というわけでどうぞ。あとこれで一外回りは区切りとなります
次からはミレニアムのお話ですわよ
今日は定期的なお外回りの最終日、場所はアビドスでごぜえやす。ワルキューレには依頼おろしてないけど後で行くんだなこれが
なんか今日はエンジニア部だけじゃなくてセミナー組もなんか不機嫌そうだったな、ユウカの太もも弄りしたけど全然反応鈍かったし。あれはなんかあったな、後で話し聞きにいかないと。ノアの方はいつも通り…じゃねえなあれは、あれもなんかあった感じだ
……もしかしてリオ会長絡みか?めんどくさいことになりそうだけどやるしかねえか、帰ってからが本番だなこりゃ
そう思ってるとピロン、とスマホの通知音がなる。運転中だから見れねえ…けど急ぎの用事とかだったらやばいことになっちまうから停車して確認する。
送り主はアコだった。どうしたんだろ
『お時間ありますか?耳に入れておいてほしいことがあります』
ふむ、なんだろうか。ちょっと前にゲヘナに行ったばっかだから
『どうしたの?横乳で息できなくなった?』
そう送ると速攻で返信が返ってくる
『あまり言うと怒りますからね!?』
よし、そこまで緊急性があるってわけじゃないみたいだ。少なくとも軽口叩けるだけの余裕があっちにはある。ってことは風紀委員は健在だしゲヘナはいつも通りなんだろう。さて、本題でも促すか
『許して…それでどうしましたか?今仕事中なので、なるべく手短に』
『相変わらず差が激しいですね…カイザーコーポレーションが最近また活動を再開したようです、アビドスへの侵攻そのものは本体は行わないでしょうが。ヘルメット団などを用いて襲撃する可能性があります。お気をつけて』
ん、ありがたい情報だ。私の方でも色々と網を張ってるけどやっぱりあっちの方が上手だわな、私エンジニアだからプロには勝てない、というか勝つ気もない。適材適所ってやつだ
『了解、ありがとうアコ行政官。情報共有感謝します、アビドスへの共有と動きがあった際はそちらにも情報共有いたしますので』
『ど、どういいたしましいてぃ』
お仕事モードの文章打ったらめちゃくちゃな文章送られてきたわ、さては寝てねーなお前……?あとで『安眠効果検証済みアイマスク『ヘイローで寝てるかバレるからねちゃん』』を送り付けて寝かしつけてやるから覚悟しろよな〜
「相変わらず人気がないなぁ此処は」
アビドスの駐車場に車を止めてエンジンを切って鍵閉めて、校門の前に対物バリア。EMC発生装置。ジャミング対応レーダーを設置しておく。誰も居ないからまじで入念にやっとかないと
「お〜…朝から精が出るね」
そんなことしてると間延びした声で声をかけられる
「おはようございます、ホシノ先輩」
「おはよ〜」
こちらは小鳥遊ホシノさん。3年生だ、いっつも眠そうにしてるのはまあそれなりの理由があったりするんだけど此処で話すことじゃないからね
「そんなに念入りにやんなくてもいいよ〜ニアちゃんが用意してくれてる装置もまだまだ現役さんだからねぇ」
「いえ、準備は入念にやっておかないといざという時に困りますから」
間延びした声を背中に受けつつ、既存の設備もしっかりネジに緩み。配線の抜けがないか。防護はしっかりしてるか、機能のレスポンスは良好か。等のチェックリストに目を通していく
「リスク管理しっかりしてるねぇ…よいしょっと。おじさんも手伝うよ」
隣に腰掛けて工具を持ちながら簡単な作業をしてくれる、前は一人でやってたんだけど。いつの間にか一緒にやってくれるようになった。どっかで勉強でもしてきたんかね
「いやぁ、ニアちゃんにはおじさん頭が上がらないよ。設備のお金とか、仕事紹介してくれるし」
「稼働データを無償で提供してもらっていますし、仕事の方もアビドスの方々は練度がいいので重宝しています」
実際少数精鋭みたいなもんだしなアビドスのメンバー、特にホシノ先輩の戦闘力はやばい。ヒナ委員長とかミネ団長とかと関わってるから、なんとなく戦闘力は分かるようになってる
ホシノ先輩もそうだけど、各々レベルが高い。C&Cと真正面からやり合ったらどっちが勝つかわかんないな。ネル先輩とホシノ先輩のどっちが勝つかで勝負が決まると思う
「ありがとね、ほんとにさ」
そう言うと偉い偉い、っていうように頭撫でてくれる。この人の撫で方好きなんだよな…気持ちよくてついつい作業の手が時折止まってしまうぐらいには好きだ
「メンテナンス、及び起動の方は問題有りません。お疲れ様でした」
「それじゃあおじさんは先に行って寝てるよ〜」
──アビドス対策委員会部室
ホシノ先輩はいつもどおりのところで寝てるみたいだ、他のメンバーは…バイトとかかな。まあ私は私の仕事しましょうかね。そう思いながらシャーレから届いた弾薬の積み荷を指定の場所に卸していく。今日はミレニアムとしてもだけどシャーレの輸送業務も兼任してる。うちの輸送車あんまり大きくないんだけど、私の輸送車めちゃくちゃでかいんだよな…良い的になっちゃうからパラボラアンテナ付けるのやめてくれヒビキ
そう思いながら作業をしてると目が霞んでくる、流石に連日ぶっ続けでメンテナンス業務やってるから疲れが抜けてないみたいだ。効率落ちるからちょっとだけ椅子に座りながら寝るとしましょうかね……
───それから暫く
(……ん?なんだか変な感じがする、起きるか)
体に違和感を感じたので体を動かそうとするけど動かない。やべえどうしようこれ、金縛りか何かか?それとも無理のし過ぎか?なんて思ってるとすぐに答えはわかった
「──まだ寝てていいですよ〜?」
目を開けると視界が開け──無いぐらい色々とでかいのがあった。声の主は十六夜ノノミ、私と同じ二年生だ。身のこなし的にお嬢様っぽいんだけど実情はわからない…と言いたいけど。この人の使ってる武器は出処がちょっと怪しい感じがする、詮索するのは愚策なのでやんないけど
それはそうと膝枕されてるらしい、膝枕は前によくウタハ先輩にしてもらってたけど最近してもらってないなぁ…なんて考えつつ体を起こす気力がわかない。ノノミの太ももの力だろうか
「…恥ずかしいんだけど、ノノミ」
「ふふっ、ニアちゃんは潜在的に甘えん坊ですからね。この方が嬉しいかなと」
ぐぬう、こやつ私のこと理解してやがる…まあこういうのはされるの好きなのはホントだよ。他の三年生の人達にも速攻でバレたし、一番早くバレたのはアコだったかなぁ…なんでさんとか先輩呼び嫌がるんだろうか。わかんねえ
「じゃあ、もう少しだけ寝かせてもらおうかな……」
「は〜い」
間延びした声を聞きながら再度眠りにつく、良い夢見られると良いな〜
「ふぁ〜よく寝た寝た……よっと」
いつもの寝床から足早に部室へと向かう、今頃は整備とか終わっているはずだから。
起きてるかな、寝ちゃってるかな
「進捗どう〜?…ありゃ、寝ちゃってるんだ」
ノノミだ、先越されちゃってる…うへー、おじさんやりたかったのにな
「今は夢の中ですね」
ノノミの膝に頭を乗せる彼女を見ると元々のキャパシティを超えていたのか深い眠りについている。少なくともノノミの手に反応しない位には
「よいしょ…ニアちゃんも頑張り屋だからね。疲れてもプライドがあるんだろうね」
とはいえちゃんと休んでくれないと心配なんだよ?
「そうかも知れませんね、ふふ…」
「ノノミはそういう子好きそうだもんねぇ」
私も好きだけどさ
優しい笑みを浮かべながら彼女の髪をゆっくりと指で梳かしていく、規則正しく寝息を立てているのを見れば安心してくれてるのがよく分かる
「私はちょっと用事がありますから。ニアちゃんのことお願いできますか?」
「はいよ〜」
よし、これでおじさんのターンが回ってきた
膝枕していたノノミが申し訳無さそうに言うけど、別に構わない。彼女には色々と助けてもらっている、アビドスのことだけではなく。後輩のこととか色々と。ノノミを見送りながら入れ替わるように膝枕するノノミの後だと喜んでくれるか心配だなぁ
「ノノミ程おじさんの膝枕は心地よくないと思うけれど、我慢してね。…お疲れ様……よく頑張ってるねぇ、私も見習わないと」
でもおじさんの頑張りは真似しないでね
ゆっくりと撫でてあげると、ほんの少しだが私の手に頭を寄せてくる。心なしか表情もちょっとだけ柔らかくなってくれてる。ふふ、ノノミよりもおじさんの方が安心するのか〜?
なーんてね、一番安心するのはニアの先輩だろう私もニアの先輩になりたかったな
この子とは私が夜間哨戒してる時に会ったんだ。輸送車でグルっと自治区回ってくれた後送り届けてくれたりとか、アビドスの防衛用に設備卸してくれたりとか。私の負担も大分減って後輩と過ごせる時間が増えてきてるでもあの時間が好きだったよ私は
「私はニアの直接の先輩じゃないけど、手伝えることがあったら言ってね」
そうだと良かった、なんてのは言えないな
寝ている彼女にそんな言葉を投げかけてみる、起きてる時に聞けばそんな手間は掛けさせられない。なんて言うんだろうけど私は手伝ってあげたいな。もっと甘えてほしいな
ニアはミレニアムの生徒、アビドスとは規模もいろいろ違ってやることも多いし力関係もあっちのほうが上。最初はカイザーみたいにふっかけられるかなって思っちゃってたこともあったな。あの時の自分を殴り飛ばしたいよ私は
でも、ニアは私達のこと気にかけてくれたりとか。手伝ってくれたりしてるよね。私も馬鹿じゃない、あの設備。試作機の試運転とか言ってたけどニアが作った最新式の設備だよね?おじさん物知りなんだぞ〜と思いながら頬を突っつくあんまり返せないのを渡されると、私もこまっちゃう
ねえニア、おじさんはニアが思ってるほどちゃんとしてる人じゃないんだ。いろんなことがあって思考を放棄したりとかしてさ。やけっぱちになってたこともあるんだ。それを知った上で敬ってくれるのは嬉しいけれどちょっと恥ずかしいかも。だけど嬉しかったよ
ニアには、私みたいになってほしくはないし。ニアの先輩もユメ先輩のようなことにはなってほしくない、大切な先輩を失うということはそれぐらい悲しいことで辛いことだ。私はある程度自暴自棄にもなれたけどニアは多分駄目になっちゃうと思うんだ
でもそんなことはさせないからさ
まあ、だからおじさんにできることがあったらいくらでも言ってほしいんだよねある程度の無茶なら悦んでしてあげる
力に、なってあげられると思うから。だから…あんまり君の先輩を悲しませたり、不安にさせるような真似は駄目だと思う。こうやって別の自治区に足を運ぶこと自体リスクもある。そこはもう少しだけ考えてあげてほしい、ニアが先輩を慕ってるのと同時に先輩もニアのこと好いてるだろうから私もニアのこと好いてるよ
だから、今だけはしっかりおやすみだから、今だけはニアの先輩で居させてね
ねえニア、ニアは覚えてるかな。初めてアビドスに来たときのこと。ニアはユメ先輩の写真を見て、そのあとにお花持ってきてくれて。弔ってくれたよね。あれすごく悲しかったのとおんなじぐらい嬉しかったんだよ?ユメ先輩のこといい先輩だったんですねって言ってくれたこともさ
ねえ、ニア
私はアビドスでニアはミレニアム
だけど、私はニアの味方でもあるよ、他のコもそう思ってくれてると思う
だから、辛いこととかも教えて?
私の後輩
「ふぁ………」
意識が覚醒すると自然と体の力が入る。よくリラックスして寝れたのか、体の疲れがほとんど感じられない。これなら午後の仕事も大分捗りそうだな、なんて思って目を開ける
「…おはよ?」
なんてこった、ノノミからいつの間にかホシノ先輩に切り替わっていた。マジックショーかなんかか?途中なんとなく動いたのは覚えてるけど……まあいいか
「おはようございます…午後からの仕事も頑張りましょう」
「うへー、おじさんはのんびりしたいよぉ」
そう言いながらも手伝ってくれて無事終了、校門から帰るときもホシノ先輩が最後まで見送りしてくれた。ありがたいことだ
さて、帰りますか。我が母校であるミレニアムに
───拝啓キヴォトスの皆さん、お元気でしょうか?私は元気では有りません。何故なら……
「…………」
めちゃくちゃ不機嫌なウタハ先輩が目の前に居るからですぅ!?!??!?今回は別に遅くなってないじゃないですかヤダー!?!??!
どどどどーすんのこれぇ!?
というわけでホシノ編でした。なんとな~く投票の推移見てる人は見てるので分かると思いますけれど、ホシノとニアはお互いに大切な先輩がいるということでかなり相性がいいです、ホシノからすると自分の先輩はもういなくなっちゃったからこそ。ニアには大切にしてほしいと思うんですよね
さて、ちょっとしたニアちゃんが口にした「日常の敵」という言葉についてですが。
これがニアちゃん視点で当てはまるのは実はゲマトリアの一部とナギサ様ぐらいなんですよ実は。
リオ会長にもそう思ってるんじゃないか?って思う人もいるとは思いますが。そうでは有りません。やり方も気に入らないしトキのことも知ってます
その上で何故リオ会長が「日常の敵」ではないかと言うと、リオ会長は普通に出てくるときは打って出てきます。そこがナギサ様への評価でもっとも足りないところです。
責任の所在を明らかにして、憎むなら憎んで良い。嫌われても良い、だけどやることはやらなきゃいけないから人になんと言われようともやろうとする姿勢があるのでニアちゃんはそう見てません
仮に「日常の敵」判定がされていた場合そもそもC&Cを壊滅まで追い込んでセミナーもろともリオ会長を潰しにかかります。ニアちゃんは勝ち取ったウタハ先輩との日常が死んでもいいと思えるぐらい眩しく、とても大切なことを知りました。
勿論他の人の日常が大事なのも知っています
なので、「日常の敵」は何が合っても許しませんし潰すことに躊躇は有りません。リオ会長と袂を分かった原作のC&Cやセミナーは無事ですが、リオ会長は潰します。
その上で自分がビッグシスターになって死ぬまで自分を酷使します、その点の責任からは絶対に逃げることはないです
個別シナリオ(ひたすら相手とイチャコラするだけのほんへとなんの関係もないお話。キャラ崩壊だらけ)読みたい?
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読みたい
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そうでもない
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はよ書け
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わたウタハとの絡み増やしてくれないか?