外伝  星の巡り合わせ、こぎつねと射手の出会い   作:強者

13 / 16
☆13

 

〜後日〜

 

創世「ユミ! いい加減 出て来てよ!」

 

詩織「弓美さん!

せめて お話し だけでも聞かせてくれませんか!」

 

072を倒した次の日から数日の間、

弓美はショックで家に引きこもっていた。

 

響「今日も出て来ないなんて…」

 

創世「ゴメンね、ヒナ、ビッキー。

折角 2人も心配して来てくれたのに…」

 

未来「けど引きこもって不登校なんて…

何か心当たりとかは?」

 

詩織「心当たり…(お二人に あの機械生命体や

創世さんが怪人になった話をするべきでしょうか?

 

いや、お二人はノイズなどの自衛隊でも対処 出来ない

危険な存在から人々を守る為に戦っている

国連や日本政府に関係した人間。

これ以上 負担をかけるような真似は出来ませんわ)

 

いえ、特には…」

 

創世「(テラジ、あの事を話さないって事は

何か考えがあるのかな?)」

 

響「う〜ん…こうなったら!」

 

未来「響?

まさかだけど扉を壊そうとしてないよね?」

 

響「え? いや、あの…ごめんなさい」

 

扉を壊して押し入ろうとする響に

笑顔で圧をかけて止める未来さんであった。

 

詩織「仕方ないですね、

今日は このあたり で 諦めましょう。

また明日も訪ねますのでぇ!」

 

それだけ伝えると4人は帰っていった。

 

 

 

 

 

〜その夜/弓美〜

 

弓美「072…」

 

板場 弓美は072をマッハことホイールに倒されてから

ショックによる絶望で心ここにあらずの状態だった。

 

弓美「ホイール、なんで…」

 

弓美はホイールに言われた事が耳から離れなかった。

 

 

 

マッハ『072は…ジブンが始末した。

『なんで』? そんなの決まりきってるだろう?

人間に化けられる怪物なんて怪しさしか無い。

だから始末した。どうだ? 理解したか?』

 

 

 

弓美「皆…なんで怪人ってだけで存在そのものを

否定するの? 人間じゃないからって…!!」

 

やり場の無い怒りに狂いそうになる弓美。

その興奮による上がる体温、身体を冷やす為に

窓を開けて夜空を見上げると_

 

弓美「_え?」

 

夜空から_否、宇宙から声が聞こえた。

 

弓美「ハハハッ…

アタシ、とうとう幻聴まで聞こえるように…え?

幻聴じゃない? じゃあ、話しかけてるのは…誰?」

 

星の声「…」

 

弓美「それじゃあアンタは宇宙人とでも言うの?

ハハッ…アニメじゃないんだから」

 

星の声「…」

 

弓美「憎いよ…! でも、アタシには力が無い…!

そんなアタシにどうしろって言うのさ!!」

 

星の声「…」

 

弓美「『力を上げる』? それって どういう_」

 

テーブルの上には見覚えのない

黒いスイッチが置かれていた。

 

弓美「何…コレ…?」

 

テーブルに置かれたスイッチを興味本位で押すと

弓美の身体みるみる変わっていった。

 

弓美?「フハハハ…ナニコレッ!

凄い気分が良い…!

 

コレだ…! この力さえ あればアイツを…!

フフフ、フハハハ、フッハッハッハッ!!!」

 

星からの声に導かれ、弓美は宇宙の力に手を出した。

 

 

 

 

 

〜翌日/創世&詩織〜

 

創世「今日は休日だけど

ビッキーとヒナ来られないって」

 

詩織「また何かの任務でしょうか?」

 

創世「仕方ない。2人だけでもユミを_」

 

創世が言い切る前に

ノイズ出現の避難警報が鳴り渡る。

 

詩織「警報!?」

 

創世「またノイズが…!

シェルターに行く前にユミも連れてこう!

昨日ビッキーが やろうとしてたみたいに

ドアぶち破って引きずり出してでも!」

 

詩織「少し野蛮な気もしますが、

四の五の行ってる場合ではありませんね!」

 

即決した2人は急いで弓美を連れ出そうと

扉の前に行くと『バンッ』という大きな音とともに

玄関の扉が開かれる。この時、扉の前にいた2人は_

 

創世&詩織「イッタァ〜…!」

 

弓美が勢いよく開いた扉に顔を ぶつけて蹲っていた。

しかし弓美は そんな2人を無視して走り出した。

 

詩織「痛た…

いったい、何処へ行くつもりなんでしょう?」

 

創世「イテテ…追いかけよう!」

 

 

 

 

 

〜現場/アクセル VS はぐれ錬金術師〜

 

〈エンジン! マキシマムドライブ!〉

 

アクセル「フンッ! ハッ!! ハァッ!!!」

 

アクセルは自身を取り囲んでいた

アルカ・ノイズの集団をAの字型に斬る。

 

アクセル「絶望が、お前達のゴールだ」

 

決め台詞とともにアルカ・ノイズ達は爆発し、

赤い粒子 状になって消滅した。

 

残ったのは召喚したアルカ・ノイズ達を

アクセルに瞬時に殲滅させられて腰を抜かしている

はぐれ錬金術師だけだった。

 

はぐれ「な、何だ お前はッ!?

シンフォギア装者の仲間かッ!!」

 

アクセル「俺に…質問をするなッ!」

 

はぐれ「ハグゥッ!?」

 

嫌いな質問をされた事で生身であろうと容赦なく

はぐれ錬金術師を殴って気絶させたアクセル。

速急に はぐれ錬金術師とアルカ・ノイズの対処を

終わらせたアクセルは装者達が来る前に

撤退しようとしたが、来たのは装者ではなく_

 

弓美「久しぶりね、ホイール…いや、その姿の時は

アクセルって呼んだ方が良いのかな?」

 

アクセル「板場 弓美…」

 

弓美だった。

072について文句の一言でも言いに来たのかと思えば

 

アクセル「ッ…!?

お前…そのスイッチを どうした!?」

 

アクセルは弓美が手に持っていた

【ゾディアーツスイッチ】に目を疑った。

 

弓美「昨夜ね、聞こえたんだ。星の声が…

誰かは分かんないけど、

コレは…その星の声の主がくれた力…

仮面ライダー…アンタを倒す為の力だ!!!」

 

〈ラストワン〉

 

するとスイッチの形状が変わり

【ラストワン】の状態になった。

 

アクセル「そのスイッチを捨てろ!

ラストワンの状態のスイッチを押せば、

お前は人間に戻れなくなるぞ!」

 

弓美「『人間に戻れなくなる』…?

良いニュースじゃない」

 

アクセル「なんだと…!?」

 

弓美「072を怪人ってだけで否定した

アンタや創世や詩織みたいなのに

もう二度とならずに済むなんて…最高じゃない!」

 

アクセル「ダメだ、スイッチの力に呑まれてる…!」

 

弓美「それじゃあ、スイッチON!」

 

創世「待ってよユミ!」

 

詩織「待って下さい弓美さん!」

 

アクセル「ッ!? 安藤 創世に寺島 詩織!?」

 

ラストワンのゾディアーツスイッチを持つ

弓美にばかり警戒していたアクセルは

近づいてくる創世と詩織に気付けなかった。

 

しかし手遅れだった。星座が浮かび上がると同時に

繭のように糸が絡まった弓美の身体が出て来た。

 

アクセル「あのゾディアーツは…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラゴン「アタシは りゅう座、

ドラゴンのゾディアーツ…!」

 

弓美こと【ドラゴン・ゾディアーツ】は

最輝星を輝かせながら堂々と名乗った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。