戦姫絶唱シンフォギア忍者~歌姫達と異常な忍者~   作:ルオン

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お待たせしました!

予定では、転生後の話でバトル回を投稿するつもりでしたが、予定を変えて、表の日常だけにしました。
因みに今回の話で、一部のキャラクターがキャラ崩壊します。
短いですが、本編をどうぞ!


Episode1:転生後の景士の日常・表編

ノイズ

 

それは、空間からにじみ出るように現れては人を襲い、炭素の塊へと転換する、古代から存在する人類共通の特異災害。

ノイズには銃弾など、人類が開発した通常兵器は通用しない。

 

そんな存在がいる世界へと転生した仮面ライダータイクーンこと、桜季 景士はというと

 

「すみませ~ん!たぬき蕎麦くださ~い!」

 

「カツ丼のミニたぬき蕎麦セット1つ!」

 

「はいは~い!少々お待ちを~!」

 

21歳という若さで、飲食店を経営していた。

彼は飛び級して、17歳で大学を卒業。卒業するまでの間に様々な資格を取得し、彼は蕎麦屋を開業。

最初こそあまり客足は良くなかったが、口コミが広がり、昼時は列ができる程まで有名となった。

現在の時刻は12時。

店の前には長蛇の列できあがっていた。

この時間帯に来るのは、休みの人か、休憩時間に食べに来ている社会人だ。

休憩時間に来ている社会人にとっては、この長蛇の列は昼食を取れない可能性があるが、景士が営む蕎麦屋ではその心配はない。

何故なら

 

「はい!たぬき蕎麦とカツ丼のミニたぬき蕎麦セット出来上がり!」

 

あっという間に、受けた注文の品を作ってしまうからだ。

最初こそ、お客は手抜きをしてるんじゃないかと疑われていたが、食べた食事からはそんな感じがせず、作り手である景士が異常という事で、納得してしまった。

かといって、長蛇の列ができる程の人気に、景士1人で対処する事はできない。

この忙しい時間帯に景士をサポートする者達がいた。

 

「忍!5番テーブルさんのカツ丼と、親子丼のミニきつねうどんセット出来上がったから、持ってって!」

 

「はいよ!」

 

「紫!8番テーブルに肉蕎麦と天ぷら蕎麦出来たから、持ってって!」

 

「畏まりました」

 

景士に言われ、出来た料理を運ぶのは、アルマが送り込んできた景士の仲間である、藤原(ふじわら) (しのぶ)鮫川(さめかわ) (ゆかり)の、2人の男女。

彼等はアルマに送られてすぐ、景士と再会を果たし、現在は景士のお店の店員として働いているのだ。

それから数時間後、客足は落ち着き、外の札を【営業中】から【準備中】に変え、休憩に入った。

 

「いや~、今日のお昼もたくさん来たね~」

 

「そうだな~。紫、すまないが醤油とってくれ」

 

「どうぞ」

 

昼間の客足の話をしながら、遅めの昼食をとる3人。

すると店の扉が開き、音に反応した3人は扉の方へと顔を向けた。

そこには1人の初老の男性が立っており、その人物を見た景士はタメ息を吐いた。

 

「あのさ~、前にも言ったけど、来るなら営業中に来てって言ってるでしょう?」

 

「だってこの時間しか、お主とゆっくり話せないんじゃもん」

 

「じゃもんじゃないよ。毎回毎回、贔屓してられないんだよ?てか、今日は大切な用事があったんじゃないの?」

 

「そんなもん、孫との時間を過ごす為に、サボってきたわい」

 

「いや駄目でしょ!?何やってんの訃堂爺ちゃん!?」

 

景士はやって来た初老の男性、風鳴(かざなり) 訃堂(ふどう)を叱る。

景士と訃堂の関係は、孫と祖父という関係だ。

訃堂には3人の子供がおり、その内の1人、娘の麗花(れいか)の息子が、景士である。

景士が幼い頃から、景士と景士の従妹で訃堂にとってもう1人の孫である少女と一緒に川や海へ魚釣りに行ったり、遊園地等に遊びに行ったり、一緒に寝たり等、仲は大変良い。

お小遣いとして、それぞれに10万円をあげたり等、異常と言われる程の孫馬鹿である。

尚、10万円渡した事について訃堂は、自身の妻と、娘と息子達に怒られた。

 

景士がお店を開店した日には、『儂が景士の店の最初のお客になるんじゃぁああああああ!』と言って、大事な用事をすっぽかして、食べに来た事がある。

それ以降はほぼ毎日、訃堂は景士のお店に食べに来ているのだが、今回のように、営業時間外に来ているのだ。

最初の頃こそ、景士は仕方がないと割り切っていたが、流石にと思い、ここ最近は叱っているのだ。

 

そんな時だった

 

「見つけたぞ親父!」

 

「む?」

 

「あ、弦十郎叔父さん」

 

赤いスーツに身を包んだ1人の男性――風鳴(かざなり)弦十郎(げんじゅうろう)がやって来た。

彼は訃堂の末の息子であり、景士の叔父である。

警察官として市民の安全を守っていたのだが、今は警察官を辞めて別な仕事をしている。

 

「なんじゃ、弦十郎か」

 

「なんじゃじゃない!これから大事な会合があるだろ!それをすっぽかして、俺の甥でありアンタの孫の景士のとこにサボりに来るとは、最高責任者の自覚が無さすぎるぞ!」

 

「サボりじゃない!孫の店への貢献じゃ!」

 

「大事な会合をすっぽかして来てる時点で、立派なサボりだ!ホラ行くぞ!」

 

そう言い、訃堂の首根っこを掴み、引きずる弦十郎。

 

「嫌じゃ嫌じゃ!儂は景士の店で過ごすんじゃ!会合なんてつまらんもんするくらいなら、シュールストレミングを食べた方がマシじゃい!」

 

「一度家で開けて、悶絶したのを忘れたのか!?とにかく行くぞ!」

 

「嫌じゃ~!景士~!助けてくれ~····って、景士は何処じゃ?」

 

訃堂は涙と鼻水を流しながら、景士に助けを求めたが、その先に景士はいなかった。

すると、キッチンから袋を持って景士が出てくる。

 

「叔父さん、コレ持ってって」

 

「コレは?」

 

「握り飯。行く道中に、爺ちゃんと一緒に食べてよ」

 

「すまないな?ホラ、行くぞ親父」

 

「景士すまんな?今度こそは、コヤツを出し抜いて来るからの!待っといてくれ~!」

 

景士に手を振りながら、弦十郎に引き摺られていく訃堂。

その後、景士達は遅めの昼食を食べ終え、夕方からの営業の準備に取りかかる。

これが、景士の()の日常である。

そしてこの数時間後、景士は()の日常へと

向かわなくてはならなくなる。

 

to be next episode




今回はここまでです!

次回は景士の裏の日常、バトル回です!
次回も是非読んでください!
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