鋼の肉体で腐肉を潰すゲーム実況、はーじめーるよー。
前回はオープニングが終わるまでだったので、今回はその続きから。開始場所は…生徒会室? 珍しいこともあるものですね。キャラ詳細を早速覗いてみたところ、どうやら生徒会委員のようです。生徒会委員になると登場する高校キャラ全員に名前と顔を知られた状態になるので、うま味です。生徒会の選考はカリスマによるらしいので、通常の初期上限10あるからかもしれませんね。
それと初期装備も確認しましょう。昴君は横七から装備品を支給されており、固定で受信機、レーション、水を持っています。水に関してはペットボトル水なので自販機由来でしょうね。レーションは何日経っても劣化しない、栄養価抜群、うますぎる!! の三拍子が揃った神アイテムです。ですが一番大切なのはここからで、武器はランダムで選ばれます。大当たりは横七軍刀、サプレッサー付きサブマシンガン、当たりはサプレッサー付きハンドガン、外れ枠の手榴弾です。自決用かな?
結果としては手榴弾でした。RTAならリセ案件ですが、今回は実況。続行します。
初期装備がゴミだということが判明したところで、アウトブレイクまで屋上でりーさんと会話しつつ時間を潰しましょう。
裏では屋上菜園をしているりーさんを視察すると言う名目でさぼっている昴君を背景に、昴君が何故巡ヶ丘に派遣されたかの説明をしましょうか。
ここ巡ヶ丘ではランダルコーポレーションによるΩの研究がされており、Ωの漏洩がきっかけでパンデミックが発生したのは皆さんご存じの通りです。そしてそんな生物兵器の研究には多額の資金がいりますよね?
横七はその金の動きを嗅ぎつけ、何かが行われている巡ヶ丘に昴君を派遣したということになります。一応、他にも仲間はいたのですが、追加されたオープニングムービーで飛び去ったヘリに昴君以外の全員が乗っていました。何で置いていかれたのでしょうか、理解できません。
…おっ、下がドンパチ賑やかになってきましたね。
「なにかしら、あれ…」
ダメだりーさん、見るな!! お前が見ると精神がやられてデストりーさんになってしまう!!
「そ、そう…なの…?」
そうだよ(便乗)。
それでは昴君には今から廊下で殺し合いをしてもらいます。イベント戦仕様のため経験値は稼げませんが事態の把握と部員(未来)の撤退の援護です。めぐねえと由紀ちゃんは安定してきますが未覚醒ゴリラと覚醒素材先輩は囲まれ過ぎると到達できないことが私の屑運ではありました。(64敗)クソゲ―。何で確定じゃないんですか、私がやったことなんて精々階段に足が引っ掛かるような位置に糸を伸ばしただけなのに。
武器にはロッカーに入っていたモップを使いましょう。リーチがあるため安定して強いです。
くんじゃねえ、くんじゃねえ!! あっ…突き落としただけで死ぬなんて…ごめん…いや、元から死んでるわ。ペッ、ペッ。あっめぐねえとゆきちゃん!! こっちですこっち、屋上は安全ですよ!!
「す、昴君…今あなた何をして…」
やっべ、ヘロイン(ヘタレなヒロイン略してヘロイン)のめぐねえにかれら化した元生徒に唾吐いてるとこ見られた。誤魔化しておきましょう。
「そ、そうね。でもあなたは大丈夫なの!? あなたもいっしょに」
無理です。まだゴリラが来ていないからね。しょうがないね。先に行って、どうぞ。
「わ、分かりました。…先生も直ぐに戻ってきますからね!!」
ヘロインに期待していません。そのまま屋上で引きこもっていてください。巷では覚醒めぐねえなる存在が確認されているようですが、私のところには未実装です。実績として存在はしてるんだけどなー。
なんて自分の不運を嘆いていたら、後ろからかれら(一体)に絡まれてしまいました。HA☆NA☆SE!! ハッ、strength20の貴様になど遅れは取らぬわ、窓から投げ捨てましょう。…嚙まれる前でよかった。
「おい昴!!大丈夫か!!」
この声は、ゴリラ!!(正解の音) その背中には自分の体重かそれ以上はあるOBの覚醒素材がいますね。途中で投げたしたりしてなくてよかった。(143敗)
「先輩はあたしを庇って奴らに噛まれちまったんだ。だからどっかで応急処置しないと…」
うち屋上確保してんだけどさー、ちょっと一肌向いていかない?主に(覚)性的な意味で
モップ君がもっぷ(激うまギャグ)限界だから殿を努めつつ撤退しましょう。ここでワンポイント、ゴリラが屋上に行ったらすぐに続くのではなく、掃除道具入れのロッカー二つを扉前の廊下に置くことで擬似的なバリケードを作ってから行きましょう。こうすることでかれらが屋上の扉を叩いて正気度が減少するイベントの発生を抑えれますし、ゴリラが覚醒ゴリラになるシーンをカットできます。通常プレイでこんなことやろうものなら即死でしょうが、昴君ならロッカーを音を立てずに運べますからね。
屋上に出るとゴリラが覚醒素材の頭をスコップで何度も潰しているところでしたね。必要以上にやると全員の正気度が下がりますから止めて使用済み素材をブルーシートに包んでおきましょう。…ゴリラに一度攻撃されましたが、防げれたので不問にします。次はねえぞ。
といったところで本日はここまで、また次回!!
――
わけが分からなかった。
グラウンドの反対側で悲鳴があがったと思ったら、近くにいた奴が他の部員にかみついていて、それで…何も出来ずに佇んていた私を庇って、先輩はあいつらに噛まれた。何とかショックから立ち直ったあたしは先輩を背負って階段を駆け上がった。
中も悲惨で、先生が生徒を、生徒が先生を、生徒が生徒を食っている地獄絵図だったが、三階は違った。
「ウラーッ!!」
あたしと同い年だとは思えない体格の大男、昴。どんなスポーツでも勝つことができないあの男が、かれら相手に一人で戦っていた。階段から突き飛ばしたり窓から放り投げたりして一歩も引かずに戦っていた。
「おい昴!! 大丈夫か!?」
「こっちは!! その先輩は…」
「先輩はあたしを庇って奴らに噛まれちまったんだ。だからどっかで応急処置しないと…」
「屋上に行け!! 屋上は安全だ。俺もすぐに行く!!」
「分かった。…死ぬなよ!!」
昴に後ろを守られながら屋上の扉を開けると、そこにはめぐねえのほかに生徒が二人いた。めぐねえに協力してもらって先輩の応急処置をするため寝かせたら、すぐに立ち上がった。
「せ、先輩?」
「ゥォォオオ…」
「ヒッ…」
尻もちをついて後ずさり。目の前にいる先輩ではない何かに恐怖していたとき、冷たい金属が手に触れた。あたしはそれを握って、それで…。
「そいつもう死んでるぞ」
「黙れェ!!」
「…次はねえぞ」
気づいたら、服が血塗れの昴に向けて、スコップを振るってた。あいつはそれを片手で止めると、倉庫からブルーシートを持ってきて先輩を包み、外れに置いた。
「あっ…ごめ…」
「りーさん、少し話したいことがある」
戻って来たところを話しかけようとしたが、脇を通られ生徒の内の大きい方と耳打ちで何かを話す。その生徒は一度目を見開いた後、昴に一度頭を下げていた。
「先輩…」
ブルーシートに包まれたまだ生暖かいそれを触る。それとなってしまった先輩との思い出が私の脳裏を焼いていたとき、昴が近付いてきた。
「昴ぅ…あたし、先輩を…」
「ああ。分かってる」
「うっ…ぐすっ…」
こいつの前で悔し涙を流したことは何度かあったが、今はそのとき以上に涙が止まらない。
「うわああぁぁぁ!!」
ただ黙って頭を撫でてくれる昴の温かさだけが、あたしを励ましてくれていた。