617だってさ。どうにか生き延びるぞい   作:slow quick slow

8 / 9
結構かかってしまった………




新型試作品試験

 

 

 

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ミッション概要を説明する。

前回依頼したベイラムの部品収集により、新型武装の開発に着手した。今回はその武装の第1試作品である、肩武装「Gerbera」、これの試験を頼みたい。我々がよりも、君達傭兵の方がより質の良いデータが採れる。

肩武装については出来るならば、片方を空けておいてくれ。試作品は試験を受け次第受け渡すからだ。

試験とは言ったらが、ぶん回して貰って構わない。ヤワな物を作った覚えはないからな。

 

快い返事を待っている

 

 

 

 

依頼者:アレグラム

 

 

報酬:100000c

特別報酬:肩武装「Gerbera」

 

 

 

 

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という訳で来ました新興企業アレグラム本社。やっぱり社内の大きさはAC基準なんだな…

 

『よく来てくれた。では取り付けを行おう。手順が少し特殊なのでな。こちらでやり方を見せた方が良いだろう』

 

「なるほど…」

 

『ジェネレーターに直結させる。出力分のENが消費されるが、威力は絶大なはずだ』

 

過去作のEN武器みたいにEN消費するってことかぁ……EN即時回復しないからかなりの欠陥装備では?

 

『ジェネレーターの開発を推し進めているが、しばらく掛かる。もしかすると、また駆り出すかもしれないな』

 

えー試作品で無法地帯とかシャレになんないんですが…

 

「扱いが酷くなければ良いんだけど」

 

『できる限りはフォローはするさ。先に伝えておいた通り、武装を酷使してもらって構わない。資料としてもそうしてもらった方が安全性に箔が付く』

 

「了解…」

 

しばらく待ちましょ。

 

 

 

 

 

 

『今回の試験では自動化された鹵獲MT数機、4脚MTと固定された的がターゲットだ。的に関しては、ある程度離れて撃ってくれると有難い。コア理論などという将来性のない理論には付き合っていられないからな』

 

「わかった。善処する」

 

 

 

 

 

 

《メインシステム 戦闘モード起動》

 

 

 

 

 

起動と同時に肩武装が展開される。左肩に接続された()()()()()()() 「Gerbera」は、閉口していた上下の砲身が開かれ、弾の通過口を作り、各種に光が灯る。

 

『起動動作は問題ない。続けてくれ』

 

研究員の言葉を後にブースターを吹き、上空に飛ぶ。

 

「……」

(そういやなんでMT用意する必要あるんだろ)

 

そう疑問を考えながら、MT部隊に照準を合わせ、トリガーを引く。レールキャノンの照準の後にENを消費、電光が強くなった直後に青白い放電とともにMT部隊に弾が発射。数百メートルを一秒未満の速さで通り抜け、着弾と同時に、周りを巻き込む爆風を起こす。

残ったのは微かな残骸と着弾による穴だけである。

 

「わ……ん?」

(うわすっご……てか帯電してね?ゲージ半分近く位電気溜まってない…?!)

 

『ふむ、威力と弾速には問題ない……帯電しているな。放電能力に難あり……引き続き試験を頼む』

 

「……あぁ。わかった」

(表示見たら連続で撃てるっぽいな)

 

やり取りをしながらも、四脚MTに向かってレールキャノンを構え、撃ち込む。

咄嗟に避ける行動をとる四脚MTだが、距離が比較的近く、弾速の速いレールキャノンを避けることができずに直撃し、スタッガー(ACS負荷限界)を起こす。

 

(そこからもういっちょ)

 

姿勢を崩している四脚MTにまたレールキャノンを撃ち込む。四脚MTは大きく退き、耐久は5分の1程にまで減るが、ACの方も、過剰帯電により強制放電を行い、耐久減少と瞬間的に身動きを封じられる。

 

『冷却……いや、出力調整に入ったな。強制放電によって電力が不安定になったんだろう……これも課題だな』

 

「なるほど…そういうこと…」

(強制放電したら一時的に使用不可になるってことか)

 

なかなかに尖った性能な気がしなくもないだと思った617。しかしリロードや冷却をはさまない肩武装はそうそうない。しかも続けて撃つことができ、相手に深傷を負わせることや、外しても次弾を素早く撃てることができる。しかし、弾数がグレネードよりも少ない。MTなど集団兵器の殲滅やACなどのエース戦、巨大兵器にも恐らく有効な一手として使える幅広い多様性が故に、その弾数の少なさが欠点として浮き彫りになっていた。

 

「使い勝手は悪くない。だからこそもっと総弾数が欲しいな」

 

『そうだな。それも入れておこう』

 

617は要望を答えつつ、四脚MTを破壊し、最後の目標である、的をロック限界まで離れて撃ち込んだ。

 

『よし、今回はこれで終了だ。色々と課題が浮き彫りになったことだ。開発陣にはがんばってもらわないとな。感謝する。独立傭兵。……あぁ、コイツの外し方はまた後でメッセージにいれておく』

 

「了解。じゃあ、また御贔屓に」

 

『そうさせてもらおう』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「帰ったよウォルター」

 

「あぁ………617、肩のそれはなんだ」

 

「貰い物だけど…」

 

「…そうか」

 

「わー…ぶっそーなのついてんなー」

 

「…………」

 

持ち帰ったら帰ったら三人に引かれたんだけど…?パーツとか持ち帰るって言ったはずなんだけどな…






AG-WP0014 Gerbera


威力:1946

衝撃力:1725

消費EN:550

帯電:43%

重量:11250

EN負荷:954

直撃補正:210

射撃反動:75

性能保証射程:805

有効射程:1400

連射性能:0.6

総弾数:21

調整性能(冷却性能):128

弾単価:2300

アレグラムの開発した試作レールキャノン。ベイラムの試作機密兵器「ドレットスコーピオン」から摘出したデータと、アレグラム独自の技術を合わせ開発された。弾速、威力は他の武器と一線を画す。着弾時に電磁波による爆風を起こし、周囲を巻き込む。一度構えれば連射が可能になり、再度構えるよりも素早く次弾を発射可能。
しかし、ENを消費する必要がある。撃ち続けることで機体内に過剰電力が溜まり強制放電を引き起こしてしまう。 強制放電をした際、Gerberaの電力出力が不安定になるため、一時的に使用が出来なくなる。弾数もバズーカ並と心もとない為、使用には適切な判断が必要になる、一長一短の武器と言える。
因みにGerberaの花言葉は「希望」。自社でのこれからの技術向上の意思表示なのかもしれない……



LRのハンドレールガンを元ネタに作ったもの。
なんで爆風が出る。両肩に持つメリットがない(片方ずつ撃つより片方で打ち続けた方が速い)
でも少なくとも序盤で手に入る武器じゃない()
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