燃え残り   作:名無し

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情報ログ“C4-621”

─ゲヘナ自治区・スラム街─

 

ドドドドッ!ドカーン!!

 

カヨコ「…よし、片付いたかな」

 

ウォルター「…これで仕事は終わりだ」

 

カヨコ「思ったより、手こずったね」

 

ムツキ「まあ、2人であれだけの数を相手したんだし、充分じゃない?」

 

カヨコ「確かに、社長がハルカの風邪をもらってダウンしてなければもう少し楽だったんだけど」

 

ムツキ「ハルカちゃんも看病で来れなかったしね〜」

 

カヨコ「まあ、片付いたは片付いたし、早いところ引き上げようか

ここはゲヘナの自治区から近いし…これだけの騒ぎを起こしたとなるとね」

 

ムツキ「シャーレのお手伝いって名目でも流石にダメ?」

 

カヨコ「風紀委員会が見逃してくれるかはわからないよ」

 

ウォルター「…車両に乗れ、長居は無用だ」

 

ガチャッ…バタン

 

カヨコ「……ねぇ、先生」

 

ムツキ「…これって、どういうイタズラ?」

 

ウォルター「…そういうつもりはなかったが、乗せろと言われた」

 

ヒナ「気にしないで、先生、出して」

 

ブロロロロ…

 

カヨコ「……これ、行き先は?」

 

ヒナ「地獄の反省部屋……なんてね、冗談よ

でも、ゲヘナ学園には向かってる、たまたま見つけたから、ついで私を送ってもらう事にしたの」

 

ウォルター「…便利屋への手出しは無しという事になっている、安心しろ」

 

ムツキ「そういうのは、先に教えて欲しかったなぁ…」

 

カヨコ「……はぁ…」

 

ヒナ「ここから目的地まで、この速度だと大体1時間半くらい…少し、退屈じゃない?」

 

カヨコ「……成る程、そういう事」

 

ムツキ「え?何?何?」

 

カヨコ(…さすが元情報部だけはある、この密室でヒナの提案を断れるわけがない)

 

ヒナ「先生、着くまでの間、少し昔話を聞かせてくれない?

キヴォトスの外での話、とか…」

 

カヨコ(…私も確かに興味はある、先生の元いた部下とか、あの機械についてとか)

 

ウォルター「……」

 

ヒナ「言いたくないのなら、構わないけど…例えば、前に私に言った…「お前のような奴」、の話とか」

 

ウォルター「……」

 

カヨコ「それって…先生の言ってた、前にいた部下のこと?」

 

ウォルター「…ああ…そうだ」

 

ヒナ「部下?…キヴォトスには…連れてこなかったのね、もし連れて来ていたらシャーレの部員なんて集める必要もなかったと思うけど」

 

ウォルター「……621を…か……あまり考えたことは無かった」

 

ヒナ「621?」

 

ムツキ「それが名前?数字に聞こえたけど」

 

ウォルター「他にも名前はある、レイヴン、G13(ガンズサーティーン)……621は…強化人間としての番号だ」

 

カヨコ「強化人間?」

 

ウォルター「…ACを操縦する為に頭を開き、脳内に機械を埋め込む手術をしている人間だ

…大抵は望んでなる物ではないが」

 

カヨコ「脳を…?」

 

ヒナ「……」

 

ムツキ「それって、危ないんじゃないの…?」

 

ウォルター「当然、危険な手術だ…技術が未熟だった頃は成功率は1割程度だったが、それでも何百人もの強化人間が生み出された…

全ては金の為だ…返しきれないほどの借金を背負った者や、何も持たずに産まれた者を利用する為の技術だ」

 

ヒナ「先生もその強化人間でお金を稼いでたって事?」

 

ウォルター「……表向きはそうだった」

 

カヨコ「表向き?」

 

ウォルター「…621の話だったな、あいつは…」

 

…車内に沈黙が流れる

 

ウォルター(…思えば、俺はあいつの何を知っている…何も、知らない、知ろうとしなかった…か)

 

ムツキ「…先生?」

 

ウォルター「……最初にあいつを見た時は、コールドスリープから目覚めた直後だった

…621は第4世代、いわゆる旧型の強化人間だ、買い手がつかなければつくまでの間は、そういう処置をされる」

 

カヨコ「ねえ…今更だけど、それってどうなの、法律とか…」

 

ウォルター「…人を殺すことを仕事にしている連中だ…ルール違反だからと止まることはしない

考えているのは…ただ、利益になるか、ならないか…それだけだ」

 

ヒナ「……」

 

ウォルター「621は…最初に見た時は手術の後にすぐコールドスリープに入ったからか、髪を全て剃られたままで酷く痩せ細っていた、栄養補給も最低限だっただろう

…人として必要な機能の殆どが死んでいた、残っていたのは最低限の生命維持機能と、脳に埋め込まれた機械だけだ

感情もほとんど無く、外部からの刺激を必要とする割りに不安定だった…」

 

ヒナ「そんな人を道具にしてたの?」

 

ムツキ(もしかして…先生ってメチャクチャ悪い人?)

 

カヨコ(どうだろうね)

 

ウォルター「…そうだ、俺は621を利用していた…そういう関係だった、それを否定はしない…それが仕事だった」

 

ヒナ「……」

 

ウォルター「だが…」

 

ヒナ「?」

 

ウォルター(俺は、俺なりに621に向き合ったつもりだ…

それが、どんな終わり方であったとしても、俺は…)

 

ウォルター「…なんでもない……621は特別だった、ただ強いという話ではない、あいつなら、どんな仕事でも果たせると…そう思わせる何かがあった…

事実、621はやり遂げた…俺の知る限り、最強の傭兵だ」

 

カヨコ「最強の…傭兵」

 

ヒナ(あの時見た3体のACもかなり手強そうだったけど、先生がそこまで言うとなると…

もし、もし対面したとしたら…)

 

ウォルター「だが…あいつは、少し抜けているところがあった、単独でルビコンに行かせた時は持たせた糧食を直ぐに食べ切ったらしい…

補給が間に合ったから良かったが…危うく餓死するところだったと聞いた」

 

ヒナ「…食い意地が張ってるの?」

 

ウォルター「いや、自分で食事をする事に慣れていないせいで空腹になるたび満腹になるまで飲み食いしてしまったらしい…

必要な時期に足りなかった栄養を体が補おうとしていたんだろう…俺も止めるべきだとは思ったが…

あんなレーションですら嬉しそうに食べる621を止められなかった…

アレを思えばキヴォトスの食料は随分と質がいい…空崎(そらさき)の言う通り、連れてくれば621も喜んだだろう」

 

ムツキ(…んー…?)

 

カヨコ「先生もそのレーションを食べてたの?」

 

ウォルター「…食事にこだわりはあまりなかった

何より、消化系の弱い621の前ではな…興味を持てばなんでも口に含む、だが消化できずに苦しむ事も多々あった

だから俺もレーション以外は食べないようにしていた」

 

カヨコ「…そうなんだ」

 

カヨコ(…なんていうか…まるで、子育ての話を聞かされてるみたい)

 

ウォルター「…最初は大人しかったが、様々な刺激を受けて好奇心が強くなっていた…

最後には、友人もできた様子だったが」

 

ヒナ「…随分と、嬉しそうに話すのね」

 

ウォルター「……」

 

カヨコ「今、その人はどうしてるの?」

 

ウォルター「…生きているかすら、わからない…俺が最期に621に会った時…俺たちは、お互いを殺そうとしていた」

 

カヨコ「え?」

 

ヒナ「殺し合い…?」

 

ウォルター「…目的を果たすまで後一歩というところで621と敵に捕まった、俺は…621を逃し、自由にすることには成功したが…

目的を違えた621と戦うことになり、負けた」

 

ヒナ「…負けたって、ACに乗って?ACごとやられたの?」

 

ウォルター「ああ」

 

ヒナ「……」

 

カヨコ「…殺されかけたってことでしょ?

恨みとか、そういうのは…」

 

ウォルター「無い…と言えば嘘になる…悔いは残った

だが…俺は621の選択を責めるつもりはない…俺と同じ、“友人”の為の選択だった」

 

カヨコ「……」

 

ヒナ「…やっぱり、先生って変わってるね」

 

ウォルター「…そうか」

 

ヒナ「…外の世界では…命のやり取りが、常なの?」

 

ウォルター「…俺たちの居たところが特殊だっただけだ…

闘争を望まず、自分の身の丈以上を望まなければ…あんな仕事はしなくてもいい…

だが、強化人間は別だ…普通の生活を手に入れるには、大金が必要になる

再手術をして、普通の生活を手に入れる為には…かなり危険な橋を渡る事になる…

過去にあった仕事の話だが…」

 

 

 

──

 

 

……

 

ウォルター「…621、今回の仕事は、封鎖機構の拠点にある、エネルギープラントの破壊だ

燃料タンク、そして基地の最奥にある精製プラントを破壊しろ」

 

621「……」

 

ウォルター「道中の敵戦力の撃破にも追加報酬が設定されている、余裕があるなら狙え

行くぞ、621…仕事の時間だ」

 

621を乗せた機体が地上へと降下する

 

──

 

執行隊員「し、侵入者…ぐっ!?」

 

執行隊員「基地全体に共有…!うぁぁっ!?」

 

執行隊員「何者だ…!AC単騎で基地に強襲などと…!」

 

ドドドドドド!

 

新たに出てきたMTがミサイルの餌食になり、吹き飛ぶ

 

ウォルター「621、前方からタンク護衛のLC機体が接近している

相手の方が機動力は上だ、気をつけろ」

 

621「……」

 

LC機体から姿を隠す様に建物の裏へと移動し、身を隠す

レーダー反応を確認しているのだろうか、敵機体が建物に接近した瞬間飛び出し

 

ダンッ!…ダンッ!

 

ショットガンを撃ち込み、撃破する

 

ウォルター「良くやった、見えるか621、ドーム屋根が目標のプラントだ、マーカー情報を更新する、目指して進め」

 

621「……じゅる…ズズズ」

 

携行食を啜る音が通信回線に響く

 

ウォルター「…またか」

 

空腹に耐えかねたのだろう

作戦中は気管に詰まる事や戦闘時の加速によるGで嘔吐するなどにつながるリスクから食事は控えさせたい

だが、621にとって空腹は耐え難い事らしく、これならとゼリータイプの携行食を食べる様になった

 

ドドドドドドッ!ダダンッ!

 

ウォルター「…タンクの破壊を確認した」

 

そして、仕事も確実にこなしている

何も問題はない、無用な心配だ

 

ウォルター「…目標のプラントを補足した、621、破壊しろ」

 

ドドドドドドッ!ドカーン!!

 

ウォルター「目標の破壊を確認した、621、仕事は終わり…いや待て」

 

ザザッ…ザーッ…

 

ウォルター「機体反応、高速で接近しているぞ…621、聞こえるか」

 

特務士長「コード23、現着」

 

特務少尉「ウォッチポイントからの報告通りだな、識別名レイヴン、リスト上位、優先排除対象だ」

 

2体の機体が621から少し離れた位置に降り立つ

 

ウォルター「この識別反応、封鎖機構の特務機体か…

撒ける相手ではない、排除しろ、621!」

 

その言葉と同時に621のACが動き出す

 

ウォルター「特務機体、エクドロモイ、特定目標の排除を任務とする高機動機だ…遠距離タイプと近距離タイプの2機編成だろう…

パイロットの練度も並みではない、まずは片方を潰せ、連携を阻止するんだ、621」

 

障害物を利用し、敵からの死角をつくりながら移動する

 

ウォルター「そうだ、そのまま誘い込め…おそらくそいつが…」

 

そして先行して追いかけてきた機体へ振り向きざまにショットガンを撃ち込む

 

ダンッ!

 

エクドロモイの左腕がひしゃげ、手に持っていたマシンガンが吹き飛ぶ

 

特務少尉「くっ…!?だが!」

 

ウォルター「やはりな、そのエクドロモイの右腕には近接兵装が装備されている、接近された以上間違いなく使ってくるぞ」

 

エクドロモイの右腕が青く光る

レーザーパイル、集中させたエネルギーで相手を貫く近接武器だ

…が

 

ガシャン…ガ…ゴッ!

 

それを迎え撃つ様に、621が左腕の装備を起動する

 

そして、お互いが接近しきったところで互いの腕が前方へと突き出される

 

ドッ!!

 

エクドロモイの右腕ごとコアブロックを貫いた鉄芯が引き抜かれる

 

パイルバンカー…爆発の衝撃力で内蔵された鉄心を押し出し、貫く武器…

取り回しは劣悪だが、その威力は…目の前の大穴が証明した通りだ

 

バチバチッ…ドカン!

 

特務士長「コード31C…少尉が撃破されました……了解、続行します」

 

ウォルター「まだだ、集中しろ、621…狙撃がくる」

 

もう一機のエクドロモイから紫の光線が放たれる

 

ウォルター「やはり遠距離型か、装備しているのはプラズマライフルだ…直撃は避けろ」

 

621「……」

 

バチッ…バチバチッ…!

 

621のACを白い光が包み込む

 

特務士長「あれは…パルスアーマーか…!」

 

パルスアーマー、電磁パルスの防壁を展開し、敵からの攻撃を防ぐ

 

これならばライフルの直撃を受けたとしても、ダメージが通ることはない

 

ウォルター「いい判断だ、効果時間が切れる前に接近しろ、621」

 

特務士長「くっ…パルスアーマーの効果が切れるまで…」

 

エクドロモイが空中へと逃げるが、621も即座に全速力でエクドロモイへと迫る

距離を離しながら射撃を続けるエクドロモイへとミサイルをばら撒きながら徐々に距離を詰める…

 

特務士長「そろそろだ…!独立傭兵レイヴン、貴様はここで排除する…!」

 

プラズマライフルがチャージされ、強く光を放つ

 

621「……」

 

…パチッ…バシュン

 

パルスアーマーが消失した瞬間、プラズマライフルが放たれる

 

特務士長「……な…居ない!?…ど、どこだ!当たったのか!?」

 

ガンッ

 

真上からエクドロモイを蹴り飛ばし、そしてコアブロックにショットガンを突きつけて撃ち込む

 

特務士長「な…馬鹿な…エクドロモイに…ついてくるだと…!?」

 

ドンッ!

 

ウォルター「アーキバスめ、この展開も織り込み済みか…連中にとっては体の良い宣材だ…

…621、良くやった、戻ってゆっくり休め」

 

621「……」

 

……

 

ヒナ「相手は2人で、相当の練度だったんでしょう?」

 

ウォルター「621の方が強かったというだけだ」

 

カヨコ「…危険な橋を渡るって話の割に、随分と余裕そうだったけど」

 

ウォルター「…その仕事では安く使われた

道中の敵戦力の撃破毎に報酬が加算される契約だったが、目標達成後に現れた機体、エクドロモイへの撃破報酬は無かった

…アーキバスは目的達成後のイレギュラーにまでは金を支払わなかった

なんの見返りもなく、リスクを背負わされる事もあると言う事だ」

 

ムツキ「…いい様にされちゃったって事?」

 

カヨコ「それを狙ってやったってあたり、アーキバスって企業はなかなかやり手だね」

 

ウォルター「俺もそこまで注意が回らなかった、無事に済んだから良かったが…

どんな仕事でも、一瞬の判断ミスが生死を分ける…常に死と隣り合わせの危険な橋だ」

 

カヨコ「……」

 

ヒナ「…先生、その621って人の事、どう思っているの?」

 

ムツキ「あ、もしかして家族とか?というか…子供とか?」

 

ウォルター「…621が家族…か…

……考えた事もなかった…ただ、俺はあいつに普通の人生を取り戻して欲しかっただけだ」

 

カヨコ「普通の人生…」

 

ウォルター「…再手術のための充分な金が手に入れば、目的を果たして俺たちは2度と合わないはずだった

…それだけの関係だ」

 

カヨコ(…やっぱり、先生は…)

 

ムツキ「…先生、つまんな〜い…」

 

ウォルター「……」

 

カヨコ「ムツキ…私からも聞いておいてなんだけど、これ以上はデリカシーがないと思う」

 

ムツキ「え〜」

 

カヨコがヒナを見る

 

ヒナ(…そうね、これ以上は無意味…知りたいことは知れた

今は先生は私達にとって無害、これ以上の詮索は無意味…)

 

カヨコ(…先生は、621って人を失って、今はまだ、その喪失感の中にいるのかも)

 

ムツキ(どうしよっかなぁ…これ以上変なこと言うとホントに怒られそうだし〜…)

 

ウォルター「……なんだ」

 

ヒナ「…先生、今度何かあったら私を頼って、このお話を聞かせてくれたお礼」

 

ウォルター「…そうか、必要ならそうする…

だが、風紀委員会が暇とは思えないが…」

 

ヒナ「暇じゃないけど、2、3時間なら空けられるから」

 

ムツキ(2、3時間…?)

 

カヨコ(休みの日を使えばいいんじゃ…いや、そういえば…)

 

ウォルター「……空崎、お前は……そうだな、普段何時間寝ている」

 

ヒナ「…どうしてそんな事を?」

 

ウォルター「…前より目元のクマが深くなっている気がした」

 

ヒナ「…そう」

 

カヨコ「ゲヘナの風紀委員長は深夜の2時や3時に出歩いてるのを見たって話があるけど」

 

ヒナ「……」

 

ウォルター「…何時間寝ている」

 

ヒナ「…3時間くらい」

 

ウォルター「…そうか」

 

──

 

カヨコ「ありがとう先生、お疲れ様」

 

ムツキ「バイバ〜イ」

 

ガラッ…バタン

 

ヒナ「…先にゲヘナ学園に行ってくれるはずじゃなかったの?」

 

ウォルター「…ここから学園まで、1時間はかかるだろう」

 

ヒナ「え?」

 

ウォルター「…空崎、眠れ」

 

ヒナ「でも…」

 

ウォルター「…よく休め、お前は充分頑張っている…」

 

ヒナ「……」

 

ウォルター「風紀委員会がお前が居なくては回らないのだとしたら、それ自体が解決するべき根本的な問題だ

…一度ゆっくり休め、どうせあと1時間はかかる」

 

ヒナ「…着くまではどうせ何もできない…か…

そうね…先生、ありがとう」

 

──

 

ヒナ(…車の揺れが心地いい……なんだか、ポカポカして、安心する…)

 

ヒナ「……ねえ、先生…」

 

ウォルター「どうした」

 

ヒナ「…私…いつか、先生は…敵になるのかもって、思ってる…

危険な存在だって…もし、裏切られたらどうしようって…」

 

ウォルター「……」

 

ヒナ「でも…そんなの考えてても、楽しくない……もう、何も考えたくない…」

 

ウォルター「…そうか」

 

ヒナ「………」

 

ウォルター「…眠ったか」

 

──

 

ヒナ「…ありがとう、少し元気になった気がする」

 

ウォルター「…風紀委員会の業務の話だが…」

 

ヒナ「大丈夫、実は…私、もうしばらくしたら、引退するの」

 

ウォルター「引退?」

 

ヒナ「そう、今は水面下で進んでるだけだけど…全部うまくいけば、きっと…だから、もう少しだけ頑張る

心配しないで、私は大丈夫だから」

 

ウォルター「……そうか、無理はするな…」

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