ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜   作:エルドラス

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第30話 判決と新たな僧侶 そして…

ドガァアアアアアン!!!

 

ロストギーツ「っ!!」

 

一誠「うぉおお!?」

 

ドミニオンレイに紅い光と雷が落ち、吹き飛ぶ。するとそこには何も残ってはいなかった。…どうやら破壊は成功みたいだな。

 

ゲイザー『あーあー壊されちゃったぁ』

 

すると奴は、態とらしく落胆していた。

 

ゲイザー『まいっか、伝説に名高い赤龍帝の籠手(ブーステッドギア)を見れただけでも儲けもんだしー。それなんか飽きちゃったからなぁ……良いや、かーえろっと♪』

 

だが奴は俺達やレイナーレへの興味を無くしたのか、はたまた飽きたからか、そのままヴィジョンドライバーの転移能力で消えてしまった。

 

それを見た俺は、変身を解除した。

 

リアス「逃げられちゃったわね」

 

部長は悔しそうにそう言うが、ぶっちゃけ俺達にとってもラッキーだった。今の俺たちじゃあ恐らく、『全員でかかっても瞬殺』されただろうからな。

 

ナイン「…イッセー、無事か…?」

 

一誠「…お前にはこれが無事に見えんのか?」

 

木場「大丈夫かい二人とも?」

 

倒れてる俺らに手を差し伸べる木場、俺らはそれを手に取り立ち上がる。

 

一誠「っ!ナイン、お前その赤いの!」

 

イッセーがそう言うので俺は手に持っていたブーストバックルを見る。

 

そう、ブーストバックルは、白く変色してしまっていたのだ。

 

ナイン「あぁ気にすんな、ブーストバックルは必殺技を使うとこんな感じに白くなってしばらく使えなくなっちまうんだよ」

 

一誠「…つまり、壊れてはないんだな」

 

ナイン「まぁね」

 

それを聞いてか、イッセーは安心していた。

 

アーシア「皆様!ご無事でしたか!」

 

そしてアーシアが駆け寄り、俺達に淡い光をかけ、回復をする…流石に疲労感までは取れないが、傷は徐々に癒えてきた。

 

一誠「おう!…部長、勝手なことしてすいませんでした!」

 

イッセーはアーシアにそう言った後、部長に頭を下げる。

 

ナイン「…俺も、この度は出しゃばった真似をしてすみませんでした」

 

俺もそう言って頭を下げ謝る。

 

リアス「いいのよ、この事件には証言が取れる人物が欲しかったところよ」

 

朱乃「まぁ次第によってはお仕置き…でしたけれど」

 

あれ?なんか寒気が…

 

小猫「それより部長、この堕天使はどうしますか」

 

そして横から小猫がそういう。

 

レイナーレ「…まさか、悪魔に助けられるなんてね」

 

レイナーレは今起き上がった様だった。

 

リアス「…堕天使レイナーレ、貴方にはこの事件の証人として身柄を捕らえるわ、そしてあなたの裁きは上に任せるわ」

 

アーシア「!…待ってください!それって…」

 

アーシアが何かを察するように言う。

 

朱乃「…最悪、死刑ですわね」

 

…朱乃さんの言葉にイッセーとアーシアは驚きの顔を隠せなかった。

 

アーシア「待ってください!…せめて死刑だけはおやめください!」

 

レイナーレ「良いのよアーシア…悪魔に助けられた上に、このザマ…それに、あのまま傀儡になって生きるよりは、その方がマシね」

 

諦めた顔でレイナーレはそう言う、が…

 

アーシア「ダメです!レイナーレ様は私を助けてくれました…どうか死刑だけは!」

 

リアス「…私のお兄様にお願いすれば免れるかもしれないわ、けど…」

 

一誠「俺からもお願いします部長!」

 

イッセーはそう言って頼み込む、そして俺も頭を下げる。

 

ナイン「お願いします部長…もし、レイナーレが殺されたら、アーシアの優しさに意味がなくなってしまいます」

 

そう言って頼み込むと、部長は困った顔で言う。

 

リアス「…そうね、今回の功績を見ればそれもいいわ…堕天使レイナーレ、貴方には冥界に行ってから判決を下すわ…けど、死刑は免れるようにお兄様に頼んでおくわ」

 

レイナーレ「…本当、どいつもこいつもお人好しね…そこの兵士、私はあなたを一度殺したのよ、それでも…私を許せるの?」

 

一誠「…許せるかどうかはわからない、けど…」

 

その言葉にイッセーは一度顔を下す…そしてもう一度上げ、レイナーレをじっと見ながら言う。

 

一誠「…お前はアーシアを助けてくれたんだろ?ならそれで充分だ、もしお前がアーシアを殺してたら、流石に許せなかったけどよ」

 

そうレイナーレに強く言い放つ…そうするとレイナーレは諦めた様子で部長に言う。

 

レイナーレ「…貴方の眷属、本当にお人好し過ぎるわよ…いいわ、好きにしなさい」

 

リアス「ええ、朱乃、転送準備を…」

 

朱乃「はい部長」

 

朱乃さんが魔法陣を描いてる間、木場と小猫が俺達に近づく。

 

木場「よかったね一誠君、ナイン君」

 

小猫「けど無茶しすぎです」

 

木場は相変わらずのスマイル、小猫はどこか呆れた様子で見るも、どこか安心しているようだった。

 

一誠「へへ…木場、小猫ちゃん、言いそびれたけどよ、俺の事一誠じゃなくて、イッセーて呼んでくれるか?…ほら、もう友達だしよ」

 

木場「…そうだね、改めて、イッセー君」

 

小猫「では、イッセー先輩とお呼びします」

 

そんなやりとりの中、俺はレイナーレの方を見る。どうやら転送の準備が終わったようだ。

 

リアス「さぁレイナーレ…何か言うことはあるかしら?」

 

レイナーレ「…そうね…イッセー」

 

…レイナーレがイッセーを見て、語り告げる。

 

レイナーレ「…最初のデートの時の貴方はそこまで変わらない男だと思ってたわ。つまらないデートにいやらしい目線、けど…貴方のその優しさに気づいたら結果は変わってたかもしれないわね…言い訳かもしれないけれど、このシュシュは本当に気に入ってるわ…さ、もういいわ」

 

ナイン「…イッセー」

 

俺はイッセーを見ると、複雑そうな顔が見えた…

 

朱乃「それでは、冥界に転送しますわ」

 

レイナーレ「…アーシア、幸せになれるといいわね、ナイン…アンタの理想、叶うと良いわね」

 

転送陣に立ったレイナーレが、転送されて行った…判決は、せめて死刑じゃ無いことを祈るとしよう。

 

リアス「さ、行きましょう、もうここには用は無いわ」

 

アーシア「…あの!リアス様にお願いが!」

 

すると突如、アーシアが部長に話をかける。その内容は、自分を悪魔に転生させてほしいと言うものだった。

 

リアス「…私は構わないけど、良いの?悪魔が祈ったらダメージを受けちゃうのよ?」

 

アーシア「…分かってます。お祈りは出来なくなるのは残念ですけれど、信仰心は捨てません。それに…イッセーさん達と一緒にいれますので大丈夫です!」

 

成程、確かに悪魔になれば寿命は人間とは比べ物にならないくらい長くなると部長は言ってたしな。

 

リアス「分かったわ。それじゃあ…」

 

部長はその後、『僧侶(ビショップ)』の駒を使ってアーシアを自分の眷属として転生させた。

 

アーシア「皆様…これから『僧侶』として頑張ります!!」

 

この日、俺達に新しい仲間が増えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲイザー『あーあ、まさかドミニオンレイが破壊されるとはねぇ。ま、このドライバー破棄する予定だったしちょうど良かったかもね』

 

あの後、自身のアジトへと撤退したゲイザーは、壊れたヴィジョンドライバーを捨て、新しいヴィジョンドライバーを腰に巻きつけていた。

 

ゲイザー『さて、そろそろバラクイーンジャマトを使って『実験してた個体』が動く頃だなぁ』

 

ゲイザーはそう言いながら、自身の背後にあるいくつもの『カプセル』を見る。

 

そしてその中には、人間のような物が入っていた。




次回、第一章完!

因みに、この作品ではブーストバックルはブーストタイム使用後、しばらく使えなくなると言う設定にしました。まぁデザグラがないのに新しいの調達とか出来ませんしね。

感想や質問などあれば、気軽に送ってください。

ライザー・フェニックスとの決戦で変身するフォームはどれが良いでしょうか?

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