ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜   作:エルドラス

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第4話 合宿&修行開始

一誠「ヒィ…ヒィ…」

 

ナイン「お、重い…」

 

翌日俺達オカ研メンバーは合宿、もといレーティングゲームに向けた特訓の為部長の別荘に向かうべく、登山をしているのだが…

 

リアス「ほら二人とも、ペースが落ちてるわよ」

 

木場「部長、山菜があったので摘んでおきました、今夜の食材にしましょう」

 

俺とイッセーは今とんでもない量の荷物を背負って歩いてる。

 

木場も荷物が多いものの涼しい顔ですいすい歩いている。因みに俺達の荷物が多い理由は部長曰く、「スタミナを鍛えるためよ」との事だ。

 

小猫「お先、失礼します」

 

と、すぐ隣から小猫の声が聞こえる…

 

ナイン「うわぁ」

 

一誠「凄ぇ…」

 

涼しい顔で俺らの倍ある荷物を背負いすいすいと歩く小猫…そんな小猫を見たイッセーが「俺も負けてられねぇ!」と気合を入れて思いっきり歩く。絶対後に響くな、あれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠「…もう、無理」

 

ナイン「調子に乗って無茶するからだ…あぁ疲れた」

 

やっとの事別荘に辿り着き、もうイッセーは別荘に入るなり荷物を置いてグッタリとしてた。

 

部長達女性陣は、もう二階に上がってて運動しやすい服装に着替え始めているみたいなので、俺達もジャージに着替えることにした。

 

木場「僕も着替えてくるけど…覗かないでね?」

 

…木場が軽くとんでも無いことを言ってきたが、聞かなかった事にしておこう。

 

 

 

 

 

 

 

【レッスン1 木場と剣術特訓】

 

一誠「はぁああ!!」

 

まずは先にイッセーが木場とお互い同士で木刀に打ち合いに入る、だが差は目に見えており、イッセーの剣を少ない動きでいなして行く木場、バシッ!とイッセーの木刀が叩き落とされた、木場は爽やかな顔でイッセーに説明をする。

 

木場「そうじゃないよ。剣の動きを見るだけじゃなくて、視野を広げて相手と周囲も見るんだ」

 

木場の言うことは確かだ…まぁ言われてできるかは別問題だが。

 

木場「さ、次はナイン君の番だ…一応剣術とかは習ったことはあるかい?」

 

ナイン「いや、俺は独学だ」

 

木場に木刀を渡されながらそう答える。

 

まぁ前の世界とかじゃあ習うより慣れろって感じだったからな。

 

今でも素振りとかはしているが、全盛期ほどのキレはないだろうしな。

 

一誠「ナイン!お前の剣でイケメン野郎に一発入れてやれ!」

 

木場「はは…さぁ行くよ!」

 

ったく、俺の親友は無茶言ってくれるぜ。

 

木場「…ふっ!!」

 

まずは木場が一直線に仕掛けてくる!俺は一直線に来る木場に対し…

 

ナイン「…そこだ!」

 

ブン!!と木刀を振るうが、空を切るような感覚が手に伝わる…と次に来る行動は…カァン!と木場の木刀に対し俺の木刀で防御する音が響く…

 

木場「呑み込みはいいけど…!」

 

だが木場の『騎士』の速さの木刀の振りが上回り、バシッ、と俺もイッセーと同じように右手の甲に一撃を喰らい、木刀が手から離れる…

 

木場「もう一手が足りないかな…さ、どんどん行くよ!」

 

ナイン「OK、行くぞイッセー!」

 

一誠「ああ!必ずその爽やかなイケメンフェイスに一撃を入れたらぁ!」

 

おいおい私怨を入れるなよ…にしてももう一手が足りないか、頭に入れとこう…この後の結果としては木場に一撃を入れるどころか掠りもしなかった。やっぱり長年戦っていないと勘というのは鈍るらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

【レッスン2 朱乃さんと魔力の修行】

 

あー、これはイッセーはともかく今の俺には専門外すぎるレッスンだった。

 

だって今の俺魔法なんて使えないからね!…昔は使えたんだけどなぁ…

 

さて、内容としては魔力を制御する為にまず魔力を手に集めるて感じだが、どうもイッセーは苦戦をしている様だった…アーシアはと言うと才能アリらしく、大きな魔力の塊を生成していた。

 

ナイン「凄いなアーシア、それに比べてイッセー、お前のは…小さいな」

 

アーシア「えへへ…イッセーさん!頑張れば大丈夫です!」

 

一誠「うるせーやい!お前は魔法使えねーからこっちが上だい!うぅ…アーシアのその優しさが身に染みる…」

 

…その米粒サイズの魔力の球はお前の心の広さを表してるんじゃないのか?

 

ナイン「確か朱乃さんは雷を使う魔法が得意でしたよね」

 

朱乃「ええ。使おうと思えば炎や氷も扱えますけれど、私の場合は雷の方が得意ですわ、では少し…」

 

朱乃さんがテーブルの上にあるペットボトルに手をかざすと…ザシュッ!!と音を上げながら中身の水が凍りついた瞬間、ペットボトルをうち破り氷の棘が生えていた。

 

その後、アーシアは先程朱乃さんがやった事を出来るように特訓をすることになり、朱乃さんは魔力はイメージが大事とイッセーに伝えると、少し考えたイッセーが朱乃さんに相談すると、「うふふ、イッセー君らしいですわ」と微笑んだ後に何故か玉ねぎや人参…カレーに使う野菜をイッセーに渡した。

 

 

 

 

 

 

 

【レッスン3 小猫と組手】

 

一誠「ぎゃあああああ!?」

 

ナイン「くうっ!」

 

バキッ!!ドゴッ!!とエゲツない音を上げながら男一人は吹き飛ばされ、もう一人はその場にへたり込んでいた。

 

そう、俺とイッセーである。

 

小猫の一撃を喰らい、もうイッセーは木に何度も熱い抱擁を交わし、俺は何とか攻撃を捌こうとするが、捌ききれずに防御するのがやっとだった。

 

俺達は朱乃さんとのレッスンを終えて小猫との上手を行っていたのだが、相手はフィジカル化け物クラスの『戦車』、つい先日までまともに戦ったことのないイッセーと、全盛期からあり得ないほど弱体化した今の俺では手も足も出ないのが現状だった。

 

そして小猫はイッセーに向かってこう言った。

 

小猫「…弱っ」

 

ひでぇ、今の小猫の言葉でイッセーはかなり傷ついたようだ。

 

小猫「…打撃は体の中心線を狙って、的確にかつ抉り込むように打つんです。ナイン先輩は筋は良いですけど圧倒的にパワーが足りません」

 

くっ、意外と悔しいな。

 

ナイン「…イッセー!せめて小猫に一撃は入れるぐらいはするぞ!」

 

一誠「おう!!」

 

小猫「…もう1セット、行きますね」

 

この後森に男二人ほどの悲鳴が何度の響いたという。

 

 

 

 

 

 

 

【レッスン4 朱乃さんと…】

 

次のレッスンはイッセーとは別々らしく、朱乃さんとマンツーマンでやるようだ。

 

ナイン「それで、何をするんですか?」

 

俺は山道近くで軽くストレッチをし、朱乃さんに聞く。

 

朱乃「ええ、部長によればナイン君はまずスタミナを鍛える事が重要との事ですわ。レーティングゲームは場合によっては戦闘時間が長引いてしまってオーズに変身している間スタミナが切れてしまえは大変ですわよ」

 

あー、確かに今の俺は体力がイッセー以上に無いからな。

 

ナイン「て事は走り込みとかですか?」

 

朱乃「えぇ、正解ですわ…ただし」

 

笑顔を浮かべうふふと笑いながら、指をパチンと弾くと…

 

ドガァアアアアアン!!と轟音を響かせ、尚且つ光を放つ何かが落ちて来る。

 

…え、これって…

 

朱乃「私の雷から逃げながら…でしてよ♪」

 

ナイン「…あのー朱乃さん?もしかしてSスイッチ入ってます?」

 

朱乃「うふふふふ、さぁ逃げないと…黒焦げになりますわよ!!」

 

ドガン!!ドガン!!!ドガァアアアアアン!!!!と雷を落とす朱乃さん。…この時俺は悟った。

 

やべぇ死ぬ!!!!

 

そう確信した俺はその場から急いで逃げ出す。

 

ナイン「うおぉぉぉお!!限界を超えろぉ!俺の足ぃぃぃぃい!!!!」

 

朱乃「あらあらうふふ…必死に逃げちゃって、可愛いですわよ!!」

 

そんな必死に逃げる俺に対し、朱乃さんは悪魔の羽を生やし飛んで追いかけて来る。そして俺の横スレスレに轟音を上げ、稲光を放つ物が落ちる。

 

全盛期ならともかく、今の俺があれに当たったら確実に死ぬ!!

 

そう心の中で叫びながら俺は走り続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

一誠「うぉぉぉぉお!!美味ぇぇえ!!マジで美味い!!」

 

ナイン「俺、こんな料理が上手く感じるのなんて久しぶりだ」

 

今日1日の修行を終えて俺らは夕食を頂いている。

 

イッセーはオーバーリアクションで食べており、俺は夕食一口一口を噛みしめている。

 

料理の内容はと言うと木場が採ってきた山菜料理に、そして部長が仕留めたと言う猪、そして部長が釣ってきた魚、牡丹肉て初めて食ったけど下処理がしっかり出来ていクセもなく、尚且つ柔らかい食感だった。

 

魚料理もシンプルな塩焼きで美味い、その他にも色々料理はあるがどれもこれも美味い。

 

朱乃「あらあら、おかわりはどんどんありますから遠慮なく食べてくださいね」

 

ナイン「これ朱乃さんが作ったんですか?美味いですよこれ!今度教わりたいです」

 

朱乃「あら?ナイン君も料理をしますの?」

 

ナイン「あぁいえ、実は俺料理は苦手で、ご飯は基本的に知り合いに作ってもらってるんです。…『ラストトライズ』ってレストラン知ってますか?実はあそこ、俺の知り合いが経営してるんです」

 

朱乃「ええ、確か駒王街の隠れスポットでしたわよね?」

 

ナイン「はい、よかったら今度食事に来てください。きっとウル…店長も喜ぶと思うので…」

 

朱乃「そうですわね…部長、レーティングゲームに勝利した後の打ち上げにどうですか?」

 

リアス「良いわね、ライザーの式よりも遥かにそっちの方が楽しそうだわ…さてイッセー、ナイン、今日一日修行してどうだったかしら?」

 

朱乃さんの提案に笑顔で答えた部長、そしてその後俺とイッセーにそう問いかける、俺とイッセーは箸を一旦置き、まずイッセーが答える。

 

一誠「…俺が弱かったです」

 

ナイン「俺も、自分が思っていた以上に実力が落ちてました」

 

リアス「…イッセーやアーシアが入る前のメンバーはゲームの経験は無くても実践経験は豊富だし、ナインはスタミナが心配だけど、技術力だけなら他とも引けを取らないし『仮面ライダー』の力もあるから、感じを掴めば戦えるでしょう。けれど貴方達二人、イッセー、アーシアは実践経験は皆無に等しいわ、それでもアーシアの回復、イッセーの『赤龍帝の籠手』の力は無視できない。相手もそれは理解しているはず、最低でもやられないような立ち回りを覚えた方がいいわ」

 

部長のその言葉を聞き改めて実感する…確かに、今の俺は仮面ライダーの力が無ければこの中では1番の足手纏いだ。

 

本気の戦いとなれば最後に勝敗を決めるのは自身の力、か…

 

リアス「だからこの修行はレーティングゲームだけじゃ無く、これからの戦いに備えるための修行よ、だから本気で取り組む事…いいわね?」

 

一誠「り、了解っス」

 

ナイン「…わかりました」

 

アーシア「はいっ」

 

そして、イッセー、俺、アーシアの順に挨拶をする。

 

 

リアス「さ、気難しい話はここまでにして、食事を終えたらお風呂に入りましょうか。ここは温泉だから素敵よ」

 

一誠「っ!風呂っ!!」

 

…真面目な顔が一瞬にしてスケべな顔に変貌した。コイツ、まさか覗く気か?

 

木場「僕は覗かないよ、イッセー君」

 

ナイン「勿論俺もだ」

 

木場のその言葉の後に俺も続く、イッセー、色々台無しだぜ。

 

一誠「ば、バカ!?お前ら!?」

 

リアス「あらイッセー。私達の入浴を覗きたいの?」

 

その部長の言葉の後にみんなの視線がイッセーに向く。あ、終わったなアイツ。

 

リアス「どうせなら一緒に入る?私は構わないわよ?」

 

…え!?マジで言ってるんですか部長!?

 

リアス「朱乃はどう?」

 

朱乃「私は別に構いませんけど…!ナイン君はどうです?今日頑張ったご褒美として…」

 

「…うえ!?え!あ!いや!待ってくれ朱乃さん!?え!?」

 

朱乃さんの意外な問いに俺は戸惑いを隠せない。いやいやいや!好きでも無い男と入るなんてダメだって!

 

一誠「おいナインてめぇ!?何お前まで誘い受けてんだ!もし入るなら目隠しして入れ!!」

 

ナイン「いや入る前提で話を進めるな!」

 

アーシア「あ、あの!私は二人なら大丈夫ですよ!」

 

いやアーシアよ、そこは断ってくれ頼むから!

 

リアス「アーシアは決まりね…小猫はどう?」

 

小猫「…却下です」

 

小猫の言葉で結果は決まった。ふぅ、取り敢えず良かった…

 

リアス「じゃあ無しね、残念、イッセー」

 

ナイン「諦めろイッセー」

 

部長の後に俺も言う、イッセーはショックで軽く涙目になるが、当たり前だろイッセー…

 

小猫「…覗いたら恨みます」

 

最後に小猫に釘を刺される、これでイッセーも大人しくしてくれるか?

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで入浴タイム、大きな露天風呂に入り満喫する俺と木場。イッセーはと言うと…壁に対し血眼と呼べるほどの目でガン見してた。

 

ナイン「おーいイッセー…一応聞くが何をしてんだ?」

 

一誠「俺は今…透視の修行をしているっ…この先に楽園が…俺に秘められた才能よ開花せよ…!!」

 

よし、この変態は取り敢えず無視だ。

 

木場「…ナイン君」

 

すると木場が申し訳なさそうに俺を見ていた。

 

ナイン「あぁ、この傷のことだろう?」

 

俺はそう言いながら胸の大きな傷を指差す。

 

木場「うん、その傷ってもしかして…」

 

ナイン「…あぁ、ゲイザーにつけられた傷だよ」

 

あの時、疲弊していた俺を不意打ちで襲ってきた奴に付けられたこの傷、普通の者からしたら気味悪いんだろうな。

 

木場「…ごめん、嫌な事聞いてしまって」

 

ナイン「ふっ、気にすんな。寧ろこの怪我のおかげで皆んなに会えたと、俺は思ってるよ」

 

本当、今ではありがたいとすら思ってしまうな…




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