馬鹿じゃねえのお前………作るか!!   作:もふもふニキ

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個別ルートのちょっとした導入前のお話となります。短いです。ホシノのEXシナリオはちょっと後回しにしようかなと思います。EXシナリオなので




サブシナリオ 蒼森ミネ「それは条約違反です!!」蒼望ニア「えぇ……」

「───と、言うことが有りまして」

 

トリニティの救護騎士団本部、ミネ団長とのお茶会をしているとある昼下がり、こうして顔を合わせて。話をするようになったのも。私がその…トリニティのことをあんまり好きじゃないってのをポロッと話してしまった時に始まった。

 

「なるほど……まあ、ミネ団長の言い分も理解できますよ。あの人達、なんというか…こう」

 

「……陰湿、でしょうか」

 

「そうですね、面と向かって言わないのは度胸無いですし。度胸がないなら言うべきじゃないし。陰口叩かれたくないなら。言わないほうが良いと思うんですけどねぇ。私はトリニティ所属じゃないので」

 

「ふふ、もしニアさんがトリニティに居たなら。引く手数多でしょうね」

 

クスクス、そう笑いながらミネ団長はそう茶化す、いや私陰謀とかそういう腹芸あんまり得意じゃないと言うか…駆け引きは出来るけど。好きじゃないんだよなぁそういうの

 

「うぇ、嫌ですよ。面倒事に巻き込まれるのは」

 

ちょっとしかめっ面すると。またミネ団長がおかしそうに笑う。この人、普通のときはとことん普通なんだろうな〜…けおる時は勘違いのときもあるけど。大体正しいときだ

 

 

ほんと、暴走癖さえなければ最高なんだけどな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──私の最近の楽しみは、こうしてニアさんと会話することだ。ニアさんは裏表がなく、気軽に話せている。いい関係だと思う……いや、私がそう思いたいだけかもしれない

 

発端は、彼女がトリニティに対してなんというべきだろう…若干の忌避感を持っているところがあったときだろうか。それを払拭しようとして…

 

 

 

……見事に、失敗した。私自身。色々と思うところはある、なんなら私のほうがティーパーティーやシスターフッドに不信感を覚えているだろう。それを聞かせたのは問題だった…のだろうか、怪我の功名というべきか、それでニアさんの信頼を勝ち取ったのは事実でもある

 

『あー…まあそうですよね。でも良かった、そういう感性持ってくれてる人もトリニティにちゃんと居たんだ』

 

生徒会やそれに連なる組織に不信感を抱いている私のことを、特に糾弾することもなく。諫めることもなかった彼女はこう続けた

 

『内部の組織って、外部の視線がないと腐敗しちゃうんですよね。それがながければ長いほど。それは健全と言えないですから。良き臣下……っていうのは言い方としておかしいですね。連なる組織の中に。トップに弓を引ける内部の組織って大事なんですよ、ミネ団長はそういうの躊躇いなさそうですから』

 

…確かに、私はティーパーティーやシスターフッドが何か裏でトリニティを所有物にしようとするのであれば。間違いなく、弓をひくだろう…ただ、その。勘違いする時も無いわけではない、自分自身でも、ある程度自覚がある。本当に嘘をついてないのかもしれない…と

 

でも、もしかして、万が一。その可能性に引きづられているような性格でもある

 

ただ、彼女…ニアさんは、それを笑いながらこうも言ってくれた。

 

『最悪の事態に備える。良いじゃないですか、違ってたら謝れば良いんですし。逆に能天気に考えてないっていうのは、組織のトップとして優秀だと思います…それに、ミネ団長は自分の意志を貫ける格好いい人だと思いますよ』

 

……格好いい人…格好いい人。その、そこまで立派な人物ではないのが私でもある、反省することもあるし。失敗することも多い、頭に血が登りやすいというよりは直線的に動くことのほうが圧倒的に多い

 

それでも、ニアさんはこういうのだ

 

『ミネ団長って、多分自分で思ってるより有能ですし。慕われてると思います、私だったら、胡散臭い生徒会みたいなのよりも。直線的にだけどハッキリとした態度取ってるミネ団長の方を選びますよ』

 

……なんというか、こう。ニアさんは色々とずるい、ずるいのだ。別に卑怯者という意味ではないし、そういう人が居たら救護するしか無いのだが。

 

彼女、私が自分で治さなければならないという部分まで肯定してくれるのだ…そうされてしまうと、その好意に。甘えてしまいたくなる弱い私が居る。

 

「……団長?おーい?」

 

「申し訳有りません。考え事をしていました」

 

「トリニティのお偉いさん方。考え読めないですからねぇ…」

 

うんうんと頷いてるニアさんを少し思考が緩まった状態で見つめる。もし、彼女がトリニティの生徒で。救護騎士団にいたらどうなっていただろうか。

 

ニアさんは、よく団長団長と話しかけてくれてる。それが毎日、2年間……後ろをずっとついてきてくれるであろう慕ってくれる後輩、考えを認めてくれる後輩……

 

……考えるだけで、大分私が腑抜けてしまうと思う。精神的にはだいぶ余裕が出るとは思うけれど…その…基本ニアさんは私のことを全肯定してくれている、今のところは。今のところとはいうが…かれこれ1年の付き合い、それでいて私のことを否定したことはなかった…筈。落ち着いてくれ、とはよく言われたが

 

「私はミネ団長、損な役回りしてると思いますよ」

 

「損な役回り…?」

 

ニアさんの言葉に首を微かに傾げて考える…損な役回り。等ということは考えたことがなかった。私は私のやるべきこと、成すべきと思ったことをやっているだけであって。損とは思わない

 

そう、思っては居ましたが…

 

「いや、ミネ団長。ちゃんと話せば聞いてくれるじゃないですか。含み持たせるほうが悪いですよ」

 

……全肯定過ぎるのは、流石に…その、恥ずかしいのですが

 

褒められるのは、嫌な気分にはなりませんね。むしろ嬉しく思います

 

ですが、その、あの、ええと

 

「ミネ団長、やっぱり格好いいと思います」

 

褒め殺しにするのは良くないと。思うのですけれど!!うぅ…策謀と陰謀が跋扈しているトリニティでこの純粋さは少々…眩しすぎますのでっ!なるべく、適度にお願いしたいのですが

 

「……どうしました?」

 

こんなに嬉しそうにしてる相手に言えるわけ無いじゃないですか!!

 

 

 

 




褒め殺しにあうミネ団長VS無自覚ニアちゃん、というわけで次の個別シナリオはミネ団長です。

個別シナリオは、謎時空ですので。この話でのホシノの好感度はそこそこ止まりですし、先輩も同様にです。
ちなみに、これがニアちゃんのデフォルトとなります、基本先輩にはこういう対応します。だからああなったんですね(ほんへ見つつ)

Q.これをリオ会長にやるとどうなりますか?

A.コミュ障脱却したつよつよメンタルリオ会長が誕生して2章がまるっと無くなります
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