外伝  星の巡り合わせ、こぎつねと射手の出会い   作:強者

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☆2

 

輪回「え〜っと、つまり…

お前等は共同生活をしてると?」

 

072「そうそうそうなのよ!」

 

弓美「確かに最初は殺されそうになったけど…」

 

072「弓美ッ!?」

 

弓美「それでも、今は仲良く暮らしてるの!」

 

輪回「…じゃあ とりあえずコイツとの出会いを

最初から最後まで言ってみろ。

場合によっては始末しないでおこう」

 

072「し、始末ッ!?」

 

弓美「そういうアンタこそ何者なのよ!」

 

輪回「こういう怪物を

駆除する役目を持つ人…とだけ言っとく」

 

弓美「『駆除』とか、『始末』とか、

コイツにも命あるのよ!

そんな害虫みたいに言わないで!!」

 

輪回「いいから早く話せ」

 

弓美「むぅ〜…分かったわよ。コイツとは_」

 

 

 

 

 

〜回想〜

 

弓美「お菓子も〜ジュースも〜準備、完了ぉ!

いや〜テスト期間で最近リアタイで見れなかったから

やっと解放されたって感じがして たまんないわぁ!」

 

通っているリディアンでテスト期間中だった弓美は

好きなアニメを全て録画したもので見ており

リアタイで見れていなかった分、

この日は目一杯アニメ鑑賞を楽しもうとしていた。

 

弓美「明日は休みだし、

なんだったら1話から今までの録画してたのも

全部見て朝までオールコースで…ん?

こんなミニカー、アタシ持ってたっけ?」

 

その時、見慣れないミニカーに気づくと、

ミニカーはロボットのような怪物、

ロイミュード072に姿を変えた。

 

弓美「で、出たぁぁぁぁぁ!?

 

072「フッフッフ…」

 

072は弓美の姿をコピーすると

すぐロイミュードの姿に戻る。

 

072「アンタの記憶と姿をコピーした。

コレでアンタは用済みよ。

コレからは…アタシが板場 弓美になるのよ!」

 

072は弓美の首を掴み今にも絞殺しようとしていたが、

 

弓美「殺されるなら、最期に頼みが…!

今夜 放送される、アニメの最新話を見せて…!

見れなきゃ死んでも死にきれない…!」

 

その要求を飲みこんだ072は首を離して

弓美と共にアニメを見た。

 

弓美「…良かった…

この回 見逃さなくて…基本ギャグだけど、

たまに こういう泣きの回がくるんだよなぁ」グスン

 

感動して涙を流す弓美。すると横からも

『グスングスン』と聞こえたので見てみると

弓美と同じく泣いてる072の姿が。

 

072「凄い…なんなのよ この神アニメは…!」

 

弓美「アンタ…分かるの?」

 

072「うん…!」

 

気づけば2人は互いに涙を流しながら

抱きしめ合っていた。

 

 

 

 

 

〜回想終了〜

 

輪回「なるほどな…

コイツ等ロイミュードは人間をコピーする時、

姿だけでなく記憶や脈拍なども完全にコピー出来る。

 

アンタが持つアニメへの価値観も

コイツがコピーして意気投合したって訳か…」

 

弓美「そういう訳だからぁ…」

 

072「アタシ達はぁ…」

 

弓美は072に合わせるように弓美の姿に変わると

 

弓美&072「こんなに仲良しぃ〜!」

 

輪回「はぁ…」

 

その様子に呆れるように溜め息を吐く輪回。

そして今度は弓美達が質問を始めた。

 

弓美「それでアンタは何者なの?

072を『始末』だとか『駆除』だとか

物騒な事ばっかり言ってたけど_」

 

輪回「オレに質問をするな!」

 

弓美&072「え?」

 

輪回「あ、悪い。オレ…じゃなくて

ジブンは質問されるのが嫌いなんだ」

 

072「そんな人この世に存在するの?」

 

輪回「オレに質問_じゃなくて、

ジブンが何者かって話だったな?

ジブンは最近なったばかりの新参者だが

正義ではなく、人類の自由を守る戦士

【仮面ライダー】というのをしている者だ。

 

そこのロイミュードみたいな

ライダー怪人と戦ったりするのが仕事だ」

 

072「ヒッ!?」

 

それを聞いた072は弓美の後ろに隠れる。

今072は弓美の姿に擬態してるので

オリジナルの弓美の背中に隠れるとスッポリ収まる。

 

弓美「手を出さないで!!」

 

輪回「まぁ待て、

人間と共存しようとする怪人も少なからずいる。

お前さんが何をするか、どうしたいかとかで

対応が変わる。_で、ここからが本題なんだが

さっきの重加速、アレは どういう理由で使った?」

 

弓美「重加速?」

 

072「アレだよアレ、アタシ達ロイミュードが使える

あの周りの動きを『どんより』とさせるやつ」

 

弓美「あぁアレねハイハイ」

 

輪回「で、使った目的は?」

 

弓美「それは…アタシが うっかり手を滑らせて

日本に5枚しかないと言われている

新番組スタート記念皿を落っことして…」

 

072「どうにか割れる前に回収しなきゃと思って…」

 

弓美&072「つい使っちゃいました!」

 

輪回「その影響で起こる周りの迷惑とか…

いや、咄嗟に使ったなら考えてないか」

 

輪回は『やれやれ』といった感じになりつつも

ゼンリンシューターをしまって072と向き合う。

 

輪回「それで072、お前はコレから どうしたい?」

 

072「アタシは…

出来る事なら このまま本物の板場 弓美と

人間の世界に…!」

 

輪回「…そうか。

だが、ジブンは そんなに相手を信用 出来ない。

だから しばらくは監視をさせて貰う。

何も企んでないなら別に問題は無いよな?」

 

弓美「そんな勝手な_」

 

072「別に良いわよ」

 

弓美「え、良いの!?」

 

072「だって断ったら

その瞬間この人に殺されそうな気がして…」

 

弓美「…確かに」

 

輪回「ジブン客観的からだと

そんな危険人物に見えるの?

 

まぁ、ちょっと前まで裏の世界で

汚れとか仕事しまくってたけど…」

 

最後の一言を聞いた途端、

弓美と072は武器になりそうなアニメグッズの

剣の おもちゃ などを手に取って身構える。

 

輪回「やれやれ…キツネで そんなに反応してたら

暴れ牛ゾンビを見た途端どうなるのやら…」

 

072「キツネ? 暴れ牛ゾンビ?」

 

弓美「何それ?裏の世界のコードネーム?」

 

輪回「オレに質問_じゃなくて、

困ったなぁ、つい反射的に拒否しそうになる。

 

とりあえずジブンの事はコードネームとして

そうだなぁ…【ホイール】とでも呼んでくれ」

 

この日を境にシンフォギア装者達の事を知る

パンピーだったアニメちゃん こと 板場 弓美は

怪人やライダーについて深く関わってしまった。

 

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