馬鹿じゃねえのお前………作るか!!   作:もふもふニキ

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さて、3年生ばっかりの現段階。一通り落ち着いたらどうなる?

答えは…2年生のターンだ!!暫くミレニアムばっかりになるぞ!!

…そうそう、この話を見る前に。2話の小話を見ることをオススメするぞ!!


しっかり寝ろアホ

セミナー講義室にて、PCの前に座りながらはや数時間が経過しようとしていた。事務作業はかったるいけれど。やる他無いのである、とは言うものの休憩は大事だし、長時間の作業は効率が落ちる。椅子に凭れかかっているとコトン、目の前に珈琲が置かれる

 

「お仕事お疲れ様です」

 

「そっちもね」

 

ちょっと疲れ気味の顔をしているノアだった、色々とやること多いからなこいつも。私以上ではないけれどな!ガハハ!!…社畜はきついですはい、都市メンテ面倒くさすぎますわ〜、チヒロパイセンが時折手伝ってくれるけど激務ですわ〜

 

「もーなんにもしたくない」

 

「ふふ、ならセミナーに来てずっとだらだら過ごしますか?」

 

「私の話聞いてた??」

 

セミナー入ったらより地獄じゃねえか。死ぬわアホ、ただでさえ少人数で回してるんだから。つかなんで役職持ち以外の生徒増やさねえんだ。え、皆自分の研究したい?それはそう

 

「そーいやユウカは?」

 

「シャーレの方のお手伝いですよ」

 

お、また先生の手伝いか。まーた体重増やしてくるなあいつ、あとで弄って遊んでやるかな。そうやって怒らせないとストレス発散にならんし。下手くそなんだよなあいつ、そういうのは

 

「コユキは…忙殺されてんだな」

 

「そうですね、ニアさんの代わりということで」

 

コユキ、1年生なんだけどそこそこ優秀で私の代わり出来るぐらいにはちゃんとやってる。まあ本人は雑用しか回ってこないってたまにいじけてるからメンタルケアしてやってるんだけど、これ本当だったらお前等の仕事だからな。腐らせるな後輩を、それでも先輩か

 

「ニアちゃんがセミナーに入ったらそうはならなかったと思いますよ?」

 

「ナチュラルに人の心を読むんじゃあないよ」

 

たまにこいつテレパシー使いなんかと思うけど…まあ、実のところ。生塩ノアとは一番長い付き合いだったりする、中学生の同級生だったので。なんやかんや腐れ縁みたいな感じになってる、なんかこいつからたまに超重力感じる時があるけど気にしない知らない

 

「私がセミナーに入ったら余計コユキの肩身狭くなるじゃん。回せればいいってわけじゃないんだよ、あの手のタイプは自分の存在意義に対してあんまり自信が持てないタイプだ。リオ会長が普段顔を出さないから実質3年生不在、その上で2年生が3人でそれぞれやれることが違って、なんなら2年生だけで回せる状況になって一人だけ1年生で放り込まれてみろ?精神壊れるわ。否応なしに劣等感が生まれて自分の存在している意義が見いだせなくなって変なことやらかす。現に紙幣周りでやらかしそうになったじゃねえか。それを抜きにしても下が育たたない。来年は私達3年生になって、そのあと抜けたらコユキ一人が3年だし。そこで私達が全部やってたらミレニアム回らねえんだわ一時の楽のためにそれをするべきではない。やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ…だよ。物事には説得力ってものが大事なのと。自分が存在している意義があるという肯定感を与えることが大事だ、極端な事をする連中はそれがないからそうしてしまう傾向にある。仮にも先輩だ、そこまで道を踏み外させるわけにはいかんだろうよ。今後のミレニアム運営に影を落としたくは…なんだその顔」

 

「ニアちゃん、真面目なときとそうではない時の落差、相変わらずですね」

 

「オンオフの切り替えが上手いと言え」

 

実際のところ、コユキが雑用しか回ってこないって言うのは、まあ事実だし。その雑用も一人でこなすていうのがどれだけ大変なのかは本人は自覚できてない、なまじ有能だからである。なのでたまに一緒にやって自己肯定感高めてやってる、潰れてほしくねえんだわ。直系の後輩じゃなくても。ミレニアムの生徒だ、そこはカバーしなきゃいけないと言うかそういうことしないんだよ皆

 

「相変わらず後輩思いですね」

 

クスクスと笑うノアの頭をペシッと叩くといたずらっ子みたいな顔をしている。こいつもそれなりにノリがいいからこういう雑な絡みも出来る

 

「ま、だからノアもあんまり劣等感抱くなよ?」

 

「………」

 

そういうとノアがだんまりする、ノアがこういう絡みをしてくる時は。なんかあったときだ、大方自分と周りとの差でメンタルが弱くなってきてるんだろう。偶にそういう時あるからわからんでもないけれどな

 

「ほれ」

 

ポフポフと撫で回してやると、此方を見た後肩を寄せて身体をくっつけてくる。時たま甘えさせてやんないととんでもないところで爆発する時があるから、たまのガス抜きっていうやつさ。

 

「〜……」

 

こうやって仕事してると、昔を思い出すわ。あんときのノアはまあ…随分と今と違う感じだったし、今はユウカに夢中だから私はなるべくフェードアウトするように気をつけてる。セミナー同士なんだから仲良くしてほしいっていうのもある

 

そうして暫くしてると、ノアが船を漕ぎ始めた。こいつにしては珍しいことだけど。まあ、割と私の前だと気が抜けるのかこうなることも多かったりする。自分の着てる上着をかけてあげるとそれに包まって寝てしまった。おい、ちゃんと返せよそれ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──穏やかな温もりに包まれて眠りについてしまっていたようだ、微かに残っている貴女の体温を感じながら意識を眠りのうちから引き起こして、目を開ける

 

「もう目醒めたの?」

 

いつの間にか二人で掛けられる膝掛けを用意して掛けてもらっていたらしい、気遣いを嬉しく思いつつ。隣に居れる喜びを内心に隠して噛みしめる。

 

「よく、眠れましたから」

 

「そう?別にもう少し寝ててもいいよ。仕事やっとくから」

 

そういう私に貴女は首かしげつつまた入眠を促してくる、手元にはセミナーの資料がまとめられており。既に選定が終わって入力作業に取り掛かっているようだ。キーボードを叩く音が子守唄となってまた夢の中へ誘おうとするけれど、私はそれを緩やかに拒む。起きている時にしか貴女との温もりは感じられないのだから。

 

「では……このまま微睡みに揺蕩っています」

 

「ん、ゆっくり休んでね」

 

こういう時の貴女の言葉遣いは優しくて、温かい。根底にある優しさが滲みてて波となり。私を緩く浸からせるような。暖かなお湯に使っている気分になる、リラックスできて、気を張る必要もないことを自覚させてくれる。

 

「……ふふ」

 

此方を見る視線がいつもよりも優しく感じる、労って労ってくれる視線だ。お疲れ様とあまり無理はするものではないよ?と優しく諭すような視線だ。この時ばかりは茶化すような真似は出来ない、この温もりを手放したくはないからだ

 

「そういえば…昔、私のことお母さんって間違えたことあったっけ」

 

貴女のふとした言葉に顔を赤くしてしまう、同級生の貴女にちょっと母性を感じていた当時の私は多分相当疲れていたんだと思う、そういうことにしておいてほしい。羞恥心でどうにかなりそうなのだ。今でもそうだけれど

 

「〜♪」

 

片手が空いたのか、私の腰に腕を回して引き寄せて。背中を一定のリズムて撫でてくれる、鼻歌を交えながらこうされてしまうと私は何も出来なくなってしまう。安心しきって警戒心というものが無くなってしまうらしい。昔からの癖だ

 

「おやすみ、ノア」

 

そう言われるのを聞きながら、夢の中へ落ちていく。貴女に包まれて寝る時間が一番安心するし、好きなのだ。

 

 

 

──ありがとう、私の同級生。私の親友、私の──

 

そう思いながら、私は静かに眠りにつく。貴女の視線を受けながら、ゆっくりと、深い夢の中へ




というわけでノア編をもう一話書きます、小話の時点でわかった人もいるかも知れないけど。ノアはニアちゃんに大分超重力発揮してします

個別ルートについて 

  • コレデヨイ(続行) 
  • ホンキヲダセ!!(文増量) 
  • まだ満足しちゃいねえ(大幅増量)
  • 満足できねえぜ(それ+叡智SSもくれ)
  • 全部だ!(強欲の色彩)
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