら消滅するのよ?貴方にわかる?無、何も見えない何も聞こえず、何も感じない…」
部長はそう言って真っ直ぐとイッセーを見つめる…この人は単にイッセーが教会に近づいたのに起こっているだけでなく、心配していると何となく感じるな…
……まぁ、俺が天に召されることなんてないだろうがな。
リアス「…ごめんなさい、つい熱くなりすぎたわ、でも今後は気をつけてちょうだいね?」
一誠「は、はいっ」
ナイン「善処します」
朱乃「リアス部長、お説教がお済みのところ申し訳御座いませんが…」
朱乃さんがいつもの笑顔で部長に近づいて報告を促す。
リアス「朱乃、どうしたの?」
朱乃「大公からのご連絡ですわ、はぐれ悪魔の討伐のこと」
はぐれ悪魔?…部長や朱乃さんと違う悪魔もいるのか?
リアス「そう…丁度いいわね、イッセー、ナイン、貴方達には悪魔の戦いというの物を教えてあげるわ」
もうすっかり深夜になった時間に俺達は部長に連れられ廃工場へと来ていた。
先ほど言っていたはぐれ悪魔と言うのは、本来従えるべき主人から離れ、悪魔の力を好き放題使い無法に生きる悪魔の事だ、基本的な扱いは討伐、もしくは捕縛と決められているが…
ナイン「…仕方なくはぐれ悪魔になった悪魔もいるはずですよね。その場合保護…とかは無いんですか?」
リアス「…主人からの虐待やあからさまな差別、そして無理やり悪魔に転成された者の事ね…確かにそのはぐれ悪魔に対してはある程度の保護団体もいるけれど、悪魔の社会は基本貴族主義、すぐに隠蔽されてお終いね」
一誠「マジっすか…」
その言葉にイッセーは怪訝な顔をする、確かに俺も思うところはある…まぁ部長ならそう言うのは無いだろうけど、今から討伐するはぐれ悪魔がそれに該当するなら、かなり戦いづらいな…
朱乃「ご安心ください二人とも、今回のはぐれ悪魔はそう言うタイプじゃなくて身勝手に振る舞うタイプですのよ…夜な夜なここに人を招き寄せ捕食する、その様な外道ですわ」
そんな疑問に答えるかのように朱乃さんは答える…成程、そりゃ危険だ…と、突如小猫が足を止めみんなに警戒するように促す。
小猫「…血の臭い」
…恐らくこの近くにはぐれ悪魔はいる、もうすぐ戦いと言うわけか…
リアス「イッセー、ナイン、部室を出る前に言ったけれども貴方達に悪魔の戦いを教えるわ、何事も経験よ」
一誠「お、俺悪魔になりたてとは言えまだ戦いとかした事無いっすよ!?大丈夫でしょうか!?」
ナイン「俺は堕天使とは戦った事はありますけど、悪魔と戦った事は無いですね」
リアス「確かにそうね…でも安心なさい、あくまで二人は見学、二人が学ぶのは悪魔の戦い、そして下僕の特性、私達の力がどれほどかを見る機会にね」
ナイン「特性?」
一誠「それってどんなのですか?」
俺の疑問に質問するかの様にイッセーは部長に問いかける、俺も気になるしな…
リアス「主人が下僕を作る際に必要な物があるのよ、
部長が語る様に言いながら足を進める。
リアス「太古の時代…前話した通りに三すくみに巨大な戦争があった、それは永久とも言える戦争…けれどどの勢力も疲弊し、少しずつ力が削がれ、勝者のいないまま終結した」
木場「それは悪魔にも関係があった、20、30と言う軍隊を率いてた爵位を持つ大悪魔も何割か死に絶え、純粋な悪魔が減ってしまったんだ、長い戦争の影響でね、そのせいで軍隊を保てなくなったと言ってもいい」
朱乃「けれども三すくみのいがみ合いはまだありますわ、いくら戦争が終わったとは言え隙を見せれば突かれてしまい、今度こそ悪魔側は致命的なダメージを負いますわ」
部長、木場、朱乃さんのそれぞれの説明を聞き、うんうんとうなづく俺とイッセー。
リアス「その為に悪魔はある手段を取った…己の軍勢を増やすためのアイテム、
一誠「あのー…さっきからそのイーヴィル?てのは何すか?チェスの駒だって事は何となくわかるんですけど」
リアス「えぇ、爵位を持った悪魔に流行ったチェスをモチーフにした物よ、以前から人間界から冥界にチェスの知識自体は流れていてそれで流行りだして、転生悪魔の人間が多い事から皮肉を付けてあえてそうしたものよ…『女王』『騎士』『戦車』『僧侶』『兵士』、この5つの駒はそれぞれの特性を入れた物よ、巨大な軍勢の代わりに少数の下僕に力を入れたものよ、後は説明は今度にしておいてそれを使ったゲームがあるのよ、ちなみに『王』に値する駒は無いわ、『王』は最上級悪魔から貰える爵位の様な物と思ってちょうだい」
一誠「なるほど…凄い話だなナイン!」
ナイン「……」
一誠「おーい、ナイン」
ナイン「!あぁ悪い、考え事してて聞いてなかった」
一誠「おい!」
リアス「…後で朱乃にお仕置きね」
…そんなぁ
一誠「ドンマイナイン…と、それじゃ俺の駒は…」
…聞き終わる前に、何か音が聞こえて来る…足音?
???《不味ソウナ臭イガスルゾ?デモ美味ソウナ臭イモスルゾ?甘イノカナ?苦イノカナ?》
するとどこからともなく声が響き渡った。
リアス「はぐれ悪魔バイザー、貴方を退治しに来たわ」
…俺の目に見えるものは上半身が丸出しの女性、だが目がどこか恐ろしく感じ、ケタケタと狂った様に笑っていた。
一誠「おぉ!!おっぱい!!」
お前少しは自重しろや。
小猫「変態」
木場「…一誠君、よく見て」
小猫の罵倒の後で木場がイッセーに何か諭す様に言って来る、そして俺もそのはぐれ悪魔をよく見る。
一誠「…っ!?」
ナイン「……」
その下半身は何か獣や虫が混ざった様なものだった。
一誠「ば、化け物ぉ!?」
ナイン「ッ!」
イッセーが驚くと同時に俺はデザイアドライバーを構えるが、部長が止める様に手をかざす。
リアス「大丈夫よ…主のもとを逃げ、己の欲求を満たすためだけに暴れまわるのは万死に値するわ。グレモリー公爵の名において、あなたを消し飛ばしてあげる!」
バイザー《娘ガ…キサマノソノ紅いカミノ様ニチデソメテヤロウカァアア!?》
はぐれ悪魔が殺気を放つも、部長は恐れずに木場の方を向く
リアス「祐斗、行きなさい」
木場「はいっ!!」
木場に指示が降ると同時に飛び上がり、バイザーに接近する。
リアス「二人とも、今から話す事はよく聞いてね、祐斗の駒は
木場「はぁ!!」
バイザー《ッ!?》
木場が人間とも思えぬ速さではぐれ悪魔を翻弄し、素早い斬撃でダメージを与えていく…
一誠「速い!?」
リアス「そう、スピード、『騎士』の力を持った悪魔は速い動きを得て、そして祐斗自体の剣術が合わされば…」
どんどん木場の速さが上昇していく…イッセーじゃもう目で追いかけるのがやっと見たいだな、それに巧い剣さばきだ…
リアス「強力な『騎士』になれる、これが木場祐斗の力、さぁ次は…」
バイザー《コシャクナァアアアア!!》
咄嗟にバイザーが足を上げ、小猫にその足を降ろす。普通なら小猫は潰されてしまうだろう…だが。
リアス「大丈夫よ、次は
ドスン!!とその足が小猫に当たる…が、完全に踏み潰しきれずにいた、イッセーがその光景を見て呟く。
一誠「す、すげぇ…」
リアス「シンプルに高い防御力、そして…」
小猫「えい」
リアス「バカ力、あんな悪魔程度じゃ小猫は潰せやしないわ」
小猫が気が抜けてる掛け声とは裏腹に重いパンチを入れ、ドゴォ!!と響き渡る様に悪魔が吹っ飛ぶ、単純なパワーなら変身した俺以上だな。
リアス「さぁ朱乃、やってしまいなさい」
朱乃「はい部長、あらあらどうしようかしら…」
朱乃さんがニコニコしながら悪魔に近づく…あれ、なんか嫌な予感が…
リアス「これまで言った駒、『
俺が話を聞いていると…バチィイイイ!!と何かが光り輝く。
ナイン「な、何だ?」
バイザー《ガァアアアア!!??キサマァアア…!》
一誠「…ナイン、見てなかった様だけど、今朱乃さんが雷ぶっ放したんだぜ」
あぁ、成程。
朱乃「あらあらまだ元気そうね…どこまで耐えられるかしら!」
そう言い放つとまた朱乃さんが雷を…え、連発してる!バイザー悲鳴上げれる暇がないほどボロボロだけど。
リアス「朱乃は魔力を使った攻撃が得意なのよ、雷や氷、炎などの自然現象を起こす力ね、そして何より…朱乃は究極のSなのよ」
え、マジで?あぁでも確かにめっちゃ楽しそうに雷落としてるー。
リアス「普段はあんなに優しいけれども戦闘になると、相手が敗北を認めても興奮が収まるまで決して手を止めないわ」
ナイン「イッセー、俺、初めて女性が怖いと感じてる」
一誠「お、俺も少し…あ、そういやナイン、さっき朱乃さんにお仕置きされるって」
あ、終わった。
リアス「大丈夫よ、朱乃は味方に優しいからね、貴方達2人の事は可愛い弟みたいて言ってたから、今度甘えて見なさい?きっと優しく抱きしめてあげるわ…まぁナインは帰ったら軽い電流お仕置きね」
本当に軽いのか不安になってきた。
バイザー《…ナメルナァ!!ワタシニハコレガ!!》
途端にバイザーが何かを飲み飲み込んだ。
朱乃「あらあら、無駄な抵抗…っ!!」
…すると次の瞬間、バイザーの姿が変貌していく、まるで白い狼の様な姿に…
ナイン「ッ!まずい!」
リアス「ナイン!?」
一誠「おい!!待てって!!」
俺は嫌な予感を感じ、咄嗟に朱乃さんの方へ走りながらドライバーを装着し、マグナムレイズバックルを装填する。
バイザー?《グギャォォォォアァァァ!!》
ナイン「やらせるか!変身!」
MAGNUM
READY FIGHT
ロストギーツ「はぁ!!」
ロストギーツに変身した俺は、マグナムシューター40Xを連射してバイザー?を朱乃さんから引き離した。
ロストギーツ「大丈夫ですか!?」
朱乃「え、えぇ…申し訳ございません部長、油断しましたわ」
リアス「いえ、私も気を抜いてたわ…朱乃はそのまま悪魔に雷を落として敵の動きを止めて!!私がトドメを刺す!ナインもお願い!」
ロストギーツ「分かりました!」
そう返事をした俺は、ライフルモードにしたマグナムシューター40Xでバイザー?の両橋を撃ち抜いた。
バイザー?《グギャオアァァァ!?》
朱乃「さっきはよくもやってくれましたわね…ふふふふ」
バチィイイイ!!と朱乃さんが笑うと同時に雷を落とす…さっきの事根に持ってるな、あれ。
リアス「さぁバイザー…貴方はもう正気をなくした、遺言が言えなくて残念ね」
部長が手に紅い光を込めると…
リアス「…
紅い光がバイザー?を消しとばした、それを確認すると俺は変身を解除する。
俺らは安全を確認すると部長に集まる。
リアス「…ごめんなさいイッセーにナイン、今日の相手が格下だからって油断したわ」
一誠「あ、いえ!俺は別にどうにもなかったので…それよりナイン、お前大丈夫だったか?」
ナイン「まぁ、あの程度なら問題はないさ」
朱乃「ありがとうナイン君、ふふふ、また貴方に助けられちゃいましたね。これに免じて今日のお仕置きは取り消しますわね」
マジですか!良かったぁ。
一誠「…あ、そう言えば俺の駒のて何ですか?騎士?戦車?」
リアス「イッセー、貴方は『
一誠「…兵士?てあのチェスでずらっと並んでる」
リアス「そうよ、さ、みんな帰るわよ」
哀れ、イッセー…と、ふと地面を見ると、バラバラに砕け散った何かの破片を見つけた。そしてその何かには生き物の様なものが描かれていた。
ナイン「これは、まさか…」
朱乃「ナインくーん?どうしましたのー?」
ナイン「あ、すいません!」
俺は何かの破片をポケットにしまうと、朱乃さん達のところへと向かった。
???side
あーあやられちゃったよ。
せっかく良い実験台ができたと思ったのに。
おまけにせっかく手に入れた『IDコア』も壊されて回収されるし……ま、いっか。どーせまだ沢山あるしー。
まぁそれよりも、早く帰んないとかー、めんどくせぇなぁ。
感想などあれば気軽に送ってください。
主人公の設定は必要か?
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必要
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必要ない