エスパー・ライアー ライアー・ライアーの世界にエスパーが転生したようです   作:但野ミラクル

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ライアー・ライアーのアニメを見ていたら無性に書きたくなったので書いてみました。


どうやら転生したらしい

転生したそう気づいたのは、赤ちゃんになって叫んだときである。どうやら前世の記憶があるらしい。まあ、それはどうでもいい話ではあるのだ。何せもっと大事なことがあるのだから。

何せ――

(ちゃんと泣いたな)

(赤ちゃんが生まれたな)

(元気ねー)

(流産にならずに良かったな)

 心の声が聞こえてくるのだから。

 

 

 転生して色々探る内に様々なことが分かった。まず名前、私の名前は天崎心、女になっていた。

 次に能力。どうやら私は読心術を手に入れたらしい。どうやら特定の範囲に入った者の声を拾うようでめちゃくちゃうるさい。そのため人がいないときがリラックスできる唯一の時間である。

 この能力を使いこなさないとリラックスできるときが限られ過ぎる。そのため、この能力を鍛えることにした。オンオフを可能にすることができれば楽だと思ったのだ。しかし、それは失敗に終わった。読心術はオフにはできないらしい。ただ読心術の範囲を狭めることはできるようで半径五メートル位までなら心の声が聞こえないようにはできた。三年位かけてなんとかできたという位だったが。

 三つめ、今いる世界がどんなところか探るとどうやらここは現代の日本らしいことが分かった。とはいえ日本本土ではなく日本所有の島にいるようだ。なんかこの島で活躍することがとても大事らしい。

 とまあ、こんな感じで能力を鍛えたり勉強したりして日々を過ごしていた。代わり映えもしないがいい暮らしだと思っていた、六歳までは。

 薄々感じてはいたのだがうちの家はかなりの名家らしく、六歳から英才教育が施された。一応転生というずるでなんとか教育にもついていくことができたため親に失望されることはなかったが、それでも親からあまり愛を感じ取れなかった。外面はよく見えるものの心の声を聞くと道具のようにしか考えていないのがよく分かるのだ。まあ、一応こちらの要求は聞いてもらえるので、ある意味良好な関係を築けていると言えなくもない。

 そうして英才教育を受け、勉強し、あらゆるスキルを磨き続け十四歳になった。両親に誕生日を表面上祝ってもらった後、父親は物々しい雰囲気で言った。

「心、お前にはやってもらわなければいけないことがある。三年でこの島のトップになれ」

「……それはアカデミーでですか?」

「……いや、まじか」

 私は思わず声を漏らした。

 私がいる島、学園島(アカデミー)、登録名称は「四季島」。東京湾から南東へ数百キロの地点に作られた人工の島。全二十の地区があり、島の人口約百万人のうち半数近くが学生となっている。

 そのアカデミーでは高校生になると、アカデミー内のどこかの学園に入らされ星と呼ばれる物をゲームで奪い合うこととなっている。もちろんルールは存在している。大まかなルールとしては、一つ、学園島内の高校生は星によってランク付けされ、等級は1ツ星から7ツ星まで存在する。二つ、星は生徒同士の決闘や学園島で開催される決闘イベント、成績などの評価によって獲得することができる。三つ、ランクによって使用できるアビリティが異なるほか、利用できる店舗や施設が制限されており、ランクが高いほど高待遇を受けることができる。また色付き星という十数個しかない特殊なアビリティを持った星が存在する。色付き星を持っている相手に勝利すると、その星を奪うことができる。

 こんなところである。

 七つ星なんてアカデミーの中でも一人いればいい方だ。六星すらほとんどいない。……で、そんな七つ星、最低でも六星になれというのだ。ふざけんなよ、まじで。そんな優秀じゃないよ、私は。

(こいつなら、可能だろう。もし不甲斐ない結果を出し続ければ、勘当するかもしれんがな)

 ……でもまじで心を読んでも、私なら七つ星にもなれると本心から思ってるみたいなんだ、この父親。

 ……正気か?

 

 

 

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  • 天崎心記憶喪失ルート続編
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