エスパー・ライアー ライアー・ライアーの世界にエスパーが転生したようです 作:但野ミラクル
……どーすんだよおおお!!!篠原と更紗ちゃんにめちゃくちゃ警戒されてるじゃん!
そりゃいきなり現れて脅す奴は警戒するだろうけど、これしかなかったんだよ!
……なーんて心で絶叫してもどうにもならないのは知っている。でも絶叫したくもなるよ。だってテレパシーで篠原たちの心を覗いたらめちゃくちゃ私が警戒されていた、しかも私以外のゲームを挑まれた時にすらである。久我崎とかいう奴のことは全然接点ないのに私が焚き付けたんじゃないかと疑われていたぐらいである。一応、チャットで私は今回のゲームに関係ないと送ったけど、そのせいで余計警戒されたっぽい。あー、選択肢ミスったかも。
ともかく、二人をできればフォローしておこう。ばれない程度にね。
天崎心という目的がわからない奴と遭遇して一ヶ月ほど経った。
あれから連絡はない。俺は偽物の七つ星とばれないためのゲームを二戦していたが全く連絡がない。……まじで何が目的かわからない。要求がなんなのか、それがわからないと警戒も仕様がないがどんなことが起きても動けるようにしないといけない。
……ただそれよりも俺が偽物の七つ星だと周りに気づかれないようにする方が大切なので、とりあえず、二戦した。後は強い奴と戦えば周りを黙らせられると思うので、久我崎という奴とゲームをすることにした。まあ、その前に色々あったがそれは割愛する。何故か天崎心から、私は今回の件関係ないからね、チャットが届いたりとか訳のわからないことが幾つか起こったが割愛する。天崎心関連で色々検討した話なんて面白くもないからな。
まあ、それはともかく久我崎へのゲームに向けてできる限りの対策はした。
後はゲームに臨むだけである――
「……やべえ」
久我崎、想像以上に手強い。
久我崎と俺がしているゲームは二十七式遊戯、学園島にばらまかれた電子のカードを収集し、その中から五枚選び一枚ずつ自分と相手のカードの数字で勝負をしていく。三回勝ったら勝利、まあ、単純なゲームだ。だがそれ故に単純な方法で詰みにさせられることもあり得るゲームとなる。そう――
「くそ久久我崎のやろう、ほぼ全部のカードを集める気かよ!」
そう、集める必要がある配置されたカードを全部集めれば相手は詰むのだ。三回先取でゲームは終わるから三枚以上ないと負け確定だ。
やばい!くそ、どうすればいいんだ?
そう考えているときに協力をしてくれているメイド白雪姫路から連絡が来た。
「……ご主人様、どこからか謎の発信が送られて来ました。おそらくカードの位置情報です」
……え?……誰からだ?
「ご主人様のいるところからとても近いです。端末に表示しておきます」
「サンキューな、姫路」
ともかく、この状況じゃ行ってみるしかない。嘘の情報でもしょうがない。ないよりマシぐらいの蜘蛛の糸でもすがれるならすがるしかない。今カードが一枚しかないのだから。
「……結局誰だったんだ? 情報をくれたのは」
なんとか嘘とアビリティで久我崎に勝った俺は一人呟いていた。カードは結局二枚しか集まらなかったが、あの情報は明らかに俺らの味方がくれたものだ。そうでなければ伝える必要がない、本当の情報を伝える必要は。なんだかんだで、大怪我したり赤羽莉奈の秘密、彩園寺更紗は本当には誘拐されていないことなどを告げられたりしたが今一番気になるのは謎のメッセンジャーについてだ。
何故俺に力を貸した?何の得がある?今、俺の偽りの七つ星であるという状況を知っているのは赤羽莉奈、白雪姫路、後ハッキングとかしてくれているカンパニーのメンバー。でも誰も秘密裏に言う必要は……いや、もう一人いたか。天崎心。あいつも俺の状況は知っている。だがそれなら何故だ。要求するなんて脅してきたあいつが何故手助けする?あいつじゃない?でもあいつ以外だと候補がいない。……もし、助けてくれたのがお前だというならお前は何を考えているんだ?天崎心。
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