ミレニアムサイエンススクールの生徒会、通称セミナー。やはりというべきかどこの生徒会も忙しい……ただ、
「ユウカ、そっちの資料。頼んでいいかしら」
「はい…うわー…またエンジニア部の予算ぐり…」
「…ごめんなさいね。押し付けて」
「いえ、会計として当然ですよっ」
「ノアはこっちの資料の精査、お願いするわ」
「分かりました…これは、少々交渉が必要なようですね」
「私の方も……ちょっとやりくりしてきます!削れるところ削らないとぉ…うーっ、ニアは何してるのかしら!?」
ドアの前に来ると、自分の名前が呼ばれた気がしたので一回帰るふりをしみてると、後輩のコユキに止められる
「ちょっとニア先輩!!今帰ったらユウカ先輩に怒られちゃいますよー!?」
「え〜……めんどくさい、私セミナー専属じゃないんだけど……」
「なんとかしてくれって頼まれてるんですからー!!」
「しょーがねえなぁ…コユキの頼みだから聞いてやるよ」
「あ゛り゛が゛と゛う゛ニ゛ア゛先゛輩゛!」
ギャン泣きしてるコユキにため息をついてセミナーの部室のドアを開ける。
「ちわー、邪魔しに来たよ〜」
「今忙しいんだけど!!」
「なら帰るわー。そういうことだから帰るよーコユキ」
「うぇ!?ユウカ先輩!!ニア先輩帰っちゃいますよぉ!?」
「え、ちょ。ニア!?」
「はぁ…ユウカちゃん。落ち着いてください」
ユウカに忙しいって言われちゃったもんなー、しょうが無いよなーと棒読みしてるとコユキに泣きつかれてユウカにキレられてノアにため息される
「──はしゃぐな、とは言わないけれど。ちゃんと仕事しなさい」
リオ会長に言われると、それぞれの仕事に移る。ノアは各部活の調査、ユウカは私じゃなくて部長にであるウタハ先輩のところに行かないとどうしようもないぞと言っておいたのでそっちに行った。コユキは別室で事務作業
…となると、必然的に私とリオ会長だけになる。
「リオ会長〜、一応。私エンジニア部なんですから。あんまりこっちの手伝いさせないでくださいよ〜」
「…ごめんなさい、偶に貴女の顔を見たくなるのよ」
「なら、普通に会いに来ればいいじゃないですか」
割りとくたくたになりながら言うと、リオ会長はバツが悪そうな顔をしながらそう言うので、なんというか…まあ、怒るに怒れないところがある。不器用だよなぁほんと、別に仕事あるからって言うこじつけしなくても普通に会いに来ればいいのに
「……恥ずかしいのよ、そういうの」
この腐れコミュ障がよ…、モジモジしながら言うんじゃないよ。変な意味合いに捉えられるわ。他のメンツに見られたら誤解される
「先輩が後輩の様子見に来た。当たり前のことじゃないですか」
「…そうね、そうだったわね」
相変わらず背中おさないとすぐ日和るんだからこの人は…もうちょい自信持ってくれよリオ会長。私らのトップなんだからさ…そう思いつつ。珈琲を淹れてカップを渡すと、ちびちび飲み始める
「…で、ヒマリ部長とはどうなんです?協力出来そうですか?」
「そこは抜かりないわ…アリスのことは。ちゃんと監視と異変があったら対応するつもりよ…協力してね」
仕事はちゃんとできるんだけどこの人。くっそ不器用だから…なんというか、色々と残念なんだよな。こう、なんでそうなるんだお前って感じが
「そうですか、なら良いですよ。仲良しこよししろって言ってるんじゃないんですからね」
「…ヒマリからは、どう思われてるか分からないけれど。私としては、なるべく協力するつもりよ」
「なるべくじゃなくて絶対協力してくださいね」
「…分かったわ」
リオ会長のことヒマリ部長に聞いてみたら、クッソ長い溜息付きながら。やるならもっと早く言えば楽ができたのにってぶつくさ言ってたな…いや、まあ。その通りなんだけどあんたらも反体制勢力なの忘れてないかね…なんて思うこともあるけど。口出しするとめんどくさいことになるので言わないでおく
「…ところで、その。最近はどうなのかしら」
「切り出し方下手くそすぎません?あと、昨日も顔合わせてますよね私達…ぼちぼちってところですよ。アリスの暴走抑制装置と、いざという時のバックアップデータを逃がす媒体も用意してあります」
「…アリスは、何か言ってたかしら?」
「『今度皆で遊びましょう』…ですってよ、会長も顔出しにいきゃ良いのに」
「怖がらせたくはないのよ、視察に来たと勘違いされるわ」
「クソゲーで放心状態になってアホ面晒してたの忘れてません?」
何度かリオ会長、アリスの様子見にゲーム部に行ってるんだけど。毎回毎回テストプレイヤーやらされて放心状態なってて面白いのよな。威厳もクソもないので、実はゲーム部からは怖そうに見えるけどノリの良い人っていう認識されてる
「そういえば、エリドゥの完成度はどんぐらいです?」
「おおよそ完成済み、と言ってもいいでしょうね。皆の協力のおかげよ」
要塞都市エリドゥ、リオ会長がなんか裏でコソコソしてた理由の一つでもあるものだ。区画をミレニアムとは違う分類にしておくことで。有事の際にはそこだけでミレニアムの生徒が生活できるように整備してある。まあ、リオ会長いわく。アリスもそうだけど、それ以外の危機が来ないという確証がないから備えとして作っとくんだと。これに関しては、意外とヒマリ部長も賛同的だった、あの人いざってときポンコツだからな
「そうですか…ちなみにだけど、アバンギャルド君。あれ見た目もなんですけど、もう少し名前どうにかなりません?」
「──見た目と、名前は関係ないわ。改良は進めるけど」
めっちゃ目を逸しながらボソボソと話す、スペックは相当あるんだけど。いかんせんこう…ダサい、致命的にダサい。皆からもダサいって言われてるリオ会長は流石にしょぼくれていた、ちょっとかわいいなって思った
「じゃあ、あとで色々といじくり回しますか」
「…ええ、お願いするわ」
「とりあえず武器変えません?バズーカよりもミサイルとか、グレネードのほうが良いと思うんですけど、あとアサルトライフルとガトリングの役割被ってません??シールドあるなら近接も有り得るのでショットガンつけたほうが良いと思いますよ。あとブレードですよブレード、やっぱり同規格型と戦うのも想定しないと…というわけで、パイルバンカーつけましょう」
「痛烈なツッコミからいきなり趣味嗜好に走る癖はどうなのかしら…?」
そのあと、アバンギャルドくんについてめちゃくちゃ改修案を出していった。リオ会長も割と楽しそうだったり、いい関係を気づいてイケてると思う
そうして疲れて寝ぼけたリオ会長を寝かせてたらひと悶着あったのはまた別のお話
蒼望ニア「リオ会長、流石にそれださいよ…?」
調月リオ「(体育座りでいじけまくった)」
──アバンギャルド君Mk7
色々と残念だったアバンギャルド君を1から設計し直したバージョン。戦車型の下半身は四脚に変形可能な機構を搭載して、走破性を向上させた。武装はアサルトライフルに追加でグレネードのオプション装備をつけ。バズーカを廃止して大型のショットガンを新たに新設…というわけではなく。折りたたみ式のバズーカに変更。切り替えが可能に。シールドもただのシールドではなく。EMC機能を新たに搭載、背部にはブースターと打ち切り用に多連装ミサイルポッドが新たに作られる。グレネード、ショットガン、ブースター、ミサイルポッド、これらは全てデッドウェイトにならないようにパージが可能になっており。同規格のものであればその場で換装が可能となる。他にはレールガン、マシンキャノン、荷電粒子砲、チャフグレネードというバリエーションがある。ちなみに頭部デザインの変更をしようとした際、リオ会長が物凄くすねたので取りやめとなった
ミレニアムの中では、エンジニア部抜かすと一番色々と相性がいいと作者の中で評判のリオ会長。ほんへ、ギャグで書いてたからどのあたりとかっていうの考えてねえんだよな…それでほんへ進んでないところがある。どうしたもんかね
リオ会長の個別ルートも面白そうだなって思いました
個別ルートキャラクターアンケート
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アコ
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ミネ
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ヒナ
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ウタハ
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ヒビキ
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ノア
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ユウカ
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トキ
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ハルナ
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ハスミ
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セリナ
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カンナ
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リオ
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ノノミ
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シロコ
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○○の○○