ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜   作:エルドラス

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今回で第一章は終了です。


第一章エピローグ いつもの非日常

ナインside

 

アーシアが俺達の仲間になった後、俺達はアーシアの歓迎パーティーを開いた。

 

途中で木場がケーキをうまく切れると言う特技を持っていることを知ったり、アーシアがうっかり祈ってダメージを受けたり、朱乃さんが焼いたケーキを食べたりと、とても楽しかった。

 

しかし、楽しい時間は早く終わるもので、俺達は帰る準備をしていた。

 

因みに、アーシアは一旦小猫のところで泊まるらしい。そして、パーティの後片付けは木場と朱乃さん、そして部長がする事になった、俺も手伝うと申し出たのだが…

 

リアス「貴方、隠してるつもりかもしれないけど、疲れてるのバレバレよ、早く帰って休みなさい」

 

と言われてしまった。まぁ、実際かなり疲れてるんだが…やっぱりブースト系統使うと疲れるなぁ。

 

一誠「じゃあ、失礼します」

 

ナイン「また明日」

 

俺達はオカ研部室から出て、出口前で朱乃さんに軽く別れの挨拶をし帰ろうとする。

 

イッセーが先に行き、俺も行こうとすると…

 

朱乃「…ナイン君、少しいいかしら?」

 

ナイン「ん?」

 

俺は朱乃さんに呼び止められたので、踵を返し朱乃さんの方を向く。

 

朱乃「貴方はあの時、堕天使を助ける事を部長に頼んだけれど…それに後悔してないかしら?」

 

ナイン「…後悔?」

 

朱乃「だってあいつは貴方の親友を殺したのよ?…それでも許せるの?本当に?」

 

…朱乃さんは俺を見る…確かにレイナーレはイッセーを殺し、そしてアーシアを殺そうとした。普通なら許せないだろう…だが…

 

ナイン「イッセーが許すのなら、俺も許しますよ。それに、俺は誰かを悲しませたくなかったんです。もしあの時、レイナーレを殺してたらきっとアーシアは悲しんでいた…だから助けたんです」

 

俺がそう言うと、朱乃さんは少し驚いた様子を見せたが、すぐに笑顔になる。

 

朱乃「…そうですわね、ごめんなさい、意地悪な事言っちゃって」

 

ナイン「いえ、そんなことは…それに…」

 

朱乃「?」

 

ナイン「部長や朱乃さんのおかげで、イッセーは生き返ったんです。『過ぎたこと』をいつまでも気にしませんよ。そりゃあ、イッセーが死んだ時は『驚き』ましたけど…」

 

朱乃「!」

 

ナイン「…すみません変なこと言って、じゃあ俺、これで失礼しますね」

 

朱乃「…えぇ、引き止めて申し訳ございませんでしたわ…それじゃ、また明日」

 

朱乃さんと挨拶した後、俺は帰宅するべく旧校舎から出ていくように歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

朱乃side

 

…彼に少し質問した後、あの子の心境を聞いた。堕天使自身は憎い、それはもう絶対に許せないほど…けどそれは彼に押し付けるわけにもいかなかった。

 

朱乃「…部長、そちらの方はどうですの?」

 

私は気を取り直すべく部室へ入る、祐斗君とリアス部長は後片付けを済ませているようだ。

 

リアス「ええ、もうすぐ終わるわ…ナインと何の話をしていたの?」

 

朱乃「少し意地悪な質問を…それよりあの子、一つ気になる事がありましたわ」

 

リアス「気になる事?」

 

朱乃「…彼は、イッセー君が死んだ事に、驚いていましたわ」

 

リアス「…そうね。目の前で親友が死んだんだもの。ショックよね」

 

そう、普通ならショックを受ける。私だったらその堕天使に復讐を望むだろう。けど…

 

朱乃「ナイン君は、その事を『過ぎた事』と言ってましたわ」

 

リアス「!…それってどう言う…」

 

木場「…もしかして、ナイン君はイッセー君が死んだことに関してはそれ程『ショックを受けてない』のでは」

 

リアス「…え?」

 

祐斗君のその言葉に驚きの顔をする部長。

 

朱乃「…あの子、少し気になる所がありますわね」

 

リアス「そうね…けど、無理に聞くのもあれね…これからゆっくりと関わって行きましょう。…それより朱乃、貴女随分とナインの事が気になってるわね?珍しいじゃない」

 

朱乃「あら、可愛い弟が出来たくらいですわよ?」

 

 

 

 

 

 

ナインside

 

夜道をイッセーと歩く俺、そんな中でゆっくりとお互い喋っていた。

 

ナイン「今日は色々あったなぁ」

 

一誠「だなぁ…ま、もよかったじゃねぇか、アーシアも救えてさ」

 

そう嬉しそうに言うイッセー…けど、先ほどの朱乃さんの言葉が頭に浮かぶ。

 

"だってあいつは貴方の親友を殺したのよ?…それでも許せるの?本当に"

 

…許せない、か……俺にはそんな事言う『資格』なんて…

 

ナイン「…なぁイッセー、あの時、俺はレイナーレを救うのに賛成したが…よかったのか?」

 

俺はそう愚痴らしく言うと、イッセーは俺の方を向く。

 

一誠「ん…それはどう言う意味だ?」

 

ナイン「あぁほら、レイナーレはさ、一度イッセーを殺したろ、部長が救ってくれたお陰でお前は生きてるが…そう思うと、俺の判断は正しかったのかって思ってな」

 

一誠「…確かにな、レイナーレ…夕麻ちゃんに騙されたとはいえ、一度彼女になってくれたんだよな…俺さ、その時心に決めたんだ、この子は大事にしよう、守ろうて…けど」

 

…最後は殺された、神器が脅威になると言うだけで騙され、イッセーは上を見上げ呟くように語る。

 

一誠「俺も許せる許せないかて言うとさ、許せないかもしれない…けど、アーシアに手を差し伸べてはくれたんだ…だからさ、この感情は胸にしまおうと思うんだ」

 

ナイン「…そうか、悪いな変な事言って」

 

一誠「ああ、だから今度紳士の集まりに来い、エロを極めろ」

 

俺はその言葉の後、イッセーの頭にチョップをする。

 

一誠「いたぁ!?ナインてめー!!」

 

ナイン「お前はもう少し煩悩を制御しろ。そんなんだからモテないんだよ」

 

俺はそう言ってさっさと走っていく、イッセーはコノヤロー!!と言いながら追いかけてくる、がすぐに足を止め、月を見て呟く。

 

一誠「…グッバイ、俺の初恋…さぁナイン!!一発は一発て言葉はあるよなぁ!!??」

 

ナイン「そんなのしーらね」

 

その後、俺達は追いかけっこをしながら帰るのだった。そして、俺達の楽しい『非』日常は、これからも続いていく…。

 

第一章《旧校舎のディアボロス》編完




次章のハイスクールD×DwithXは!

アーシア、駒王学園に転入!男子生徒の嫉妬を買うイッセー!

現れる不死鳥!そしてリアス結婚!?

レーティングゲームとは!

合宿開始!

第二章 戦闘校舎のフェニックス

ナイン「見せてやるよ、今の俺の『全力』を!」

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