戦姫絶唱シンフォギア忍者~歌姫達と異常な忍者~   作:ルオン

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プロローグ:天界の忍

とある世界

 

人類が滅亡し、空は茶色く染まり、大地が荒れ果てた世界。

その世界にある廃墟と化した街に、2人の人物が

戦っていた。

 

「この!!いい加減に当たれ!!」

 

戦っている人物の1人、銀色の鎧を纏った赤髪の男が、無数の光弾を放つ。

 

「無駄だよ?」

 

もう1人の人物、黒いフードを被った男は、その無数の光弾は難なく回避する。

 

「クソッ!!テメエいったいなんなんだよ!?」

 

「君を狩る者だよ」

 

「狩る者だと!?俺が何をしたって言うんだよ!?」

 

「見たら分かるでしょ?この世界は、君の私利私欲の為に人が亡くなり、大地が荒れ果て、世界が滅びるのは時間の問題さ。世界を救う為には、原因を作った君を抹殺し、世界をリセットするしかない」

 

「勝手な事言ってんじゃねぇ!!」

 

赤髪の男は、再びフードを被った男へ無数の光弾を放つ。

しかしフードの男は難なく交わし、赤髪の男に一瞬で近づき、腹部に強烈な一撃を叩き込む。

叩き込まれた赤髪の男は、腹部をおさえながら塞ぎ混む。

 

「さて、決めさせてもらおうかな?」

〈デザイアドライバー〉

〈SET〉

〈ニンジャ!readyfight〉

 

フードの男は腰にベルト──【デザイアドライバー】を装着し、手裏剣がついたアイテム──【ニンジャレイズバックル】をドライバーに装着する。

それにより、男の背後にアルファベットでNINJAと書かれた文字と、右隣に緑色のアーマーが出現し、男に装着される。

同時に、男は一瞬だけ光、【仮面ライダータイクーン】へと姿を変えた。

 

「か、仮面ライダーだと!?」

 

「さて、覚悟を決めてもらおうか」

 

仮面ライダータイクーンへと姿を変えたフードの男は、専用武器である【ニンジャデュアラー】を構える。

 

「ま、待て!?仮面ライダーが人を殺していいのか!?仮面ライダーは命を奪わないもんだろ!?」

 

「何か勘違いしてないかい?」

 

「な、なに!?」

 

「仮面ライダーは決して命を奪ってこなかった訳ではない。クウガが戦ったグロンギ、アギトが戦ったロード、龍騎が戦ったミラーモンスター、響鬼が戦った魔化魍、カブトが戦ったワーム、キバが戦ったファンガイア、ドライブが戦ったロイミュード、彼等は人ではないが、命を奪ってきた。それに、昭和ライダーが戦った怪人、ファイズが戦ったオルフェノク、電王が戦ったイマジン、ウィザードが戦ったファントム、鎧武が戦ったインベスは、元は人や生命体だった。ライダー達は世界の平和と、人間の自由を守る為に怪人達を倒してきた……殺してきたんだ。ライダー達は決して命を奪ってこなかった訳ではない。その十字架を背負いながら、戦っている。勝手に命を奪わない存在と決めつけないでくれる?」

 

「ぐっ!?」

 

「では……さようなら」

 

「がはっ!?」

 

姿を変えた男は、ニンジャデュアラーで赤髪の男を斬る――――事はせず、一瞬で背後に周り、手刀を叩き込んで気絶させた。

赤髪の男が気絶した事を確認した男は変身を解除し、何もないところからロープを取り出し、赤髪の男を縛る。

 

「良し!コレでOK!あとは連絡するだけだね」

 

そう言った男はスマホ――【スパイダーフォン】を取り出し、電話をかける。

 

『もしも~し』

 

「もしもしアルマ?言われた通り、赤髪の子をロープで縛ったよ」

 

『ありがとう!ちょっと待っててね!』

 

電話の相手―――アルマがそう言った瞬間、気絶してロープで縛られた赤髪の男が光だし、その場から姿を消した。

 

『OK!此方に転送されてきたよ。お疲れ様、景士』

 

「気にしないで、アルマ」

 

男―――景士はそう言うと、辺りを見渡す。

荒れ果ていた大地から光の粒子が浮かび上がり、黒く染まっていた空が白くなり始めていた。

 

「どうやら、世界のリセットが始まったみたい。アルマ、次の任務は?」

 

『次の任務は長期任務になりそうだよ』

 

「長期任務?珍しいね?内容は?」

 

『直接話すよ』

 

アルマがそう言った途端、景士の足下に魔法陣のような物が浮かび上がり、そこから放出された光に包まれる。

光が消えると、景士の姿は、先程いた場所とは違う、机と本棚、ベッドがある部屋にいた。

そして机の方には、1人の男がいた。

 

「やぁ、お帰り景士」

 

「ただいまアルマ」

 

そこにいたのは、先程まで景士が電話をしていた相手、アルマであった。

そして景士が転移した場所は、天界。

アルマを始め、神・女神・天使と呼ばれる者達と、アルマ達に協力する者達が暮らす世界である。

そして景士は、そのアルマの協力者として、先程戦っていたアンチ転生者と呼ばれている転生者の捕獲、世界が崩壊する原因となる存在の排除等をしているのだ。

 

「さっきの話の続きだけど、任務の内容はある世界に入り込んだジャマトを含んだ怪人の排除をお願いしたいんだ」

 

「ジャマトを含んだ怪人!?」

 

アルマの話を聞き、驚く景士。

 

「アルマ、何でジャマトを含んだ怪人が、別世界にいるの!?」

 

「分からない。数分前に異変を感知して、調べたらジャマトを含んだ怪人が入り込んだ事が分かったんだ」

 

「誰かがやった形跡は?」

 

「今のところはないよ。何が起きるか分からない。お君には転生してもらって、対処してもらいたいんだ。怪人のリストは、転生した後に、スパイダーフォンに送るから」

 

「了解。で、どんな世界なの?」

 

「【戦姫絶唱シンフォギア】という世界だよ」

 

「戦鬼絶勝シンフォギア?」

 

「字が違う!戦姫絶唱シンフォギア!初めてだよ!そんな間違いした人!」

 

「あ、そうなの?で、どんな世界?」

 

「簡単に言えば、歌姫と呼ばれる少女達が戦う世界だよ」

 

「分かったよ」

 

「じゃあ、転生させるね」

 

アルマがそう言うと、景士の足下に、先程転移してくる際に現れた魔法陣のような物が再び浮かび上がった。

 

「あ、このまま行くんだ?」

 

「少しでも早いにこした事はないからね。天界にいる君の仲間も後から送るから、お願いね景士。いや、天界の超異常忍者」

 

「大袈裟だよ。じゃあ天界の忍、桜季景士、任務に行きます!」

 

そう言った瞬間、景士は光に包まれ、その場から姿を消した。

こうして、天界の忍、桜季(さくらい) 景士(けいじ)の新たな物語が始まるのであった。




という事で、以前活動報告にてお知らせしていた仮面ライダータイクーンと戦姫絶唱シンフォギアのクロス作品です!

次回は景士の転生後の話になります。
次回も是非読んでみてください!
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