ハイスクールD×DwithX〜悪魔と赤龍と黒狐〜   作:エルドラス

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第5話 ナインの悩み

修行二日目、俺が目覚めた時間はもう午後になっていた。

理由はレーティングゲームは深夜に行われるらしく、俺は体内時間をその夜の時間にズラす為と部長は説明した…が。

 

ナイン「…座学はほぼ自習、ですか」

 

朱乃「ええ。流石にナイン君の時間に合わせては少し難しいですので、私とマンツーマンですわよ」

 

そう。修行の時間がなんと深夜の3時半までになっていてすっかり体力がない俺だけが午前の座学…悪魔の社会や堕天使や天使、第三勢力に関する授業は受けれないと言うわけだ…すげぇ申し訳ない気分だ。

 

故に朱乃さんと一緒に必要な所だけを学ぶと言うわけだ。

 

朱乃「それじゃ、私達の王に当たる『魔王』様、四大魔王様を答えてください」

 

ナイン「はい。…『ルシファー様』、『ベルゼブブ様』、『レヴィアタン様』、『アスモデウス様』でしたっけ?」

 

朱乃「えぇ、正解ですわ。ナイン君ももしかしたら魔王様にお逢いするかもしれませんので、名前を間違えたら大変失礼ですから、気をつけてくださいね?」

 

ナイン「…分かりました」

 

そして座学を終えた後、俺は外にいるみんなと合流し修行に取り組んだ。

 

 

 

 

 

 

 

修行に取り組んで何日か経った後、俺は自室でベッドに横になりながら考え事をしていた。

 

今の俺は、『仮面ライダー』の力が無ければ1番の足手纏いだ。

 

イッセーですら持っている悪魔特有の強さも無ければ、他のみんなのように秀でた才能も持っていない。

 

…俺は、本当にみんなと共にいて良いのか?

 

ーお前なんかが、皆と共に歩めると思ってんのか?ー

 

っ!

 

ーアイツらもきっと、お前の『秘密』を知ったらお前を軽蔑する。お前の元から去っていくー

 

ーそれがお前の運命だ。お前は所詮…ー

 

ナイン「黙れぇ!」

 

……

 

ナイン「はぁ、はぁ、はぁ」

 

…今のは、夢か。

 

ナイン「はぁ、眠れねぇな」

 

今のですっかり目が覚めてしまった俺は、ベットから出て外を歩くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱乃side

 

皆んなが寝静まっている中、私はレーティングゲーム向けての勉強ていった。

 

そんな時、ナイン君が外へと歩いていくのが見えたので、着いていくことにしました。

 

しばらく歩いていると、ベンチを見つけた彼はそこに座り、とある物を取り出しました。

 

朱乃「…オカリナ?」

 

そう、それは水色のオカリナでした。そして彼はオカリナを吹き始めた。

 

そしてその音色に、私は聞き惚れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ナインside

 

ナイン「…ふぅ」

 

あの後、やる事もないので暫く歩き、偶然ベンチを見つけたのでそこで持っていたオカリナを吹いた。

 

暫くして吹き終わると、突如すぐ近くからパチパチと拍手の音が聞こえた。

 

俺はその音に一瞬ビクッとしたが、振り向くと、拍手をした人物が分かったので警戒心を解いた。

 

ナイン「朱乃さん…」

 

朱乃「ごめんない。外に出ていく貴方が見えたから。…隣、良いかしら?」

 

俺はその言葉に少しドキッとした…って!何を考えてるんだ俺は!

 

ナイン「構いませんよ」

 

俺がそう言うと、朱乃さんは俺の隣に座る。

 

ナイン「…朱乃さん、少し良いですか?」

 

朱乃「ええ、いいですわよ」

 

ナイン「…俺は、仮面ライダーの力が無ければ俺は本当に足手纏いなんだろうなって考えてて…」

 

昔は、そんな事は考えた事がなかった。他人の為に、力を振るうなんて考えてこなかったからだ。

 

朱乃「そうですわね…確かにナイン君がもし仮面ライダーの力を持たずにレーティングゲームに参加をすれば、相手から見ればいい獲物ですわね」

 

ナイン「「まぁ、そうですよね」

 

朱乃「…もしレーティングゲームから降りますの?今ならグレイフィア様に言えば…」

 

ナイン「あぁいえ、そう言う事じゃないんです。それに自分で言っといて止めるつもりもありません」

 

俺は朱乃さんにそう言うと、ふふ。と朱乃さんが笑い俺に言う。

 

朱乃「そこですわよ。ナイン君にはそのしっかりとした意思がある事を自身に持つべきよ。それに今回の修行はナイン君にとって無意味じゃないものですわ」

 

ナイン「っ!」

 

俺はこの時何を考えていたのか、自分でも分からない。だか、この人には話せると『感』で思ったのかもしれない。

 

ナイン「朱乃さん、俺は…皆んなに秘密にしてる事があります」

 

それを聞いた朱乃さんは、驚いた顔をしていた。

 

ナイン「でも、今直ぐにそれを話す事は出来ません…怖いんです。この秘密を話して皆んなが離れたらって考えたら…」

 

俺が最後まで言いかけた時、突然朱乃さんが俺の事を抱きしめて来た。

 

ナイン「むぐっ!?」

 

ちょ!え!いきなり何で!?しかも顔に柔らかい物が…!?

 

朱乃「ナイン君、それ以上は無理に言わなくても大丈夫ですわ。もし、貴方が本当に話したいと思った時に話してください」

 

…そう話している朱乃さんの顔は、どこか寂しそうだった。

 

それから暫くして、俺達はそれぞれ部屋に戻って就寝するのだった。

 

…そして、なぜかこの時、心臓の部分が熱くなったのだが、その理由は分からなかった。




今回はオリ主が朱乃さんに惚れるきっかけを書いたつもりですが…自分で言うのも何ですが、かなり雑ですね(笑)

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