〜数日後〜
はぐれ錬金術師との戦いの後、
弓美と072は輪回への印象が変わった。
輪回「変身」
〈アイム ア カメンライダー!〉
072「コレは…着ぐるみ?」
弓美「こんな仮面ライダーもいるのね」
レーザー「コレはゲームの力で戦うライダーの1人、
レーザーって言うんだが、こんな姿になってるのは
今のレベルが1だからだ。このシステムのライダーは
レベル2からが基本形態って訳」
最初は『突然 現れて
ほぼ毎日 監視に来る怪しい男』くらいの認識から
仮面ライダーギーツとして戦う姿を見て
『人知れず戦うヒーロー』という認識に変わり、
現在は輪回が変身 出来る仮面ライダーの1部を
公開させて貰っていた。
レーザー「二速」
〈爆走バイク!〉
弓美「エエエエエェェェーーー!?」
072「バイク…!?」
レーザー「レーザーだけは特別でね、
レベル2でも人型に成れないのさ。
さっきも言ったが このライダーはゲームの力で
戦うシステムで、その内容がレースゲームだから
ジブンがバイクになって相棒の運転手が必要って訳」
072「乗れるの? 乗って走る事って…」
レーザー「出来るぞ?」
072「OK! START YOUR ENGINE!!」
レーザー「それは お前の宿敵の決め台詞なんだが…」
072「それじゃあ ちょっくらレッツ_」
弓美「ゴー、しないでね。ここ、家の中だから」
バイク(レーザー)に乗り、ノリに乗って
走らせようとする072だが弓美に止められて
ショボーンと目に見えて落ち込んでいた。
〜数日後/リディアン〜
創世「ねぇユミ、もしかしてだけど彼氏、
それか男友達 出来た?」
弓美「え? まぁ友達…って関係なのかは怪しいけど
最近 男の知り合い出来たけど なんで知ってんの?」
創世「いや、つい最近 男の人に荷物持ちさせてた
ユミを見かけたから どういう関係なのかな〜って」
弓美「荷物持ち?(あぁ…アタシの代わりに
買い出しに行った072の監視をするって
ホイールが付いて行った時の…)」
響「えッ!?
板場さんに そういう関係の人が…!?
私だって まだなのに〜!」
未来「響…」
弓美「アンタには未来っていう嫁がいるじゃない」
ひびみく「ふえッ!?///」
詩織「確かに、お二人の関係は夫婦と言っても
何も違和感が ありませんわ」
響「み、未来とは そういう関係じゃないよッ!!
二段ベッドの1つを2人で使って一緒に寝たり、
一緒にお風呂に入ったりするぐらいの関係で…!」
未来「まだ一線だって越えてません!!」
三人娘「『まだ』?」
ひびみく「ッ〜!!!///」
ボロが出てしまった2人は真っ赤になった顔を
手で覆い隠しながら その場を急いで去って行った。
詩織「それで、その殿方とは どのような ご関係で?」
弓美「えッ!? え〜っと…アイツとの関係は…」
〜輪回&072〜
輪回「さて、そろそろ お前に聞きたい事がある」
072「何よ?改まって」
輪回「単刀直入に聞こう。
お前は板場 弓美をコピーした後、
本人を殺して成り代わろうとしていたが、
その行動は誰かに命じられていたから。違うか?」
072「…その通り。アタシは誰かから造られた…
けど誰が生み出したのか分からない。
指示も全部 頭の中に流れてきてたから
顔かも分からない」
輪回「…(電王のリュウタロスみたいな感じか)
それで具体的には どんな指示を受けた?」
072「『立花 響の関係者に化けて、実は友達は
既に殺されていて化け物に入れ替わっていたという
絶望的な演出を味わわせてやれ』としか…
今までも『コピー元を殺せ』って
ずっと頭の中で命令されてた…」
輪回「『されてた』って事は過去形だな。
今は命令されてないのか?」
072「アンタがギーツ?っていう
キツネの仮面ライダーに変身した時から
頭の中の声が聞こえなくなったわよ」
輪回「何ッ!?」
072「ホイール?」
輪回「(まさか…魔法少女事変のホムンクルスの
エルフナインみたいに見られていたのか!?
だとしたらファッションショー感覚で
ライダーに変身するんじゃなかった…!
072に命令した黒幕に情報が全部 筒抜けに…)」
072「ホイール!!」
輪回「ッ!? 悪い…ちょっと考え事をしていた…」
弓美「ただいまー!」
輪回は今後の対処法など色々と考えようとしていると
タイミング悪く弓美が帰宅してきた。
輪回「072、お前が黒幕から受けた命令は
本人には内緒だ。いいな?」ヒソヒソ
072「分かってるって、アタシだって弓美と
気まずい空気にしたくないもの」ヒソヒソ
弓美「いや〜創世達がアンタ達の事を見かけて
どんな関係なのか?って問い詰められちゃってさぁ」
輪回「へぇ~…で?
ジブンの事を どう誤魔化したの?」
弓美「『ノイズ被害から助けてくれた人』ぐらいしか…
あと、072は『アタシのソックリさん』だって…」
輪回「なんで072の事も言っちゃうかなぁ…
そこはアンタって事にすればいいのに
余計に説明やら色々ややこしくなるだろ…」
弓美「だって嘘つくの苦手で…」
072「まさかだけど
『紹介して』とか言われてないわよね?」
弓美「…アハハハハハ!」
072「アハハハハハ!」
輪回「おいおい、まさか…」
弓美「…今週の日曜日」
輪回「072、卍固め」
弓美「ちょっと待って!」
072はロイミュードの姿に戻って輪回の指示 通り
プロレス技の卍固めをかけた。
輪回に。
輪回「アダダダダダ!? は、話の流れ〜!!」
卍固めから解放された輪回は
弓美だけでなく072も睨んでいた。
072「だって主語が無かったから…」
輪回「嘘つけ。
アニメ好きの お前等の事だ、【おそ○さん】の
十四○のマネをしたかっただけだろ」
072「バレたか〜」
輪回「で?
ご対面させて どうやって誤魔化すつもりだ?
072は お前の感性までコピーした存在だぞ?
『偶然 出会ったソックリさん』で話が通るとは
とても思えないが…」
弓美「そこは…う〜ん…
何とかしてよホイールえもーん!!」
輪回「いや、ジブン頼りッ!?_ってかジブン
キツネであってタヌキじゃないから!!」
072「アレはタヌキじゃなくてネコ型ロボット」
輪回「知っとるわい!」
こうして板場家では安藤 創世と寺島 詩織の2人に
この3人の関係を どう誤魔化すかという会議が
始まったのだった。