ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜 作:エルドラス
レイナーレside
レイナーレ「…チッ」
私は教会地下で椅子に座りあいつらが来るのを待っている…我ながら醜く苛ついていると感じた、それでもアーシアを取り戻し、彼女の神器さえ抜き取ればこの苛つきも治ると信じている。
フリード「お〜、どうしたんすか姉さ〜ん」
…イラつく顔でフリードがこっちに近づき話しかける、味方じゃなかったら今頃光の槍で突き刺しているところだ。
レイナーレ「…話しかけないでくれる?つい手が滑りそうで槍が貴方に突き刺さるかもしれないし」
フリード「おーこわ…いやー残念だったすね〜、まさかあのアーシアちゃんが隙を見て逃げ出すなんて…しかもよりによって『警備が薄い』日に!!」
レイナーレ「…えぇ、完全に油断したわ、けど今日はあいつらが来るからそれで」
フリード「へー…テッキリ俺、ワザとアーシアちゃん逃がすために警備を薄くしたと…」
その瞬間、フリードの首に光の槍の刃が間近に展開する。
レイナーレ「…バカな事言わないでくれるフリード、なんで私が態々そんな事をしなければいけないかしら」
フリード「ちょ!落ち着いてくださいて!!…いやーあの時アーシアちゃんがあのクソ悪魔の服を大事そうに持ってるから目の前でズタズタに斬り捨ててやろうとしたら姉さん、『別にそんな事しなくていいわよ、お気に入りの男の服ぐらい持たせてあげたら』な〜んて言うから俺テッキリ〜」
…うざったい、尚且つ似てない声真似であの夜の出来事を言う、まぁその通りあの夜、増援に駆けつけた私の目にいやらしい顔を浮かべながらアーシアが持ってたあの男服を取ろうとするフリードが映った、ほっといてあげてもよかったけれど、気にくわないから邪魔しただけ。
レイナーレ「…別に、ただの気まぐれよ」
フリード「へ〜…まぁ警備を薄くしたのも気まぐれ、逃したのも気まぐれ、て訳すか〜…あ、後あのバックルとか言うのはどうすか?何か分かったすか?」
レイナーレ「…いいえ、あれに特殊な力が宿っているのは確かだけど、あの坊やの持つベルトでなければ力を引き出せないみたいね」
あの男から奪ったバックルを手にしながら私はそう言う。
「あらま、じゃ、俺上に行ってきますな〜、クソ悪魔切るの楽しみ〜」
黙って行ってくれればいいと言うのに一々うざったい声を上げながらフリードは上の階へと行った…私が、アーシアを逃がすために警備を薄くした…ええそうよ、それは間違いなく事実、けれどそれには計算があった。
???『全く、お前も爪が甘いねぇ』
私がその場を移動症としたその時、突如として背後から声が聞こえた。そして私は、その声の主を知っていた。
レイナーレ「…なんの様かしら、『ゲイザー』」
私がその名を口にすると、闇の中からそいつは現れた。
そいつは、全身を白と金の装飾が施された、一瞬見惚れてしまいそうなほどの美しい色合いの鎧と仮面を身につけていたが、発せられるオーラは、とても気味の悪いものだった。
ゲイザー『ははははっ、なんの様とはひでぇじゃねぇか、俺とお前の中だろぅ』
ゲイザーはそう言いながら私と肩を組もうとしてきたが、私はそれが鬱陶しく、その手を払い除けた。
レイナーレ「ふざけないで。あんたが来たってことは何かあるんでしょう?」
私がそう言うと、待ってましたと言わんばかりにゲイザーは話を始めた。
ゲイザー『…なーに、面白いことになってきたからさぁ、今回は俺も観戦させてもらおうと思ってね♪』
…相変わらず、言動はフリードと同じくらい……いや、それ以上にふざけていると言うのに、感じる緊張感がまるで違う。本当にムカつく。
レイナーレ「何よ、それだけ?」
ゲイザー『そうそう、それだけそれだけ…あぁ後、お前にこれやるよ』
ゲイザーはそう言いながらとある物を私に投げ渡してきた。
レイナーレ「…コレって!」
私は驚愕した。何故ならその渡された物は、アイツが持つベルトだったのだから…。
レイナーレ「貴方、コレをどうやって…」
ゲイザー『はっ!お前が知る必要はねぇよ。ピンチになったらそれを腰に巻きつけな、俺が良い感じに指示出してやっからさ♪』
そう言うとゲイザーはすぐに消えてしまった。
私は、モヤモヤした気持ちになりながらもその場を後にするのだった。
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