〜当日〜
『ピンポーン』とインターホンが鳴ると
身構える輪回、弓美、072の3人。
輪回「いいか?ジブンのシナリオ通りに」
弓美&072「オッケー!」
最終チェックを済ませた3人は解錠して扉を開けると
弓美の親友、創世と詩織が入って来た。
創世&詩織「お邪魔します」
弓美「やぁやぁ2人共、ようこそ板場 家へ!
早速だけど お互いの事を教えるわね。
2人共、この2人は_」
〜?〜
?「あーあ。折角 面白くなりそうだと思って
忍ばせたのに、殺害対象と仲良くなるなんて…
やっぱり072にしたのが失敗だったかな?
それとも擬態能力を持つ怪人にロイミュードを
選んだ事 事態が失敗だったかな〜?それにしても…」
遠目から弓美と072を監視しているのは、
072に弓美を殺すように仕向けた黒幕、
もう1人の謎のホムラこと
Aホムラは弓美と072から視界を外して
輪回の方を向くと溜め息をついた。
Aホムラ「まさか仮面ライダーまで出てくるなんて…
俺ちゃん、ここまで計算が狂うだなんて
思わなかったよ…しょうがない、こうなったら_」
監視していたAホムラは掌からドロドロとした
ドス黒い液体状のエネルギーを出し始めた。
Aホムラ「ちょっとしたプレゼントを送ろう。
喜んでくれるかな〜?フフフ…」ニタリ
悪い笑みを浮かべているAホムラ。
コレは誰が どう見ても何かを企んでいる顔であった。
〜弓美達〜
輪回達は なんとか誤魔化す事に成功した。
輪回の巧みな話術により、
『072と輪回は海外から やって来て現在は
弓美の家にホームステイしてる』と
創世と詩織に信じ込ませる事が出来た。
ちなみに輪回はコードネームのホイールという名を
そのまま名乗り、072は【ゼロナ・ナニ】という
そのまんまな偽名で怪しまれたが、
どうにかゴリ押しで誤魔化した。そして現在は_
創世「いやぁ、男手があると助かるねぇ」
輪回「ジブン、力自慢じゃなくて
脚の速さが長所なんだが…」
詩織「それなのに
そんな量の荷物を持てるだなんてナイスです!」
輪回「『持てる』って言うか
『持たされてる』んだが…」
ショッピングに付き合わされ、
その荷物持ちをさせられていた。
弓美「なんかゴメンねホイール、
アタシが うっかり喋っちゃったせいで…」
輪回「全くだ、しらを切るなり…
あぁ、そうだった。嘘つくのが苦手だったな…」
072「アハハハ…」
Aホムラ「暗殺対象達と仲良さそうだね?
楽しそうで何よりだ」
072「ッ!?」
荷物持ちさせられてる輪回と嘘が下手な弓美を見て
苦笑いするしかなかった072だったが、
路地裏を横切った時に最後尾にいた072は
声をかけられて路地裏の方を向くと、フード付きの
ローブで顔を隠していたが声で誰だが分かった。
弓美の抹殺を指示していた声の主だと分かり、
072は いつでもロイミュード姿に戻って戦えるように
警戒態勢に入る。
詩織「ゼロナさん? どうし_」
072「離れてて!!」
創世「どうしたの!?」
輪回「まさか、コイツが…!?」
072「うん。声の主」
輪回「そうか…板場 弓美、コレ持ってろ」
弓美「ちょまま!!こんな量の荷物 持ったら
アタシ潰れちゃ_グエッ!?」
輪回は強引に弓美に荷物を渡して
懐からベルトを取り出そうとするが、
それよりも先にAホムラが掌からドロドロとした
ドス黒い液体状のエネルギーを放つのが早かった。
創世「ウヴッ…!?」
弓美&詩織「創世/さん!!」
エネルギーは当たった創世は苦しみ始めた。
Aホムラ「ニシシシ…」
輪回「お前…何をした!?」
Aホムラ「…」
路地裏の奥の方にある影の所まで進んで行くと
Aホムラの姿が見えなくなり輪回は反射的に
追いかけようとしたが、それよりもAホムラの
エネルギーを浴びた創世の様子が おかしい事に気づき
追跡を やめて 創世の方を警戒した。
輪回「全員ソイツから離れろ!!」
弓美&072&詩織「えッ!?」
創世「う…うぅ…
ウワァァァァァ!!!!!」
苦しみ叫び出す創世は その姿を変えていく。
狼の始祖にして上級のハートのカテゴリーJ。
またの名を_
輪回「【ウルフアンデッド】…!?そんなバカな…!
ドーパントのようなアイテムで変身する怪人なら
まだしも、人間がアンデッドに変身するなんて…!」
詩織「ホイールさん貴方、何か知ってるのですか!」
弓美「ねぇ!!何が どうなってるの!?」
072「アタシが聞きたいわよ!!」
輪回「兎に角お前等は逃げろ!!ここは…」
ベルトを装着した輪回は弓美達の前に立ち、
創世が変身したウルフアンデッドと向かい合う。
輪回「オレが引き受ける!変身!!」