エスパー・ライアー ライアー・ライアーの世界にエスパーが転生したようです 作:但野ミラクル
「……は?」
緋呂斗を突然見なくなったので、緋呂斗の家に行くと、緋呂斗が誘拐されたことを知った。姫路さんは隠してたけど、申し訳ないね。私に隠し事はできないんだ。
まあ、それはそれとして、犯人には後悔してもらおうか。私の怖さというものを存分に教えてあげよう。
「……ご主人様の居場所が判明いたしました」
「え? もう? まだ三日よね、篠原が誘拐されてから」
「はい、監視カメラにも一切映ってない誘拐犯を見つけ、ご主人様がいるところも判明させたようです。ただ、流石に疲れたらしく今少し寝込んでいるようです」
「……相変わらず規格外ね。味方で本当によかった。それはそれとしてまた無茶させちゃったわね」
ため息を吐きながら、莉奈はほっとした表情を浮かべました。
「莉奈、その意見には全て心の底から賛成しますが、ご主人様の救出に話を戻します」
「ええ、ごめん。お願い」
「はい、ご主人様がいらっしゃるのは地下のようです、そして現実とVRの融合させた決闘へと挑まれているようですね」
「決闘?」
「はい、脱出不可能に近い決闘のようですね。ただし、外部からハッキングでもされない限りは」
「なるほどね、で、誰がこんなことを?」
「……その、言いづらいのですが、泉家がやったようです」
「……あの子たちかしら、彩園寺への忠誠心が並外れてるものね、篠原を敵と見なしてこんなことをしても不思議はないわね」
「はい、泉家は彩園寺家を守る役割を持ってますから、例え自らが罰せられても彩園寺のためになるならやるでしょうね」
「とりあえず、泉家の子がいるからその子を揺さぶってみるわ、もちろん怪しまれない程度にね」
莉奈がそう言った二日後万全に整えられた状況でご主人様の救出が決行。無事助けることができ、一ヶ月後にはご主人様は七ッ星に、そして八ッ星へとなるための試練を受けるための資格を得たのでした。
ただ、あまりにもスムーズに行きすぎて誰かの干渉をひしひしと感じたのですが、その干渉をしたであろう人物はそっぽを向いて目を合わせてくれません。後、口笛も吹けてませんよ?天崎様。
敵対していた越智春虎も何故かおとなしくしていたので本当に謎ですが、まあ、おそらくあちらの要求とこちらの願望の両方を解決する手段でも提案し、協力させたのでしょう。
本当に規格外というかなんといいますか天崎様が野心家でなくてよかったとしかいいようがないですね。
敵意がないのは、毎日のようにご主人様の家に遊びに来ていることからも明らかです。秋月様などもいらっしゃるのでとても賑やかです。
「なんとか勘当はされないぽいのだけどさあ、家は継がないから将来どうしようかなあって」
「いっそ会社でも作ってみれば? 天崎ちゃんなら融資しようって人もいそうだよ」
「流石に会社はなあ、どこかに就職先を見つけて安定してからかなあ」
「天崎ちゃんって決闘はハイリスクハイリターンを好むのにそれ以外は堅実だよね」
この日常は奇跡、いや色んな人が紡いできたものでしょう。そして、その大部分を担ってきた人はそれを自覚していないものです。そんな自覚していない彼らを思いながら私は丁寧にお茶を淹れるのでした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
実はこの作品は途中で終える予定でしたが皆様の感想や評価、アンケートのおかけで続けられた面が大きく、少なくとも掲示板会辺りで終わらせる気でした。ここまで続けられたのは皆さんのおかけです。
本当にありがとうございました。しばらくこの作品の更新は休みますがまた別の作品や筆が乗ったときにお会いできたらと思います。
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