エスパー・ライアー ライアー・ライアーの世界にエスパーが転生したようです 作:但野ミラクル
かなりのネタバレがあるので、ネタバレが気になる方は原作を読んでから読むことをおすすめします。アニメを見ていた方はあまり気にしなくても大丈夫だと思います。
ゲームを挑まれたりする日々を過ごす私だがたまには娯楽の時間がほしくなる。そんな私の趣味はゲーム観戦だ。強いプレイヤー同士の戦いは見ごたえがあるのだ。
そんなわけで今日私は六星彩園寺更紗と七つ星との戦いを観戦しに来た訳だが……
(更紗、絶対負けないから。あなたの日常は絶対守ってみせる、ここで勝てばしばらくは大丈夫のはず、絶対勝つからね、……私が替え玉だってばれないためにこの戦いに勝って平穏な学園生活を守ってみせるから)
!????え?ちょっと待って?偽物?え?彩園寺家のお嬢様の彩園寺更紗が偽物?
偽物の彩園寺更紗とやらが気になってゲームの内容へと集中できない内にもどんどんゲームの展開は進んでいき、偽物の彩園寺更紗が無敗の七つ星へと至ったのであった。
いいのか?これ?下手するとこの学園を揺るがす大スキャンダルだが……まあ、いっか。うちの両親に話したところで悪いようにしかしない気もするし、何より証拠がない。彩園寺家にはしらばっくれれるだろうし、何か事情がありそうだ。
まあ、そんな感じで考えていたのだが、運が良かったのか、悪かったのか偶然彩園寺更紗の偽物を見つけた。そして聞いてしまったのだ。致命的な心の声を。
(更紗は今頃学校よね。普通の学校に通いたいって言った更紗を、誘拐されたと彩園寺家をだまして更紗を学園に通わせてもうすぐ一年か。赤星の能力で私が本物の更紗だと偽装、負けたら赤星を手に入れた者に嘘がばれるなんて綱渡りの生活ももう慣れたわね。あの子は元気にしているかしら。……この時限式の嘘がばれたら私は……、いや、これ以上は考えるべきじゃない)
……わーお。これはやばい。なんか長年謎だった特殊な星、赤星の効果が分かってしまった。憶測だが現実社会にも通用する偽装を施すみたいな能力だったのね。これはばれたら困るな。確かに。私は黙っておいた方がいいね、これは話せないよ。
なんて数ヶ月前の私は考えていた。
「ようお前ら。俺が新しい7ツ星の篠原緋呂斗だ。これから2年の間 お前らの頭を踏みつけトップに君臨し続ける男 それが俺だ」
……わーお。彩園寺更紗が篠原緋呂斗とかいう奴に負けたらしい。ちなみに今のはネットに出てた映像ね。……こうしちゃおれん。篠原とやらに会いにいって偽物の更紗ちゃんの秘密を暴露させないように動こう。更紗ちゃんが悪いことをしてるのはわかるけど私は私が応援したいものの味方なのだ。正義の味方ではない。
そんなこんなで篠原を探していた私は聞いてしまったのだ。
「知っているんでしょ? 私が本当は彩園寺更紗じゃないって!」
「は?」
「は、じゃない」
ん?これは、篠原の声?ん?篠原、偽物の更紗ちゃんの秘密を知らない?
その後、偽物の更紗ちゃんは自分の本当の名前が赤羽莉奈であること、彩園寺更紗の振りをしていたこと、赤星の嘘は自分より後の所有者の嘘を知れてしまうことを明かしたのだが、篠原の心の声は困惑でいっぱいだった。……あれ?これもしかして、彼もこの状況、イレギュラーなのでは?
「なあ、赤羽、いや彩園寺、それ全部お前の勘違いだ」
心の声を読むと、彼はなんと七つ星ではなく、一ツ星、赤星の効果で七つ星と偽っているだけだったらしい。そして情報を抜き出せるのは自分より星が低い者のみだから偽物の更紗ちゃんのことも知らないというわけらしい。
……どーすんの?この状況?まじどうしよう。……とりあえず、二人に協力したいからなんか話そう。……何を話そうこれ、だってやばい話してるんだよ?……仕方ない、脅そう。それしか多分丸く納めれない。私が二人に協力しながらこの状況を納めるにはね。
「聞いちゃった聞いちゃった! 君たちの秘密を聞いちゃったね!」
そいつは突如現れた。
「「は?」」
俺、篠原緋呂斗は色々あって、七つ星と偽ることとなったのだが、ゲームに負けた彩園寺更紗が実は本物の彩園寺更紗ではないとカミングアウトされた。なんか俺はそのことを知っているのにも関わらず事実を隠し彩園寺家を脅そうとしているように見えたらしいが、全くの勘違いである。俺は何でも一つだけ嘘を付ける赤星の力で偽物の七つ星と詐称しているに過ぎない。要するに全く彼女が偽物だと知らなかったのだが、彼女が自爆した。どうしようか、これ?まあ、ともかく説明をすることにした。そして、ある程度説明し終わったときに
「「は?」」
「……両方の秘密を聞いちゃったね、大スキャンダルだ」
「ち、ちょっと待ってあなた……」
「まあ、要求は後々していくつもりだからね。とりあえずチャットの友達登録しようか」
「え? え?」
「……拒否権はないよ? 偽物君たち?」
そう言われては言葉を返せない。弱味を握られたと認識できたのは恥ずかしながらそのときであった。
……どうすればいいんだ?
そう考えている間に突如現れた彼女はどこかに去ってしまった。
「……とりあえず、今すぐ秘密がばらされる訳では無さそうね。じゃなきゃチャットを交換する必要がないわ」
「……そうか」
学園に編入して早々厄介なことになったものだ。
「……あいつは何者なんだ?」
俺は赤羽、いや彩園寺に突如現れた彼女の正体を聞いた。
「……天崎心。アカデミー最強にして無敵と噂される六星よ」
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