617だってさ。どうにか生き延びるぞい   作:slow quick slow

4 / 9
誤字指摘ありがとうございます。ネタに引っ張られてました。勘違いしてしまった人が居たなら、本当にすいません。


戦場跡地部品採取(中)

 

 

 

 

数刻前

 

 

_戦場跡地_

 

 

 

 

618はスキャンを使い、情報や部品を見つけ、順調に依頼をこなしていた。617の教えをちゃんと聞いていたようだ。少し不可解なのは、あまりにも静かということなのだが、初任務の618にはわからないことである。

 

ブースターを吹かしては、スキャンを行い、見つけ次第コンテナを展開し、部品を詰め込む。有用な情報かは知らないが、手当り次第機体に情報ログを詰め込む。これの繰り返し。実に楽な作業である。慣らし運転にもってこいの任務と言えよう。

 

618は3人の中では1番高い操縦適正がある。ガレージでのシュミレーションでは、短時間で自分の身体のように機体を操っている。これも才能なのだろう。今後どう化けるのか恐ろしいものだ。

 

『順調なようだな618。機体の操作には慣れたか』

 

「……」

 

ウォルターに向かってコクリと頷く。意思は伝わったようだ。

618は殆ど言葉を発しない。言っても「了解」程度。会話の受け答えは首を振ることで済ませている。それは今の状況でも変わらない。わざとこのように画面越しに顔が見える通信を行っているのは、ウォルターが受け答えしているかを見る為である。

 

『そうか……ミッションが開始されてから周りが静かだ。何があってもおかしくない状況というのを頭に入れておけ』

 

「……了解…」

 

それを聞いた618は、この状況は不自然なのだと理解し、より神経を尖らせ、周りの様子を観察し始める。

 

『依頼は順調こなせている。そうだな……助言をしておこう。「不測の事態を予測をしろ」。』

 

ウォルターとの通信が切れる。618はその後も周りの気にしながら採取をしていた。ウォルターからの応援要請が来るまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

619はほぼ寝落ち感覚で機体を動かしている。例とするならば、眠たい、しかし課題があるから寝てはいけない。これの現象を強制的に起こされている。さぞ辛かろう。そんな中でも着々と物は集めれている。

 

「………くそねみ…きつ…」

 

 

手で掴み取る。

 

 

「ダル………」

 

 

コンテナを展開する。

 

 

「……ふぁぁ……ぁ……はぁ…」

 

 

 

取った部品をコンテナに詰める。

 

 

 

「むにゃ……ねみー…」

 

 

 

コンテナを閉める。この間2分。少し掛かりすぎているが、妥当だろう。寝ぼけて手を滑らせる、なんてことは無い。

 

「にしても………なんか静かだなー…気味悪……だいたいこういうのはなんか起きそーなんだよなー…」

 

勘なのか、培った知識か、本能か、はたまた危機察知能力か。何処か気味の悪い状況に、ぼやけた頭の中で警笛がなっている。

 

「んー……?ウォルター…どうしたん……」

 

『619、調子は………良くはないか………終わったらゆっくりと休め…』

 

何処か申し訳なさを含んだ声を出すウォルター。

 

「あんまり寝れない……」

 

『………何か少しでも寝れるように改善させよう。今は仕事に集中しろ。いつ何が起きても対処できるようにしておけ』

 

「うぃ…」

 

気だるそうな返事をしながら、次の残骸を漁りに機体を動かす。その動きは619の気だるさが移ったかのように重々しく、ぶらぶらとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォルターは輸送ヘリの中で浮き彫りになった課題について考えていた。

 

「617と618の支障はまだマシか…問題は619か……」

 

休ませれば少しはマシになるかと思ったが、結果は変わらず。あの状態はさすがにマズイと思うウォルター。

 

「どうにか改善しようにも…この手の後遺症は最終的に最新の第9世代施術でしかどうしようも出来ない……」

 

第9世代施術。旧型強化人間の脳内コーラルを中和させることが出来るという、旧型強化人間傭兵にとっては、後遺症に悩まされずに傭兵ができる夢のようなものである。しかし、コーラルを中和させることは決して簡単では無いだろう。最新型ということも重なり、他強化施術よりも高額な金額となっている。

 

「強制的に眠らせる……睡眠薬の投与か。一時的の措置としては……有効か…しかし…」

 

大いに悩むウォルター。傍から見れば養子息子達の病状を心配してどうにか治そうとしている父親である。第9世代施術を受けさせることも出来なくはない。先任達が貯めている資金がある。散財することなど滅多にない。ならばここで使っておくべきか?そう思っていると

 

「ん?なんだ……これは…」

 

目標圏内の中央、そこには大きな爆発跡が残されていた。

 

「近いのは…617か。危険だが…こちらとしても、幾らか情報は欲しい。一応教えておくか」

 

ウォルターは617に通信を繋げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

 

 

 

 

マージかよぉ…クソタンク硬ぇ…あとレッドガンなのにブレード持つな!(辛辣)タンクにブレードってどういうことだよ!近づけねぇ!!

あっあっあっ!パイル、パイル死ぬ!こんなベイラム機体とか見た事ねぇ!!見た目的に軽量…くそこいつも本編未登場かよ…!

 

『意外と避ける…!』

 

『素人じゃねぇなぁ。こりゃ楽しみがいがあるぜ』

 

『遊びでやるんじゃない!これではレッドガンの示しがつかんぞ!!』

 

『へいへい……オメーも手加減してんだろ……だが、そうだな。さすがに遊び過ぎか』

 

『お前に合わせていただけだ。連携は同レベルでないと発揮しないだろう?』

 

は?それで遊び?バケモンだわこの人ら。本気出されたら無理なんだけど!ん?なんだ、通信?

 

〘手を貸してやろうか?独立傭兵。報酬はあの宝を山分けする。どうだ?win-winだと思うが〙

 

返事に応じる / 返事に応じない

 

なるほど………猫の手もジャンク屋の手も借りたいからなぁ。ウォルターなら無視しろとか言いそうだけど俺からするとありがたい。だからとる行動はこれしかない。

 

 

 

返事に応じる

 

 

 

 

『了解だ独立傭兵……テメェら!!久々の宝だ!!死ぬ気でやって来い!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







C4-617

性別 男
年齢 16
身長 平均よりしたくらい(164くらい)

転生者。過去はどうでもいいが、AC6をトロコン済み。対戦やフォトモードもやり込んでいた。ゲーム経験は実物を動かすのに役立ったらしい。
施術により手足の機能と顔の表情を失った。ウォルターのおかげで、手足は何とか動かせるよう手を加えてもらい、四肢の自由は取り戻した。
目標は、「どうにかハウンズを生かせたい」


C4-618


性別 女
年齢 13
身長 低め(だいたい145くらい)

617の最初の後輩。生まれの環境のせいか知識もそこまでない。これから学ぶことは沢山ある。AC適正は今の3人の内で1番良い。今後の活躍に期待したい。
施術の結果、感情が死んだと断定された。が、所詮人間の勝手な決めつけである。周りの努力に戻るかどうかが関わってくるだろう。
目標は「生きる」


C4-619

性別 男
年齢 14
身長 男としては低い部類(154くらい)

何時も気だるそうにしている。617の2人目の後輩。それなりの知識はあり、普通に意思疎通は出来る。よく独り言で「ねみ…」「だる…」と言っている。
施術の結果、重度の不眠症を患い、怒りの感情を失った。特に不眠症に関しては、作戦や日常生活にまで影響が出ている為、3人の中で最も重症である。
目標は「寝れることが出来て、尚且つここに来る前に出来なかったことをしたい」
実はACに乗るというのも楽しみだったらしい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。