アクセル「(ゾディアーツ…それもドラゴンか。
倒せなくはないが少し手間取るな…)」
創世「あぁ…そんな、弓美が…!」
詩織「怪物に…!」
アクセル「(それに この2人まで…
装者達が来ると不味い。一旦 場所を変えるか)」
〈ステージセレクト!〉
アクセルはゲーマドライバーを取り出して
キメワザスロットホルダーを操作。
はぐれ錬金術師 以外の この場にいる全員を
ゲームエリアに移動させて 早々に現場から離れた。
調「アルカ・ノイズの反応があったのは
此処のはずなんだけど…」
切歌「何処にも いないデス」
マリア「いるのは気絶した はぐれ錬金術師だけ…
いったい何が どうなってるの?」
〜ゲームエリア〜
ドラゴン「ここがアンタの墓場?」
アクセル「悪いが お前を倒させてもらう。
オレを憎むだけなら まだ良かったが、
タブーな力に触れたのなら…見過ごす事は出来ない」
ドラゴン「アタシも お前が やった事を見過ごせない。
お前を叩き潰す! 殺す!! 粉々にする!!!」
アクセルがエンジンブレードを向けると
ドラゴン・ゾディアーツも殺る気 満々といった態度で
武器の鉄球を取り出した。
ドラゴン「うりゃー!」
ドラゴンが投げる鉄球をアクセルは1発目を躱して
2発目をエンジンブレードの刃の向きを逆にして
バットのように打ち返した。
アクセル「ホーム…ラン!」
ドラゴン「ウギャッ!?」
ホムラが別世界から持って来た仮面ライダーのDVDを
全て見て記憶しているアクセルは相手のドラゴンが
どんな能力を持つゾディアーツなのかは知っていた。
ドラゴンの特徴は全身が鉄のように硬く、
鉄球を使った砲丸投げを戦法としている。
さらに電気や炎の攻撃も吸収して
自身のエネルギーに出来る。
アクセル「(エンジンブレードは逆刃にして
鈍器として使う。エンジンメモリを使う時は
エレクトリックを使わない。念の為ジェットも。
スチームは目眩ましだ)
フンッ!」
ドラゴン「グゥッ…!」
アクセル「ハァッ!」
ドラゴン「グアッ…!」
アクセル「ダァッ!」
ドラゴン「グエッ…!」
20kgもあるエンジンブレードは鈍器として使っても
鉄の身体を持つドラゴンに
ダメージを与えるのには充分だった。
ドラゴン「いい加減に…しろぉぉぉぉぉ!!!」
アクセル「くっ…!」
地面に思いっきり攻撃して目眩ましをして
その隙に鉄球を投げるとアクセルの手に当たり、
エンジンブレードを手放してしまう。
ドラゴン「その武器さえ無ければ、
もう何も怖くない!!」
アクセル「そのセリフは…」
〈ブゥン! ブゥン! ブゥン!〉
武器を手放してしまったアクセルは
ベルトのスロットルを捻ってエネルギーを上げて
ブーストした状態でドラゴンの腹部を殴る。
アクセル「定番の死亡フラグだろうがぁぁぁ!!!」
ドラゴン「ガァァァァァ!!!!!」
事前に威力を上げて殴った事で
ドラゴンの超金属ボディに罅が入る。
ドラゴン「くうぅ〜…!」
アクセル「いッ…(イッテェ!? 何この硬さ!?
ここまで硬いもんなのか!?
幹部クラスのホロスコープスでもないのに
この強さ…これは確かにフォーゼも
マグネットステイツにならなきゃ勝てない訳だ…!)
おい、もう諦めて人間に戻ったら どうだ?
後ろにいる お前の友達も心配してるぞ」
アクセルに言われて後ろを向くと
2人の戦いに巻き込まれないように
弓美の肉体を丁重に扱っている創世と詩織の姿が。
詩織「目を覚まして下さい弓美さん!」
創世「ユミ、正気に戻って!」
ドラゴン「ッ…あぁぁぁぁぁ!!!
ウルセェェェェェ!!!!!」
ヤケになったドラゴンは2人に鉄球を投げつける。
詩織「キャッ!」
創世「うわッ!」
アクセル「ッ!」
〈トライアル!!
ピッ ピッ ピーッ〉
鉄球が2人に当たる直前でアクセルが
【トライアルフォーム】になって超高速移動で
創世と詩織の2人とスイッチ起動時に抜け殻になった
弓美の身体も回収して無事に全員を救出した。
アクセル「お前…ホントに人間を捨てるつもりか!?
友達にだけじゃ飽き足らず自分の身体も巻き込むのも
承知で攻撃するなんて…!!」
ドラゴン「そんな奴等は友達じゃない。
怪人ってだけで差別したり殺したりする人間なんて
アタシの友達に いないし、ソイツ等と同じ人間だった
記憶なんてアタシには もう無い」
創世「そんな…」
詩織「…弁解の余地も ありませんわ。弓美さん、
私達は貴方の ご友人を怪人というだけで疑い、
警戒してしまいましたわ…
ですが!! 人間を捨てるのは違うはずですわ!!」
ドラゴン「ダマレェェェ!!!」
怒り狂うドラゴンは鉄球を両手に持って迫ってくる。
逆鱗に触れられたドラゴンは全員の口に
鉄球を詰め込んででも黙らせようとしていた。
アクセル「悪いが…もう お前に その力を使わせない」
ドライバーからトライアルメモリを外したアクセルは
スイッチを入れてタイマーを起動すると、
アクセル「全て…振り切るぜ!」
メモリを上空に投げてドラゴン目掛けて走り出す。
アクセルは先程 通常フォームでブーストして殴って
罅を入れた部分を中心に連続で蹴りを入れる。
アクセルが蹴りを入れ続けると、ドラゴンに入れた
蹴り跡がTの字になって浮かび上がる。
そして蹴りを入れ終えたアクセルは
投げたメモリをキャッチするとタイマーを確認した。
アクセル「9.9秒…それが お前の絶望までのタイムだ」
ドラゴン「ウワァァァァァ!!!!!」
トライアルの必殺技【マシンガンスパイク】が
成功してドラゴンは爆発した。
アクセル「はぁ…! はぁ…!(ギリギリだった…。
あと ほんの0.1秒 遅かったらオレが負けてた)」
この必殺技は10秒 以内に相手を完全に粉砕するまで
蹴りを入れ続けなければいけなく、
失敗すると電撃が走りアクセルの身体を襲うという
非常に癖のあるメモリだが、
成功さえすれば確実に相手を倒せる技である。
アクセル「あ、危なかったが…
あとはスイッチをOFFにすれば
板場 弓美の精神は人間の肉体に戻るぞ」
詩織「本当ですか!?
では早く そのスイッチを…何処でしょうか?」
創世「ちょっと待ってよ! ア、アレ…!」
創世に言われて振り返ると
アクセルが倒したはずのドラゴンが立っていた。
それだけではなく_
アクセル「最輝星が さっきよりも輝いてる!?」
『ゾディアーツが最輝星を輝かせる』
それが何を意味するのかはアクセルは知っていた。
そして その最悪な予想が的中してしまった。
弓美の身体を吸収すると
ドラゴンの身体はボロボロと剥げ落ちていき、
新たな姿に進化した。
弓美?「ドラゴンの時よりも力が漲る…!
そうか…コレがアタシの新しい姿、新しい力…!!」
頭部には馬の頭骨と12個の宝石が付いた頭飾り、
左腕には折り畳まれた弓を装備した
人類の進化の頂点に立つ存在。その名は_
アクセル「【サジタリウス・ゾディアーツ】…!!!」