舞うは白き蝶、彩るは白き薔薇   作:ka-主

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どうも皆さん、ka-主です。
前回も予告した通り、今回で序章完結です。今回は主に蒼司君メイン……誰かと出会うか否かは----内緒です。
それでは…どうぞ!
P.S:今回色んな子が登場します。情報処理に負荷がかかるかも(汗)


4話:バタフライ・エフェクト④

「有難う御座いました〜♪」

 

 

 商店街にあるパン屋『山吹ベーカリー』にて食パンなり朝食のパンを買った俺は、次は何処へ行こうか脳内会議を開いた。(因みに、先程挨拶してくれたのは山吹沙綾(やまぶきさあや)と言う子で、オススメのパンとかを手際よく教えてくれた)

 

(蒼司)(一応----日用品は彩景美さん達が買い揃えてくれたそうだから、1週間後辺りに補充品を買っておけば何とかなる。食料は……食パンとかがあるにせよ晩とお弁当の心配を近い内にしておかないとか)

 

 取り敢えず、今日辺りの食料を確保したため、一先ず家に帰ろうとした時……

 

 

(???)「蒼司?お前----蒼司じゃねぇか!おーい、蒼司〜ッ!!」

 

(蒼司)「アイツは……優馬(ゆうま)じゃないか。久しぶりだな」

 

 

 後ろの方から俺の名前を呼ぶ声が聞こえた為、俺は振り返り声の主を確認した。

 その人物は、俺と彩と親友で、俺と同じ高身長細身。金髪でグレーの瞳が特徴の男子、伊達(だて)優馬だった。

 しかし、そこにいたのは優馬だけじゃなかった。優馬の他に3人、男女の生徒も一緒だ。

 まず先に、1番右サイドにいる男子。高身長白髪で、グレーの瞳が特徴のクールっぽいが何処かマイペースな見た目だ。彼の右隣にいる女子は小柄で青髪ロングで蒼眼の明るそうで、何処か礼儀正しそうな見た目が特徴的な子だ。

 そして、優馬の右隣にいる女子は先程の女子と同じ位の背丈で、水色髪のサイドポニーテールで紫色の瞳が特徴的な、少しおっとりとした見た目の子だ。

 

 

(優馬)「6年ぶりだな!…と、そういや初めましての奴らもいたんだったな。紹介するぜ、俺からみて左から大江神楽(おおえかぐら)蒼導海来(そうどうみらい)。俺の右隣にいるのが松原花音(まつばらかのん)だ」

 

(蒼司)「初めまして、騎龍蒼司だ。優馬とは小学校からの親友だ」

 

 

 優馬の紹介で、3人の顔と名前を覚える事が出来た。紹介の後自分も後に続く形で自己紹介をした。のだが……

 

 

(神楽)「蒼司----本物だ」

 

(蒼司)「ん?」

 

(神楽)「…と、済まない。一目で分かった自分が信じられなくてね。間違え出なければ、YouTubeや色んな路上、公共の場でギターを弾いてるギターミュージシャンの『SOUGA』ですよね?」

 

 

 驚いた。まさか今の自己紹介だけで俺の表向きの正体がバレるなんてな。活動し始めてこの方、優馬以外の人物にバレた事等1度もなかったのに。

 

 

(優馬)「あ、因みに花音と海来も知ってるぜ?海来は神楽と同じ感じだが、花音に関しては俺が布教しといたぜ!」

 

(蒼司)「ほぉ?て事は松原さん以外の人物にも布教していたんだな?」

 

 

 そう言って俺は指を鳴らしながら優馬の元へ歩み寄った。

 優馬も優馬で、「しまった!?」と言う顔で、必死に弁明しようとしていたのだが----

 

 

(優馬)「うぎゃうッ…!?」

 

(蒼司)「全く……相変わらずの口の軽さだな」

 

(優馬)「痛ってぇ……久しぶりに喰らったぜ、お前の拳骨。でもよ、この布教は友達が殆ど居ないお前の為に----あぎゃッ!?」

 

 

 俺は相変わらず口の軽い親友の脳天に向かって垂直に、拳骨を喰らわせた。しかも何を血迷ったのか、俺が多少気にしてる事を口滑らした為もう1発喰らわせた。優馬の頭には……それはもう見事な鏡餅が出来上がっていた。

 

 

(花音)「ふえぇ〜〜〜…っ、ゆ、優馬君大丈夫?」

 

(優馬)「ちきしょう…同じ所に拳骨せんでも良いのによ〜」

 

(蒼司)「その方がしーーーーーーーーっかりと反省する気になるんじゃないのかな〜って」

 

(神楽、海来)「「あはは……」」

 

 

 こうやって優馬に制裁加えてるから分からないだろうが、実は優馬自身にも感謝している。

 と言うのも、俺がSOUGAとしてストリートライブや人気楽曲の弾き語り等の様子の動画をYouTubeで投稿したりしだしたのは高校に入って直ぐの事だった。元々、何時か独り立ちしてプロのギターミュージシャンになる事が自分の夢出会った為、それに向けた資金稼ぎがきっかけだ。その事を、他の誰よりも先に優馬に話した。その手に関しては優馬の方が詳しいし頼りになるからだ。

 その話を聞いた優馬は、動画のサムネイルやアイコン、その他諸々のイラストを提供したいと申し出てくれて…結果、そこ迄協力してくれるなら此方で得た収入の1割方を優馬の活動資金として寄付する形で今も実質2人で活動している。

 

 

(蒼司)「だからまぁ…お前と再会できたら言おうと思ってた。優馬、何時も俺の活動に協力してくれてありがとう」

 

(優馬)「ハハッ、良いって事よ!こうして俺もイラストレーターとしての経験値を稼げてる訳だし、それがゆくゆくはイラストクリエイターの為になってるって自負してるんだから。俺からも礼を言わせてくれ、ありがとうな蒼司!」

 

 

 互いにそう言って、握手を交わした。

 結果的に……俺と優馬はお互いの夢に向かって、切磋琢磨二人三脚で頑張ってると言う事だ。

 

 

(???)「あら?そこに居るのはユー君と花音じゃない♪」

 

(???)「神楽と海来も一緒じゃ〜ん♪」

 

(???)「偶然って…、時にこうも連続で起きるものなのね」

 

(優馬)「誰かと思ったら、千聖じゃん」

 

(神楽)「リサと友希那(ゆきな)まで…3人揃ってどうしたんだ?」

 

 

 直後…、優馬達の後ろから3人の女の子の声が聞こえた。優馬と神楽は、振り向き3人を目指するや否や各々3人の名前を呟いた。

 千聖と呼ばれた子は金髪の髪を背中まで伸ばし、紫色の瞳が特徴的で、礼儀正しい(お淑やかでもある)見た目の子。

 リサと呼ばれた子は背中まで伸ばしたベージュ色の髪をハーフアップにし、グレーの瞳が特徴で----ギャルっぽい見た目(いや、ギャルなのか?)の子。

 友希那と呼ばれた子は銀髪の髪を背中まで伸ばし、楊梅色の瞳をした、クールな子。

 

 

(リサ)「ショッピングモールで友希那と買い物してたら、日用品売り場で千聖とあってさ♪流れ的に一緒に行動したんだ♪」

 

(千聖)「お陰で結意義な買い物が出来たわ」

 

(友希那)「(この人----)神楽?この人は?」

 

(神楽)「あぁ…この人は騎龍蒼司。今し方ここで初めて出会った」

 

(友希那)「そう…、(みなと)友希那よ。よろしく騎龍君」

 

(蒼司)「名前で良い。苗字で呼ばれるのは余り好きじゃない。えっと、改めて…騎龍蒼司だ。よろしく」

 

(海来)「あ、因みに友希那ちゃんとリサちゃんはね?Roseliaって言うバンドに所属してるんだよ♪」

 

 

 Roselia……頂点のその先を目指す、超がつくほどの本格派ガールズバンド。彩との手紙のやり取りで、名前や活躍ぶり何かは多少だが知っている。

 その当時、興味本位で彼女達に着いて調べてみると----我ながら尚のこと興味が湧いてきた。彼女達が見せる世界観、メンバーに。

 

 

(友希那)「なら、蒼司…そう呼ばせて貰うわ。初めましてで悪いのだけど……今度、私達の練習を見に来て貰えないかしら?」

 

(蒼司)「これはまた急に。にして?孤高の歌姫さんが俺を誘う理由は何かな?」

 

(友希那)「その肩書き…余り好きでは無いのだけど、閃烈なる蒼き狼さんに是非、私達の練習を、音楽を見て感じて欲しいと思ったからよ?」

 

 

 おっと……どうやら互いに色々と知りすぎてる様だ。知り過ぎるとこう言った罠----と捉えるのは相手に失礼だが、その手の墓穴を堀り兼ねない為、半分仕方無しに友希那さんの話を受けることにした。

 

 

(蒼司)「はぁ…分かった。初対面ながら、少し無礼過ぎた。友希那……でいいかな?」

 

(友希那)「構わないわ。なら度重なって申し訳ないけど、明日の放課後、『CIRCLE』で待ってるわ」

 

(リサ)「じゃあアタシ達も待ってるからね〜♪あ、アタシも友希那に習って蒼司って呼ばせて貰うね?アタシの事リサって呼んでもいいからさ♪」

 

(蒼司)「あ、あぁ…(リサって子----苦手だ)」

 

 

 何故か……友希那と話していた筈が、隣に居たリサが横入りして一方的に俺の事を名前で呼び捨て。恐らく友希那と幼馴染みか親友なのだろうが、少しは遠慮して欲しいと思った。

 これはあくまで余談----と言うより俺の勝手な解釈もとい経験談だが、彼女みたいなギャル初めとしたチャラチャラした子と接するとろくな事が無い。だから、俺はさっきの会話も相まってリサに対して苦手意識を持った。

 そして……俺の様子を見ていたのか、神楽と海来がさぞ満面な笑み(ただし目が笑ってない)で友希那とリサに話し掛けた。

 

 

(神楽)「2人とも?さっきの話についてゆ〜〜〜〜っくり、俺の家で話を聞かせて貰うけど、良いよな?」

 

(海来)「蒼司君、友希那ちゃんとリサちゃんが迷惑かけてごめんね?神楽も言ってたけど、この後神楽君の家で4人とた〜〜〜〜っぷりお話ししたい事があるから、コレでお邪魔するね?」

 

 

 「4人とも、また明日ね〜♪」と、海来がそう言って手を振りながら。神楽も軽く手を振って……友希那とリサの腕を逃がさんとばかりに強く掴んでこの場を後にしたのだった……。

 尚、当の本人2人……友希那とリサは顔を青くさせながら、黙って彼らに、連行されて行った。

 

 

(優馬)「神楽も海来ちゃんも、相変わらず大変だな〜……」

 

(花音)「あ、アハハ……そうだね----って、千聖ちゃん?」

 

(千聖)「えっと……蒼司君で、良いかしら?少し聞きたい事があるのだけど?」

 

(蒼司)「……済まない。どんな話かは知らないが、手短に頼む。まだ家の事とか済ませて無いんだ」

 

 

 先程の山吹ベーカリーで時計はもう少しで6時を誘うとしていた。気付けばもう辺りは暗くなっている為、俺は各々の安全も考慮して、そう答えた。

 

 

(千聖)「ごめんなさい、で…話なのだけど、今度の土曜日……朝9時半頃から予定の方は……空いてるかしら?」

 

(蒼司)「……問題ない。その日になった頃には家の事も大方片付いてるだろうから」

 

 

 千聖の問い掛けに対して、俺は即座に脳内でスケジュールを展開する。今日から家の事を片付けれる範囲でやっていくとして、特にこれといったことが無ければ来たる土曜日には間に合うと判断して、俺は千聖にそう答えた。

 千聖はそれを聞くとほくそ笑んで、会話をつづけた。

 しかし----彼女から発せられた言葉に、俺は驚きを隠せなかった。

 

 

(千聖)「ありがとう、じゃあ土曜日の約束の時間に駅前集合ね?あと……彩ちゃんも一緒に連れてきて来れないかしら?

 

(蒼司)「どうして彩の事を----て、そうか。確か君はPastel*Palettesのベース担当だったな。分かった、彩には後で連絡して置くよ」

 

(千聖)「ありがとう♪彩ちゃんには『私からの贈り物』って言ってくれれば、きっと理解してくれるわ」

 

(蒼司)「贈り物……?なんの事かは彩が知ってるんだよな?ならこれ以上は聞かないで置く。とりあえず当日までには予定を空けておくよ」

 

(千聖)「話が早くて、とても助かるわ。それじゃあ私達もお暇するわね?行きましょ、花音とユー君」

 

(花音)「うん、またね?蒼司君」

 

(優馬)「またな、蒼司」

 

 

 彩の名前が出てきた瞬間…一瞬驚きはしたが、彼女もパスパレのメンバーの1人だと思い出した為、荒方理解した。

 何はともあれ、そろそろここで立ち話するのは不味い思ったのか、千聖がそう言って優馬と松原さんを連れて帰路へ着いたのだった。

 俺も俺で、長話をし過ぎたと感じ、少し急ぎ足で帰宅したのだった。

 因みに、これは後日しったのだが……千聖と優馬は幼馴染みらしい。道理で千聖が優馬の事をユー君と呼んでいた訳だ。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

(蒼司)「ふぅ……晩飯後でも、それなりに片付くもんだな」

 

 

 晩飯を済ませた後、家の様子をお風呂を沸かしながら見て回って…今、和室に来ていた。小3の頃と全く変わってない。所々変わっては居るものの、昔の懐かしさが混み上がってきた。

 取り壊しやリフォームをせず、約9年の間今の形を保てているのは彩達のお陰だ。

 そろそろ----恩返しと言う形でも、彩との約束を果たすべきなのでは?そう思っていた矢先、居間に備え付けて置いた自宅の固定電話が鳴り出した。

 彩か、彩景美さんか----はたまた燐子か。その内の誰かかなと思いながら受話器を取った。

 

 

(蒼司)「もしもし」

 

(???)『もしもし蒼司君?久しぶりね?』

 

(蒼司)「その声----義母さん()。帰ってきた事伝えるの遅くなってごめん」

 

 

 通話相手は、俺の今の母親で燐子の実のお母さんである白金真里子(まりこ)さんだった。おっとりとした声だが、内心はとてもしっかりしてて、俺達義姉弟誰にでも平等に接してくれた人だ。

 

 

(真里子)『良いのよ、燐子から蒼司君が無事に帰ってきたって知らせを受けたから。それが分かっただけでも母さん嬉しいわ』

 

(蒼司)「そう…で、夜分にどうしたの?俺明日から花咲川学園に通う事になってるからその準備もしなきゃなんだけど」

 

(真里子)「そうね……単刀直入に言うわ。蒼司君、燐子の未来を任されて来れないかしら?

 

(蒼司)「----燐子と、結婚を前提でお付き合いしろと?

 

 

 帰国して早々……これで2度目の婚約の話。出すべき答えは決まっていたが、一応義母さんの話を聞く事にした。

 

 

(真里子)「えぇ、本当は燐子が居る時に蒼司君と話せる時間を作ってこの話を持ちかけたかったのだけど……蒼司君と燐子は血が繋がってないの。多分、蒼司君はその事については気付いていたんじゃないかしら?」

 

(蒼司)「うん、皮肉にも義母さんの家で過ごすようになってから物心は付いてたから、その件に関しては理解が早かったよ。だからこそ…この話に関しての答えは待って欲しいんだ」

 

(真里子)「理由を、聞かせて貰える?」

 

(蒼司)「うん。実は----」

 

 

 俺は渡米する前に、彩と約束した事…ましろを助けた御礼として婚約の話が持ち上がった事。そしてその件に関しての答えを待ってほしいと頼んだ事。1つ1つ細かく、義母さんに説明した。

 

 

(蒼司)「だから----その婚約の件、答えは然るべき時に必ず出すから、情けないけど待っていて欲しいんだ」

 

(真里子)「……分かったわ。燐子も、今は花咲川の生徒会長として、Roseliaの一員として頑張ってる時期だから……燐子自身にも待っていて欲しいと蒼司君が言ってたと、伝えて置くわね?幸い、蒼司君花咲川に通うからあの子にもまだチャンスはあるのだから」

 

(蒼司)「まぁ、そんな感じです。燐子の事……宜しく頼みますね?」

 

(真里子)「えぇ、蒼司君も…義兄として、燐子の事をその時まで支えて頂戴?あの子…自分が変わりたいが為に頑張り過ぎる所があるから」

 

(蒼司)「分かりました」

 

 

 俺がそう言うと、義母さんは「それじゃあ…おやすみなさい」と言って電話を切った。

 それと同時に、俺はスマホから彩の電話番号を呼び出してコールした。

 通話相手は、3コールなる前に出てくれた。

 

 

***

 

 

(蒼司)『夜分に済まないな彩、少しいいか?』

 

(彩)「蒼司君?全然気にしてないよ、寧ろ蒼司君から電話してくれてとっても嬉しいなぁ〜なんて♪」

 

 

 「えへへっ」と照れ隠しに舌を出しながらスマホの向こう側にいる蒼司君に言った。丁度その頃髪を乾かし終えてくしで整えていた所だった。

 

 

(蒼司)『実は、買い物帰りに、優馬達と出会ってね。その際に白鷺千聖と出会ったんだ』

 

(彩)「え?千聖ちゃんと?」

 

 

 千聖ちゃんの名前が蒼司君の口から出た時、「なんで?」って思ったけど、帰り道でと言ってたし、同じバンドメンバーだし…何より蒼司君の事を知ってる人でもあるから、直ぐに落ち着くことが出来た。

 今思えば、あの時千聖ちゃんに相談出来て良かったなって思う。

 

 

(蒼司)『彼女曰く、私からの贈り物って言えば彩自身分かるって……あと、来週の土曜日の9時半に羽丘駅で待ち合わせしてるんだが、空いてるか?』

 

(彩)「えっ!!??」

 

 

 蒼司君からあの言葉が出るなんて思いもしなかった。だけど----これで分かった事がある。

 千聖ちゃんは、私の為に動いて来れたのだ。その事が嬉しさ反面、とても申し訳なかった。

 『アイドルの恋愛は御法度』----そんな事は分かってた。だけど、アイドルである前に私は1人の女の子。   そして、蒼司君と交わした約束を交わす為に今後ともアイドルの道を頑張って進もうと誓った。

 その事を千聖ちゃんに話した結果……初めはお説教地味た厳しめな言葉が返ってきた。だけど----その後、千聖ちゃん自身何を思ったのか『思い当たる事があるから待ってて』と言った。その結果が…これなのだ。

 

 

(蒼司)『あ、彩…?大丈夫か?大声だして』

 

(彩)「ふぇっ!?だ、大丈夫問題にゃひよ…っ!?あうぅ///」

 

(蒼司)『ハハッ、相変わらず彩はよく噛むな』

 

(彩)「も、もうっ///からかわないでよ///----って、そうだ!さっきの件、OKだよ♪わざわざ伝えてくれてありがとうっ!」

 

(蒼司)『あぁ……あと、彩?お前との約束----果たすのに、と言うより答えを出すのに時間がかかってしまう様だ、どうやら』

 

(彩)「そうなの?」

 

 

 直後に蒼司君の口から発せられた、約束答えが遅くなるという報告。

 理由を聞き出して見ると----やっぱり、と言うべきか。蒼司君を自分のモノにしたいと思ってる女は、他にも居るらしい。それも、2人。知り合いで----だ。

 でも、それを知ることが出来て……返って安心した。何をしても、ほぼほぼ彼女達は遅いのだから。

 

 

(彩)「----私は大丈夫だよ?蒼司君の事、信じてるから。幼馴染みとして、婚約者(恋人)として♡」

 

(蒼司)『まだ付き合って無いけど……済まない。お前にとって最前の答えを出せないかもだけど……俺自身努力する』

 

(彩)「うん。だから待ってるよ?私は……蒼司君がちゃんと約束を果たしてくれるって、信じてるから♡」

 

(蒼司)『ありがとう、それじゃあ…また明日』

 

 

 蒼司君がそう言って、私も「おやすみなさい」と返して、通話を終わらせた。

 その後私は、机に置いておいたアルバムを開き、クリップアプリを開いて『SOUGA』と言うファイルを開いて…そこに入れてある蒼司君が歌ってる曲を再生した。

 

 

(彩)「あ〜っ…///どうしようっ、コレ見てるだけで…聞いてるだけで飛んじゃうよぉ♡///」

 

 

 そう呟きながら、私は何時もやってる様に自分を慰めた。

 だって、こうしないと私は…しばらくアイドルがしちゃイケナイ顔をしたまんまになってしまうから。

 それくらい----私は蒼司君の事を好きで好きで、堪らないから。

 

 

(彩)「っ、///ふぅ……♡だから、ごめんね?ましろちゃんに燐子ちゃん。例え2人がどんな手を使おうとも…私から蒼司君を取れない♡準備は----もう整ったんだから♡」

 

 

 あぁ、明日から楽しみだなぁ〜。蒼司君が、花咲川に編入してくる。

 その時が本当に楽しみで、……寝れなさそう。

 時間も時間だから、私は机と床、アルバムを拭いて眠りに着いたのだった……。

 但し、さっき思った事がフラグになって、彩依璃ちゃんにこっぴどく叱られたのだった。そして仕舞いには蒼司君に見られる始末。もうっ!!

 

 

 

〜バタフライ・エフェクト[序章]END〜

 

 

 

・オリキャラ紹介

伊達優馬(だて ゆうま)

モチーフキャラ:『カードファイト!!ヴァンガード』から三和タイシ

イメージCV.:森久保祥太郎

性別:男

誕生日:4月1日

在学校:花咲川学園(3年)

容姿:高身長、細身。金髪でグレーの瞳

好きな物:ファストフード全般

嫌いな物:辛い物、勉強

趣味特技:絵を描くこと、運動

蒼司と彩は昔からの親友。元気がよく明るい正確なのだが、時に口が軽く物事を偶に軽率に捉えて仕舞う。その為蒼司や、幼馴染みである千聖から制裁をちょくちょく受けているとか…。夢はイラストクリエイターで、蒼司がギターミュージシャン『SOUGA』として活動しやすい様に、自分が書いたイラストを提供している。




如何でしたか?今回をもって、序章完結です。
次回から1章……なのですが、本編に出てくる大江神楽君、伊達優馬君はサブの主人公、詰まりはサブキャラでも有り主人公の立ち位置でもあります。その為、この2人の何れかにフォーカスを向けた回を何処かで上げますので、御理解ご了承の方宜しくお願いします。
尚、神楽君の親友である蒼導海来が出て来て自分の作品を読んだことのある方は察せれるかもですが、本編にで来る神楽君は『青薔薇の少女達が紡ぐ病み物語:N』の設定を一部除いた設定の人物である事を御理解頂ければ幸いです。神楽君が活躍してる『青薔薇の少女達が紡ぐ病み物語:N』こと青薔薇の少女達に興味のある方は、リンクを貼りましたので、そこから閲覧お願いいたします。

『青薔薇の少女達が紡ぐ病み物語:N』
リンク→https://syosetu.org/novel/305140/

それではまた次回、お会いしましょう。感想、高評価等お待ちしております!
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