エスパー・ライアー ライアー・ライアーの世界にエスパーが転生したようです 作:但野ミラクル
そんなこんなで転生し高校に入らされた私だったのだが……。
「まじで?」「嘘ぉ!?」「化け物か?」「奴は化け物ではないのだろうか?いやそんなはずはない」「お前、なんで反語を日常会話で使ってんの!?」「ちくわ大明神」「やべえ」「誰だ今の」「まじかよ、あいつ」
やばい。暴れすぎた。やり過ぎた。
一年間で六星はやり過ぎた。
いや、ゲームとか人の分析をして、ひたすら勝負を挑むというゴリ押し戦法で挑んだだけなんだ。いけると思わないじゃん?しかも無敗で。いや確かに心は読めるし、ゲームに勝つための対策もすごく頑張ったよ?というか英才教育の中にその内容もあった。色々小細工もやった。
が、いくらなんでも目立ち過ぎた。いや急ぎ過ぎたというべきか。
星を手に入れるには自分より上の人にゲームで勝つ必要がある。そのため、自分より勝負慣れしている人に挑むという訳で、こちらとしても対策しない訳がない。ゲームの種類を調べ、対戦できそうな相手を探し、勝つ方法を見つけ出していった。そして半年で六星になってしまっていた。いや、まじでやり過ぎなければ普通に優秀な人材として見られたんだろうけど、今私を見る目が完全に化け物を見る目だからね。
どうしてこうなった!?
……それは化け物であった。天崎心という名の化け物。
あっという間に六星になった傑物であり、異物。
天才はいる、悔しいが。この言葉を短期間で目の当たりにさせられるとは思っていなかった。
彼女のプレイングはまさに完璧と言わざるを得ない程の凄まじさであった。
記録に残っているゲームは8戦、一戦目は星二に勝負を挑み完封、二戦目は星三に勝負を挑み辛くもの勝利だったが戦った相手はまるで彼女が縛りゲーをしていたように思えたと証言している。三戦目は星四の生徒と戦い二戦目と同じく辛勝、接戦の末に一手天崎心が勝利。これだけを見れば四ツ星相手に苦戦する実力に見えるが、対戦相手曰く最後に初見殺しの罠を仕掛けていたのにあっさり見破られたとのことだ。まるで
そして四戦目、五戦目、六戦目は三星に勝負を挑まれていた。ゲームの内容は基本的に星の数が低いプレイヤー側が選べるようになっている。つまり、天崎に勝負を挑んだ側がゲームを選んだ訳だが完勝。負けた側の心がへし折られそうになるぐらいの完勝で、天崎心がフォローらしきものをしていたので全員なんとか立ち上がれていたようだが、普通なら学校をやめていたかもしれない位には完勝であった。下手せずにもトラウマになる。観戦していただけで泣きそうになっていた奴もいた位だ。まあ、天崎心がゲーム中は無表情なのも原因の一つだとは思うが。あれは怖い。
七戦目は五ツ星に勝負を挑み、辛勝で勝利。しかしこの勝負はまるでわざと辛勝で終わらせたように見えると観戦していた高い星の持ち主が発言している。後から考えればこれは布石とも言えるのだろう。
そして今八戦目が行われ、六星に挑戦し、完勝する。これまで辛勝で星を獲得してきたことがまるで嘘のように、いや見せかけていただけだったのだ。辛勝したように嘘をついていた。欺いた、六星が油断をするように。あまりにもあまりな完勝。もし負けた六星が天崎心に百回勝負を仕掛けても百回は負けるだろうと確信できる程の完勝だった。
彼女は強い。最強の座さえ届くと思えるほどに。彼女がどこまでこのアカデミーを絶望に陥れ、伝説を残すのか、それは神のみぞ知るのだろう。もしくは
天崎心は強いていうならヒーロー、ヒロインのどっち?
-
ヒーロー
-
ヒロイン
-
どちらでもない