エスパー・ライアー ライアー・ライアーの世界にエスパーが転生したようです   作:但野ミラクル

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学園の設定は割りと適当です。ご了承ください。


生徒会長になる気はない

学園島ことアカデミーには番区ごとに学園が存在している。私は十一番区の弥生学園にいる。

 弥生学園はあまりゲームに強い学園ではない。二十ある学園の中で十位に入れることも希にある程度の実力だ。しかし、私は現在六星。最強の一角と言っても過言ではない立ち位置にいる。

 まあ、つまり――

「天崎さん、僕が卒業したら生徒会長になる気はないかな?」

 こういうことである。

 だってゲームで得た星の数で待遇が変わるのだから、生徒会長などの役職は星の数が多い生徒がなりがちだ。強いものに人は集まる。実に単純な真理だ。呂布とかまんまそんな感じの人物だ。

 そして、私の星は六つ、七つ星は一人いたら凄いレベルのところに六つ星を所有する生徒がいる。生徒会長からしたらこの人材を生徒会誘わない?冗談だろ?という話である。後今私を勧誘している生徒会長の心を読んで分かったけど、現在の求心力の低い生徒会をカリスマ溢れる組織にして、学園のモチベーションをあげたいとかも理由ぽいけどね。まあ、六つ星の生徒会長とか話題には欠かない。そりゃあ勧誘される。だが答えは決まっている。

「生徒会長、申し訳ありませんがお断りさせていただきます」

「……何故だい?」

「私には人を導く生徒会に向いていないからです。強い選手が強い監督になるわけではないと言えばわかって貰えますか?」

「ふむ」

「私はただただ目的のために動くだけで学園のためには動けないでしょう。他の人を生徒会長に誘ってください 」

「……ねぇ。天崎さん? その言い方だと生徒会長以外なら受けてもいいということかな?」

「ええ、まあそう取っていただいて構いません」

 正直生徒会に入れること自体はメリットがあるけど生徒会長なんて責任の方が大きい役職にはなりたくはない。色々この後の展開によって困りそうだ。よって生徒会長以外なら入れることも考えている。

「……なら、副会長をやってみないか」

「一つ条件込みでなら」

「……なんだい」

「将来生徒会長にならなくてよいなら副会長の役職に就かせていただきます」

「……分かったよ。まあ今年は任期が決まっているので来年からだけど宜しくね」

 

 

 

 

 

 

 彼女、天崎心は天才である。それが現生徒会長である僕の感想だ。何せ無敵の六星だ。弱いわけがない。だがそれ故に、扱い辛い。今も生徒会長を受けるか否かで少し揉めてしまった。生徒会長は大変な仕事だが、その分教師にも意見でき、他の学校にも影響を及ぼせる権力がある。まあ、うちの学校だと影響力は少ないけどね。

 だが彼女がいれば学校でのランキングを上げ、就職や進学にも優位に立ち得る。だから生徒会長に誘ったのだが、断られてしまった。副会長にはなってくれるみたいだから最悪の結果には陥らなかったみたいだけどね。最悪の結果は生徒会に不信を持たれ、他校にスパイ行動をされることだね。六星なら学園のランクが低くても問題ない。影響を受けるのは低い星の持ち主。それは避けたかった。まあ、生徒会の箔付けの意味合いもあったけど、そこは許して欲しい。求心力がないと組織は成り立ちにくい。勧誘はどうしても必要だったのだ。これくらいはおそらく彼女にばれているだろうが、まあばれていたところで問題ない。彼女とこの学校両方の利益になるよう、動けばいいのだから。

 

 

 

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