ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜 作:エルドラス
ナインside
アーシアが俺達の仲間になった後、俺達はアーシアの歓迎パーティーを開いた。
途中で木場がケーキをうまく切れると言う特技を持っていることを知ったり、アーシアがうっかり祈ってダメージを受けたり、朱乃さんが焼いたケーキを食べたりと、とても楽しかった。
しかし、楽しい時間は早く終わるもので、俺達は帰る準備をしていた。
因みに、アーシアは一旦小猫のところで泊まるらしい。そして、パーティの後片付けは木場と朱乃さん、そして部長がする事になった、俺も手伝うと申し出たのだが…
リアス「貴方、隠してるつもりかもしれないけど、疲れてるのバレバレよ、早く帰って休みなさい」
と言われてしまった。まぁ、実際かなり疲れてるんだが…やっぱりブースト系統使うと疲れるなぁ。
一誠「じゃあ、失礼します」
ナイン「また明日」
俺達はオカ研部室から出て、出口前で朱乃さんに軽く別れの挨拶をし帰ろうとする。
イッセーが先に行き、俺も行こうとすると…
朱乃「…ナイン君、少しいいかしら?」
ナイン「ん?」
俺は朱乃さんに呼び止められたので、踵を返し朱乃さんの方を向く。
朱乃「貴方はあの時、堕天使を助ける事を部長に頼んだけれど…それに後悔してないかしら?」
ナイン「…後悔?」
朱乃「だってあいつは貴方の親友を殺したのよ?…それでも許せるの?本当に?」
…朱乃さんは俺を見る…確かにレイナーレはイッセーを殺し、そしてアーシアを殺そうとした。普通なら許せないだろう…だが…
ナイン「イッセーが許すのなら、俺も許しますよ。それに、俺は誰かを悲しませたくなかったんです。もしあの時、レイナーレを殺してたらきっとアーシアは悲しんでいた…だから助けたんです」
俺がそう言うと、朱乃さんは少し驚いた様子を見せたが、すぐに笑顔になる。
朱乃「…そうですわね、ごめんなさい、意地悪な事言っちゃって」
ナイン「いえ、そんなことは…それに…」
朱乃「?」
ナイン「部長や朱乃さんのおかげで、イッセーは生き返ったんです。『過ぎたこと』をいつまでも気にしませんよ。そりゃあ、イッセーが死んだ時は『驚き』ましたけど…」
朱乃「!」
ナイン「…すみません変なこと言って、じゃあ俺、これで失礼しますね」
朱乃「…えぇ、引き止めて申し訳ございませんでしたわ…それじゃ、また明日」
朱乃さんと挨拶した後、俺は帰宅するべく旧校舎から出ていくように歩き出した。
朱乃side
…彼に少し質問した後、あの子の心境を聞いた。堕天使自身は憎い、それはもう絶対に許せないほど…けどそれは彼に押し付けるわけにもいかなかった。
朱乃「…部長、そちらの方はどうですの?」
私は気を取り直すべく部室へ入る、祐斗君とリアス部長は後片付けを済ませているようだ。
リアス「ええ、もうすぐ終わるわ…ナインと何の話をしていたの?」
朱乃「少し意地悪な質問を…それよりあの子、一つ気になる事がありましたわ」
リアス「気になる事?」
朱乃「…彼は、イッセー君が死んだ事に、驚いていましたわ」
リアス「…そうね。目の前で親友が死んだんだもの。ショックよね」
そう、普通ならショックを受ける。私だったらその堕天使に復讐を望むだろう。けど…
朱乃「ナイン君は、その事を『過ぎた事』と言ってましたわ」
リアス「!…それってどう言う…」
木場「…もしかして、ナイン君はイッセー君が死んだことに関してはそれ程『ショックを受けてない』のでは」
リアス「…え?」
祐斗君のその言葉に驚きの顔をする部長。
朱乃「…あの子、少し気になる所がありますわね」
リアス「そうね…けど、無理に聞くのもあれね…これからゆっくりと関わって行きましょう。…それより朱乃、貴女随分とナインの事が気になってるわね?珍しいじゃない」
朱乃「あら、可愛い弟が出来たくらいですわよ?」
ナインside
夜道をイッセーと歩く俺、そんな中でゆっくりとお互い喋っていた。
ナイン「今日は色々あったなぁ」
一誠「だなぁ…ま、もよかったじゃねぇか、アーシアも救えてさ」
そう嬉しそうに言うイッセー…けど、先ほどの朱乃さんの言葉が頭に浮かぶ。
"だってあいつは貴方の親友を殺したのよ?…それでも許せるの?本当に"
…許せない、か……俺にはそんな事言う『資格』なんて…
ナイン「…なぁイッセー、あの時、俺はレイナーレを救うのに賛成したが…よかったのか?」
俺はそう愚痴らしく言うと、イッセーは俺の方を向く。
一誠「ん…それはどう言う意味だ?」
ナイン「あぁほら、レイナーレはさ、一度イッセーを殺したろ、部長が救ってくれたお陰でお前は生きてるが…そう思うと、俺の判断は正しかったのかって思ってな」
一誠「…確かにな、レイナーレ…夕麻ちゃんに騙されたとはいえ、一度彼女になってくれたんだよな…俺さ、その時心に決めたんだ、この子は大事にしよう、守ろうて…けど」
…最後は殺された、神器が脅威になると言うだけで騙され、イッセーは上を見上げ呟くように語る。
一誠「俺も許せる許せないかて言うとさ、許せないかもしれない…けど、アーシアに手を差し伸べてはくれたんだ…だからさ、この感情は胸にしまおうと思うんだ」
ナイン「…そうか、悪いな変な事言って」
一誠「ああ、だから今度紳士の集まりに来い、エロを極めろ」
俺はその言葉の後、イッセーの頭にチョップをする。
一誠「いたぁ!?ナインてめー!!」
ナイン「お前はもう少し煩悩を制御しろ。そんなんだからモテないんだよ」
俺はそう言ってさっさと走っていく、イッセーはコノヤロー!!と言いながら追いかけてくる、がすぐに足を止め、月を見て呟く。
一誠「…グッバイ、俺の初恋…さぁナイン!!一発は一発て言葉はあるよなぁ!!??」
ナイン「そんなのしーらね」
その後、俺達は追いかけっこをしながら帰るのだった。そして、俺達の楽しい『非』日常は、これからも続いていく…。
第一章《旧校舎のディアボロス》編完
次章のハイスクールD×DwithXは!
アーシア、駒王学園に転入!男子生徒の嫉妬を買うイッセー!
現れる不死鳥!そしてリアス結婚!?
レーティングゲームとは!
合宿開始!
第二章 戦闘校舎のフェニックス
ナイン「見せてやるよ、今の俺の『全力』を!」
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